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第二十一話 四天王の先制攻撃
しおりを挟む貴族学院に入学してから3ヶ月が経った。
私は全ての教科の試験を受け、合格したため免除されている。
でも、エリーゼと一緒に受けられる教科は一緒に受けている。
それ他の時間は図書館の中で本を読み漁っている。
貴族学院の図書館は屋敷の書斎に比べて、蔵書量が何倍にもあり貴重な本も多数あるため、興味が引くものがたくさんあった。
だが、最近は本を借りて、屋上にい続けている。
何故かというとそろそろゲームの中のイベントが起きる時期だからだ。
四天王の1人が魔法で貴族学院を攻撃し、魔王の復活を伝えるというイベントだ。
つまり、四天王による先制攻撃だ。
それを止めるために屋上にい続けている。
屋上から監視しているとエリーゼが友人達と楽しく話しながら、貴族学院の庭の中を歩いているのを見つけた。
私は友人達と笑っているエリーゼのことを見て、ほのぼのしていると何か嫌な予感がしたのだ。
嫌な予感がした方を見ると透明な何かがいた。
そして、透明な何が巨大な魔法を貴族学院に向かって撃ってきた。
その巨大な魔法の射線上にはエリーゼがいたのだ。
私は考えるよりも体が先に動いた。
屋上から飛び降り、近くの木に着陸して地面に降り立ったのだ。
木に着陸した時に木の棒を手に入れといた。
木の棒を持ちながら、エリーゼの前まで全力で走った。
エリーゼは自分に迫ってる巨大な魔法に気づき、エリーゼの友人達の前に立ち、庇おうとしていたのだ。
私は、巨大な魔法が、エリーゼに届く前にエリーゼの前に到着することが出来た。
そして、一の型、露払いを使った。
露払いで巨大な魔法は打ち消された。
その時、エリーゼは安心したのか、女の子座りでその場に座り込んでしまったのだ。
私は直ぐに反撃するために、二の型、空間斬を使った。
空間斬は空間を切り、真空波で透明な何かに攻撃したのだ。
何かが割れる音と共に透明だった何かが現れた。
「こんな人間がいるなんて思ってなかった。まずは自己紹介からしましょうか。私は四天王の1人、クラベル。そなたの名前は?」
「クロバーグ侯爵家長男、レイグ・クロバーグです」
「そうか、レイグか。ではレイグ、その木の棒で、どうやって私の薄く張っていた結界を破壊した?」
「剣士たる者、そこにあるもので戦うことは基本的なことです。それが例え木の棒であっても。それで、クラベル殿、貴方は何しに来たのですか?」
「そうだな。私は魔王様が復活なさることを伝えに来た。今の勇者が成人する前までに魔王様は復活する。それだけを伝えに来ただけだが、魔王様を殺せる男を見つけた。お前だ、レイグ。お前は勇者と同じくらい危険だ。魔王様が復活されてたからまた会おうレイグよ」
そう言い、グラベル殿は何処かに消え去った。
去って行ったことを確認した私は直ぐにエリーゼの所に向かったのだ。
「エリーゼ、大丈夫?怪我とかしてない?」
そう言いながら、私はエリーゼが怪我をしてないか確認した。
「えっ、あ、うん、僕は怪我してないよ」
私はエリーゼに怪我してないことに胸を撫で下ろした。
「ご令嬢方も怪我ありませんか?」
エリーゼの友人達は頷いて答えてくれた。
そんなやり取りをしていると先生が私達の方に走って来たのだ。
そして、私に学院長が呼んでいることを伝えて来た。
私はそれを了承し、学院長室に行くことにしたのだ。
行く前にエリーゼに声を掛けた。
「じゃあ、エリーゼ、行ってくるよ」
「う、うん、行ってらっしゃい」
その言葉を聞いた私はエリーゼに向かって微笑んでから、学院長室に向かった。
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