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勇者・魔王@魔王様の秘密 (dom/sub要素あるので注意)
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頭脳派dom勇者×実はsubだけど立場上domのふりをしてる魔王
ーーー
dom/subユニバースとは…
オメガバースの派生から生まれた世界観で、男女以外の第二の性がある。
dom
躾やお仕置きをしたい。庇護して可愛がりたい。などSっぽい支配欲と甘さの感情が本能レベルで備わっている。
sub
躾をされて褒められたい。信頼して預けたい。などMっぽい被支配欲と愛されたさが本能レベルで備わっている。
normal
domとsubどちらにも属さない人のこと。一般的にはこちらの人が多い。
支配したい/されたい本能がplayと呼ばれる特殊なコミュニケーションによって解消されないと欲求不満になる。
playとは…
Commandによってdomからsubに絶対的な命令をする。
kneelやstayなど、英語で犬の躾をするイメージのCommandが多い。
ちゃんと出来た子にはたくさん褒めてご褒美も忘れずに。
subの欲求不満は、信頼ある関係の上のplayでのみ解消される。
本当に無理やり一方的なCommandは犯罪もしくは、バッドエンドになるので、今回のお話には無理やりは出しません。
魔王様は嫌がりながらも、心と体は喜んでいる都合のいい設定です。
以上を把握した上で楽しんでいただける方のみ続きをどうぞ。
苦手な人は読み飛ばしてください。
ーーー
俺が成人を迎えて勇者となってから早3年。
魔王討伐のために人間界の田舎と言われるシーサイド村から地道に歩み続けて1年。やっと魔族領の麓につけた。
それからは魔族を何人か雇い、魔王の情報を探ることにした。
俺は脳筋な歴代勇者と違い、地道に、バレないように、魔王城に近づくことにした。正面突破をしようとすれば、即刻魔王軍が来て戦になる。
そんな力勝負より、魔王に近づいて、直接対決した方が早いのではないかと考えたからだ。
そして魔王領に住み始めてから2年目に俺は衝撃の事実を聞いてしまった。
どうやら魔王様はsubらしい。
その情報を持ってきた魔族のお嬢さんも少し混乱気味ではあったが、確かな情報らしい。
魔王様には頻繁に医者が来ていて、抑制剤をもらっているらしいと。
俺は納得した。
伝説によると歴代魔王は人間界をやたら支配下に置きたがり、遠征を度々して、人間が防衛を張ることが多かった。
だが、今回の魔王は少し毛色が違って、やけにおとなしくて優しい。
内政に力を入れ、魔王領の商売や芸事の発展はめざましいと聞く。
魔族たちはそんな魔王様を歴代最強、国のことも考えれる素晴らしいと褒め称える。
もしその情報が事実なら、今回はこちらに武があるかもしれない。
俺が勇者に推薦された一つの理由には俺がdomであると言うのもあるのだから。
◆◆◆
相手がsubであれば、ある程度いうことを聞かせることができる。
魔族にはdom性のものが多く、sub性を持つものはとても稀で、見つけるのになかなか苦労した。
また無理やり強制してしまうと相手の精神にもダメージになってしまうので、
俺はあくまで紳士にことを進めていった。
そして村を出てから苦節5年。
俺はやっと魔王…いや魔王様の身の回りの世話をできるまでのしあがっていった。
◆◆◆
そしてついに魔王に挑む日が来た。
今日は珍しく1日休暇の魔王…様。
俺と二人っきりでも怪しまれないよう、根回ししておいたおかげだ。
「失礼します魔王様。朝の支度に参りました。」
「ああ、そうか。今日は君だけか。」
「はい。」
実際に会った魔王は俺が想像していた通り体は鍛えられていて、でも獣というより人にツノと翼と尻尾が生えた感じのビジュアルをしている。
「そういえば魔王様、聞いたことありますか。」
彼の召し物を整えながら、雑談のように話を振る。
「何をだね」
「先日人間のsubとplay出来るお店に行ってきた同僚からお話を聞きまして」
「…っ」
subという単語に魔王様の空気が張り詰めるのを感じた。
これはますますあの情報の信憑性が増してくる。
「結構すごいらしいですね。」
「…へぇー。清廉潔白のような君からそんな話が出てくるとは少し驚いたな」
「まあ僕もdomなので、dom同士たまにはそんなお話も良いではありませんか。」
「…そうだな。」
魔王様は明らかに動揺しているように見えた。
口数は減り、適当に相槌を返してくるだけのようだった。
まるで、
地雷を踏んでしまわないように注意深く言葉を選んでいる感じだった。
「では朝食を運んで参りますので、少々お待ちください。」
そう言って俺は午後まで何事もなかったように振る舞った。
◆◆◆
午前中はのんびり読書をしているように見えた魔王様も、
