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一部
斎藤 回想①
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「電話」
「はい」
俺は仕事中やった。先日金を持ち逃げし店の女を連れて飛んだ最後の一人が捕まったのは良かったが金のありかがわからず焦っていた。使い込んでたり誰かに渡ってないかあらゆる事を聞いたがこいつはなかなか口を割らなかった。日にちも経っていてどこかに流れていれば大目玉では済まされない。それを吐かすのに手間取っていた。
「すまん、続きしよか」
「あ、俺も電話です。すんません。…今忙しい。和田さんと一緒や」
相手は俺の世話役の西原からだった。西原は俺より十歳ぐらい上の古参の組員。こいつからの電話は珍しくは無かった。そんな西原にたまにテンダーをやらせて美日下の様子を見て貰っていた。電話はその美日下が襲われたという内容だった。
「どういうことや!」
聞けば薬に狂ったシオンの客が美日下を間違って襲ったとのこと。幸い西原がすんでの所で助けたらしいが怪我を負ったのとちょっとした騒ぎになっていると話した。こっちは和田さんに任せて俺は美日下の方へと行こうと思った。シオンは金になるしあの場所が騒ぎになれば警察も来ていろいろ面倒な事になる、そう理由をつけ美日下に会いに行こうとこの場を和田さんに任せたかった。
「和田さん、すんません。急用ができました」
「どうした」
「ちょっと、シオンの事でいざこざがあったみたいで…緊急で行きたいんですが…」
と話している途中で西原はある人物の名前を出した。
「は?何でそこで加成さんの名前がでてくるんや!」
西原は加成さんの命令で動いていてその命令が優先だと言った。しかも、美日下を加成さんの所に連れて来いと言われたようで理由を聞いてもすみませんの一点張りだった。
「何で連れてかなあかんねん!拒否しろ!今から行くから待っとけ!!」
電話を切ると和田さんに事情を説明したがそんな会話を聞いてでた答えは。
「駄目や」
「何で和田さんも止めるんですか!俺らの管轄やないですか!」
「こっちの仕事も片付いてないのにいけるか。あっちは西原に任せろ」
「嫌です」
「優先順位を考えろ」
「あっちが優先です」
俺は思いきりはたかれた。それでも納得がいかなかった。
「馬鹿みたいに駄々こねてんじゃねぇぞ!金の方が大事やろが!」
わかってない。結局、シオンにも美日下にも影響が出れば同じぐらいの金勘定やけどそこはまぁええ。この人に話してもわからん話やから。それより一刻も早く美日下の元に行きたかった俺はこんな所で時間を食ってる暇はなかった。和田さんになんと言われようと行くと決めた。
「吐かせたらいいんですよね?」
「あ?」
それから車に乗り込んだ俺は西原に電話をかけたが話し中だった。何度かけても美日下には繋がらず焦っていた。西原の携帯がやっと繋がった頃には大分時間がたっていてアパートのすぐ近くまで来ていた。冷静に考えてみれば西原は俺より先に和田さんに電話をしていたに違いない。でなきゃ、優先順位だの俺を止める事などしない人だ。つまり、美日下を連れて行くまでの足止めに使ったんや。
「今どこや!!」
電話で西原に確認すると既に美日下は加成さんに届けられた後やった。俺は西原を呼び出し落ち合うことにした。
佐野 美日下 通信のスクール学校在中。父親は中学の時交通事故で死亡。母親はそのショックでうつ病。仕事をするも続かず転々としていた。働けなくなりあっという間に闇金に借金。どこにでもある良くある典型的な闇落ち。それが17歳になる息子に全部まわってきた。人とあまり関わりをもたされず過ごしてきた息子は世間知らずで借金もあることも知らされておらず俺の所に話がきた。
最近は男の方が儲かり売り飛ばして稼ぐのが主流で俺はその下見に来てた。見た目は上々で男受けしそうな体に17歳にしては妙な色気もあった。少し寂しくそうな出で立ちは店に出したら飢えたオヤジどもがすぐ飛び付くやろうなぐらいにしか思ってなかった。
