俺の居場所

さくや

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「んっ…ふぁ…はぁ…んっ…んぁ…」

キスをしながら柊は片手で俺の胸の突起をもう片方の手で俺のものをいじり、俺の快感を引き出そうとする。

「いつも思うが感じやすいよな、ナツメの身体って。少しいじってやるとすぐかわいく反応してくれる。
まっ、口はわるいけどな。」

「うっ…るさ…っい…はぁ……まっ…いか…い…
ふぅ…やる…ま…でが…んっ…なが…いん…だっ…
よ!」

本当に前戯がながい、毎回、俺はさっさとヤッて終わりたいのにこいつはやたら時間をかけたがる。
おかげで俺はこいつのを受け入れる前からイキ過ぎて疲れる。

それにイキ過ぎのせいであまり記憶に残ってることが少ないんだよなぁ。
自分が言ったこととかあやふやだし。

というかこいつの攻め方は鬼畜だと思うんだよな!
人の快感を高めるだけ高めておいてイクことはさせず、楽しむって鬼だよ!

しかも、イカせてほしかったらってさんざん条件だすし!

普通に犯れよ!


まぁ、それでもイキたいから結局は柊の思い通りになっちまうだけど…
なんかなっとくいかねー!!
「はっ…んっあぁ……もっ…いい…だっ…ろう」

「つらそうだな?もうイキそうか?」

柊の奴がそんなこと聞いてくる。
はっきりいって、辛いに決まってんだろうが!!

さんざん、俺の胸の突起やものをいじって、そのくせ絶妙な加減で快感は引き出すがイクまでではない状態を維持されたらこっちが辛いのはわかりきったことだろ!!

まじで、ふざけんなーーー!!

「わぁ…かる……はっ…だ…ろ」

「そうだな。男ならこの状態は辛いよなぁ?」

ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべながら言ってくる。
だいたい、この顔を浮かべているときはろくなことじゃないことはこの1ヶ月でよくわかっている。
何する気だ。嫌な予感しかしない。

ただ、今の俺には抵抗する気力が残っていないので考え、警戒することしかできないのだが……
そんなことを思っていると柊は俺の力の入っていない脚を開かせ、その間に自身の身体を割り込ませると俺の屹立したものに顔を近づけ、そのまま咥えた。


「ひあぁぁぁぁ………」

イク寸前だった俺は舌で裏筋を舐められ、先端を刺激され、さらに吸われる。
激しい口淫に俺はあっさり完敗し、精を柊の口の中に放った。
ゴクッとした音がする。

どうやら柊が俺の放った精をそのまま飲んだらしい。

おいしいものじゃないと思うだが………
そんな風にイッた後の余韻に浸っていたら柊はそのまま俺のを咥え、刺激しながら指を2本一緒に後孔へ差し込んできた。

さんざん慣らされて俺の中は柊の指を咥えこみ、離さないよう締め付けている。
ほんと、自分の身体だがここまで快楽に貪欲だとは思わなかった。

嫌になってくるなぁ~。
クチュクチュとした水音が後孔からし、前は柊のあたたかい口内に含まれ、前と後ろ両方からの刺激に俺のものはまた硬さを取り戻していく。

「あぅ…はぁ…そこっ、んぁ…だっ…め…ふぁっ」
しばらくして俺はまたイキそうになるがその寸前に後孔から指が抜かれ、口淫も止まった。
ちなみにいつのまにか指は3本になっていた。
いつのまに……

「はぁ、はぁ………」
前と後ろのせめが止まり、俺は息を整え、くるであろう次の行為による快楽の刺激に備える。
はっきりいって、もう限界が近く、備えるという受けの体勢でしかいられなかった。
限界超えるとたぶんまた、
記憶がとぶんだろうなぁ~

なんてことを思っていたりもしたがまさか予想以上のことを柊の奴がすると俺はこの時、思いもしなかった。


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