身辺調査は楽やったけど…俺は美日下が気になっていた。一目惚れといえば簡単やがそれもしっくりこんくてただ気になる存在やった。
この子はホンマに何も知らんで借金背負わされて風俗に入れられるんやなと。無理やり俺らの世界に連れ込んで人生全て終わらせてしまう。そんな事言うてたらヤクザなんて成り立たんのやけど、見張ってた時にカフェに入って飲み物飲んでるあの姿を消すんやと思ったら急に心が寂しくなった。それから何でか心に残ってしまっていた。ほんの数日やったけど実際会う頃には渡したくないとまで思い始めていた。
引き止めた所で何がどう変わるわけでもないしと思っていたが結局引き止めてしまった。突発的な行動をしたのは初めてではないけど、してはならない事をしたのはこれで2回目め。しかも同じ轍を踏みそうになってる。学習してないんかと自問自答したが俺の何かが引き留めさせた。
俺としても引き留めたからには早く名目をおいて加成さんから離そうと必死やったけどあの人の嗅覚は異様やった。
加成さんが事務所に入って来たときは正直ダメかと思った。計算高いあの人がわざわざあんな場所に来るなんて美日下を見に来たに違いない。確かに持ち逃げのトラブルもあったけどそれだけじゃ来るはずもなかった。そのまま連れて帰られるかもと思ったが俺にやらせ自分は手を下さなかった。今思えばこの時から俺をそういう奴やと印象付けてたのかもしれん。けど、あの人の前でぬるいことをやってたらすぐに潰されてしまう。ぬるい選択枠がない美日下には俺の監視下に置いて俺の物や言うて下で働かせるのが一番楽やからそうしたかった。
一番キツいのは加成さんの所に行くことやから…せやのに。
「何で渡したんや!!」
「命令です」
西原は徐にポケットに手を突っ込みチップを俺に渡した。
「まだ、これは渡してません」
「これでおさめろ言うんか」
「今はこれしか、コピーは取りますか?」
「当然や」
俺は現場で何があったか確かめた。音声は途切れ途切れにしか聞こえず画像も途中できれていたが美日下が襲われている姿はハッキリわかった。
「警察は」
「とりあえず、来てないです。ダミー立てて酔っぱらいの喧嘩にして大家には美日下は今旅行で友達に貸してるだけだと話してもらいます」
「そんなんでいけるんか。もう少し考えんと、美日下は大丈夫なんやろな」
「殴られたのとハサミで切り傷が、医者に見せるそうなんで大丈夫かと」
「そっちちゃうわ!何でよりによって!」
「間違ってかけたとは言ってましたけど加成さんが怪我人やるかどうかですね」
「やるやろ、そんなん関係ないからな。戻ってきたら本人に聞くけど面倒臭い、今から加成さんとこ行って取り戻してくる。間に合うかもしれん」
「そんなことしたら余計火に油です。加成さんにかけたのがあいつの運命です。取られるだけならまだしも今回は降格や飛ばされでもしたら…」
「知らん!」
「駄目です。この先もヤクザでいたいなら我慢してください」
「なら、いつまで預かるんや」
「怪我の感じからして一週間程度かなと」
「はぁ?一週間も待てるか!!あの人とおって何もないわけないよな?わかってるよな?加成という男がどういう男か!」
「…すみません、俺にできるのはこれぐらいしか」
「くそ…」
「大事な会議もありますからそれどころじゃないと思いますけど。ただ斎藤さんが今何かしたらペナルティがあるとは思います」
「…襲ったやつどこや!!」
「一応、箱入れときましたが…」
「なんや」
「和田さんに居場所は教えるなと言われてます」
「西原!!お前、誰の命令が優先なんや!!」
「すみません、今回は加成さんです」
「なら、箱は教えてもええやろ!」
「和田さんから電話で絶対教えるなと言われてます。またあそこともめたら厄介ですから。あっちで何したんですか?」
「水に浸けて吐かせただけや」
「…当分風俗の方に回れと。今回は仕方ないです」
「はぁ…どいつもこいつも。んで、シオンは」
「まだ、直接は話してませんけど一応本人の無事は確認してます」
「わかった。俺から話す」
西原と別れると今度はシオンに連絡した。事情を説明し暫くは警戒と休みを取らせることにしたが意外にも美日下を気にしていた。
シオンが休みとなると売り上げが落ちる。俺は風俗の仕事にすぐとりかかり他に使えるやつを探す事にした。
「はい」
俺は仕事中やった。先日金を持ち逃げし店の女を連れて飛んだ最後の一人が捕まったのは良かったが金のありかがわからず焦っていた。使い込んでたり誰かに渡ってないかあらゆる事を聞いたがこいつはなかなか口を割らなかった。日にちも経っていてどこかに流れていれば大目玉では済まされない。それを吐かすのに手間取っていた。
「すまん、続きしよか」
「あ、俺も電話です。すんません。…今忙しい。和田さんと一緒や」
相手は俺の世話役の西原からだった。西原は俺より十歳ぐらい上の古参の組員。こいつからの電話は珍しくは無かった。そんな西原にたまにテンダーをやらせて美日下の様子を見て貰っていた。電話はその美日下が襲われたという内容だった。
「どういうことや!」
聞けば薬に狂ったシオンの客が美日下を間違って襲ったとのこと。幸い西原がすんでの所で助けたらしいが怪我を負ったのとちょっとした騒ぎになっていると話した。こっちは和田さんに任せて俺は美日下の方へと行こうと思った。シオンは金になるしあの場所が騒ぎになれば警察も来ていろいろ面倒な事になる、そう理由をつけ美日下に会いに行こうとこの場を和田さんに任せたかった。
「和田さん、すんません。急用ができました」
「どうした」
「ちょっと、シオンの事でいざこざがあったみたいで…緊急で行きたいんですが…」
と話している途中で西原はある人物の名前を出した。
「は?何でそこで加成さんの名前がでてくるんや!」
西原は加成さんの命令で動いていてその命令が優先だと言った。しかも、美日下を加成さんの所に連れて来いと言われたようで理由を聞いてもすみませんの一点張りだった。
「何で連れてかなあかんねん!拒否しろ!今から行くから待っとけ!!」
電話を切ると和田さんに事情を説明したがそんな会話を聞いてでた答えは。
「駄目や」
「何で和田さんも止めるんですか!俺らの管轄やないですか!」
「こっちの仕事も片付いてないのにいけるか。あっちは西原に任せろ」
「嫌です」
「優先順位を考えろ」
「あっちが優先です」
俺は思いきりはたかれた。それでも納得がいかなかった。
「馬鹿みたいに駄々こねてんじゃねぇぞ!金の方が大事やろが!」
わかってない。結局、シオンにも美日下にも影響が出れば同じぐらいの金勘定やけどそこはまぁええ。この人に話してもわからん話やから。それより一刻も早く美日下の元に行きたかった俺はこんな所で時間を食ってる暇はなかった。和田さんになんと言われようと行くと決めた。
「吐かせたらいいんですよね?」
「あ?」
それから車に乗り込んだ俺は西原に電話をかけたが話し中だった。何度かけても美日下には繋がらず焦っていた。西原の携帯がやっと繋がった頃には大分時間がたっていてアパートのすぐ近くまで来ていた。冷静に考えてみれば西原は俺より先に和田さんに電話をしていたに違いない。でなきゃ、優先順位だの俺を止める事などしない人だ。つまり、美日下を連れて行くまでの足止めに使ったんや。
「今どこや!!」
電話で西原に確認すると既に美日下は加成さんに届けられた後やった。俺は西原を呼び出し落ち合うことにした。
佐野 美日下 通信のスクール学校在中。父親は中学の時交通事故で死亡。母親はそのショックでうつ病。仕事をするも続かず転々としていた。働けなくなりあっという間に闇金に借金。どこにでもある良くある典型的な闇落ち。それが17歳になる息子に全部まわってきた。人とあまり関わりをもたされず過ごしてきた息子は世間知らずで借金もあることも知らされておらず俺の所に話がきた。
最近は男の方が儲かり売り飛ばして稼ぐのが主流で俺はその下見に来てた。見た目は上々で男受けしそうな体に17歳にしては妙な色気もあった。少し寂しくそうな出で立ちは店に出したら飢えたオヤジどもがすぐ飛び付くやろうなぐらいにしか思ってなかった。
身辺調査は楽やったけど…俺は美日下が気になっていた。一目惚れといえば簡単やがそれもしっくりこんくてただ気になる存在やった。
この子はホンマに何も知らんで借金背負わされて風俗に入れられるんやなと。無理やり俺らの世界に連れ込んで人生全て終わらせてしまう。そんな事言うてたらヤクザなんて成り立たんのやけど、見張ってた時にカフェに入って飲み物飲んでるあの姿を消すんやと思ったら急に心が寂しくなった。それから何でか心に残ってしまっていた。ほんの数日やったけど実際会う頃には渡したくないとまで思い始めていた。
引き止めた所で何がどう変わるわけでもないしと思っていたが結局引き止めてしまった。突発的な行動をしたのは初めてではないけど、してはならない事をしたのはこれで2回目め。しかも同じ轍を踏みそうになってる。学習してないんかと自問自答したが俺の何かが引き留めさせた。
俺としても引き留めたからには早く名目をおいて加成さんから離そうと必死やったけどあの人の嗅覚は異様やった。
加成さんが事務所に入って来たときは正直ダメかと思った。計算高いあの人がわざわざあんな場所に来るなんて美日下を見に来たに違いない。確かに持ち逃げのトラブルもあったけどそれだけじゃ来るはずもなかった。そのまま連れて帰られるかもと思ったが俺にやらせ自分は手を下さなかった。今思えばこの時から俺をそういう奴やと印象付けてたのかもしれん。けど、あの人の前でぬるいことをやってたらすぐに潰されてしまう。ぬるい選択枠がない美日下には俺の監視下に置いて俺の物や言うて下で働かせるのが一番楽やからそうしたかった。
一番キツいのは加成さんの所に行くことやから…せやのに。
「何で渡したんや!!」
「命令です」
西原は徐にポケットに手を突っ込みチップを俺に渡した。
「まだ、これは渡してません」
「これでおさめろ言うんか」
「今はこれしか、コピーは取りますか?」
「当然や」
俺は現場で何があったか確かめた。音声は途切れ途切れにしか聞こえず画像も途中できれていたが美日下が襲われている姿はハッキリわかった。
「警察は」
「とりあえず、来てないです。ダミー立てて酔っぱらいの喧嘩にして大家には美日下は今旅行で友達に貸してるだけだと話してもらいます」
「そんなんでいけるんか。もう少し考えんと、美日下は大丈夫なんやろな」
「殴られたのとハサミで切り傷が、医者に見せるそうなんで大丈夫かと」
「そっちちゃうわ!何でよりによって!」
「間違ってかけたとは言ってましたけど加成さんが怪我人やるかどうかですね」
「やるやろ、そんなん関係ないからな。戻ってきたら本人に聞くけど面倒臭い、今から加成さんとこ行って取り戻してくる。間に合うかもしれん」
「そんなことしたら余計火に油です。加成さんにかけたのがあいつの運命です。取られるだけならまだしも今回は降格や飛ばされでもしたら…」
「知らん!」
「駄目です。この先もヤクザでいたいなら我慢してください」
「なら、いつまで預かるんや」
「怪我の感じからして一週間程度かなと」
「はぁ?一週間も待てるか!!あの人とおって何もないわけないよな?わかってるよな?加成という男がどういう男か!」
「…すみません、俺にできるのはこれぐらいしか」
「くそ…」
「大事な会議もありますからそれどころじゃないと思いますけど。ただ斎藤さんが今何かしたらペナルティがあるとは思います」
「…襲ったやつどこや!!」
「一応、箱入れときましたが…」
「なんや」
「和田さんに居場所は教えるなと言われてます」
「西原!!お前、誰の命令が優先なんや!!」
「すみません、今回は加成さんです」
「なら、箱は教えてもええやろ!」
「和田さんから電話で絶対教えるなと言われてます。またあそこともめたら厄介ですから。あっちで何したんですか?」
「水に浸けて吐かせただけや」
「…当分風俗の方に回れと。今回は仕方ないです」
「はぁ…どいつもこいつも。んで、シオンは」
「まだ、直接は話してませんけど一応本人の無事は確認してます」
「わかった。俺から話す」
西原と別れると今度はシオンに連絡した。事情を説明し暫くは警戒と休みを取らせることにしたが意外にも美日下を気にしていた。
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