俺が近くにいるせいかやけにそわそわ落ち着きがないように見えた。本人は隠してるつもりかもしれないが。
そして急ぎでもないのに、昼食後には仕事の資料を読みだした。
俺の疑念は少しずつ確信に変わっていく。
「せっかく今日は休日で天気も良いので、お庭のお散歩に行きませんか。
美味しいお茶をお入れしますので」
「あーあ。そうだな。そうしよう」
そわそわを落ち着かせるためか、魔王は案外あっさりと俺の提案を承諾した。
◆◆◆
いつもは庭師さんとかいるこの庭園も、
今日は二人っきり。
ここは人間界の城庭園に似ていて、緑の植物やお花がよく手入れされている。
中庭の奥にあるテラスに着いた時、
俺は一か八かの作戦に挑んだ。最悪の場合は逃げればいい。でもおそらくこの賭けは俺の勝ちだ。だって…
「Kneel」
魔王と目を合わせてCommandを言う。
「…っ」
魔王の目は動揺し、揺れるが、
体は正直にそのまま腰が抜けたようにペタと魔王様がおすわりをする。
「Good boy」
また彼から目を逸らさず、頭を撫でて褒める。
「…なんでっ////」
他のsubなら喜んで尻尾を振るが、
魔王様は少し揺れそうな自分の尻尾を押さえて、俺を睨みつけるのが精一杯のようだった。
俺は座っている魔王様に目線を合わせて次のCommandを言う。
「魔王様…Kiss」
「…っ////」
今度は真っ赤になって、目を瞑って、頑なに首を横に振る。
逆らえば逆らうほど、苦しくなるのは自分なのに。
「あれ?もしかしてCommand初めてですか?」
「ちがっ…俺はsubなんか…じゃない」
「嘘はいけませんよ。それとももしかしてお仕置きされたいんですか。」
「…っ」
お仕置きという言葉に反応して、魔王様は目を見開き懸命に首を横に振る。
「素直ないい子にはちゃんとご褒美をあげますから」
素直じゃない言葉とは裏腹に、
魔王様の瞳は潤んでいて、さっきのご褒美を知っている体は身震いをして期待している。
「ほら、Kiss」
「…っ////」
あと1センチで唇が触れる距離まで詰めるが、
最後の一歩は彼に委ねる。
「…いやっ///」
顔を逸らして逃げようとする魔王様の顎を捕らえて、しっかり目を合わせさせる。
「やはりお仕置きをご希望ですか」
素直にCommandに従った方が気持ち良くなれるのに。
彼のプライドはなかなかそれを許せないらしい。
目を瞑って彼の行動を待つ。
観念したのか、素直にちゅっとした短い口づけをしてくれた。
「Good boy」
そう言って、またわしゃわしゃと彼の頭を撫でて褒めちぎる。
「…っ////」
顔は不服そうだが、尻尾は嬉しさを隠しきれないでいた。
◆◆◆
Commandやキスすら初めてなのに、
その先の初めてを貰うのが庭園じゃ流石に可哀想だと思った俺は
とりあえず魔王様の寝室に戻ることにした。
その道中の魔王様は、大人しくいい子について来た。
体はどうやらとても素直らしい。
バタンと扉は閉め、鍵をかける。
これで邪魔するものは入ってこれないだろう。
大人しくベッドに座って待てをしていた魔王様は俺の行動を不思議そうに眺めていた。
そして意を決したように、
口を開いた。
「なんで…知ってたの」
何をとははっきり言わないが、彼がsub性であることについてだろう。
「本当は魔王を討伐しようと色々調べていたんですけど、気が変わりまして」
「討伐…⁇」
「そうそう、名乗り忘れました。僕は第72代の勇者です。」
「…勇者!?っ」
「大丈夫ですよ。魔王様がsub性を隠しているというこの運命の悪戯…せっかくなら仲良くしませんか??」
「仲良く…⁇」
討伐されてしまう絶望感から解放された魔王様はまだ状況を飲み込めずにいた。
「表向きには僕が平和に魔王様と交渉したことにし、魔王様は今まで通りdomとして魔王領を支配しててください。
その代わりに…」
「代わりに…⁇」
「魔王様が僕のsubになってください。」
「…なっ////」
弱みを握り、とんでもない要求をされると構えていた魔王様は
僕の提案を理解するのに少し時間がかかったようだ。
「でも…なんでっ…そんな///」
「一生懸命頑張っているあなたが可愛く思えてきてしまって、せっかくなら仲良くしたいなと…」
「…なるほど///」
返事では納得しているが、
意味までは飲み込めていないようだ。
まあ、素直な体に教え込んだ方が早いかな。
「ということで、早速さっきの続きを…」
「…っ////」
さっきの口づけを思い出したのか、
唇を手で押さえて真っ赤に染まる魔王様は俺が想像していたよりずっと可愛い。
「Strip」
「…でもっ///」
「……」
俺の命令にはまだ口では抵抗するけど、
体はご褒美欲しさに勝手に疼き出す。
俺の威圧に負けたのか、彼は素直にボタンを外し始めた。
俺側ではなく、壁の方を向いて、俺には背中しか見えなかったが、
まあ今後の躾の余地があって楽しめそうだ。
「Good boy!」
「…っ//////」
全部脱ぎ終わった彼を背中側から覆いかぶさるように抱きつく。
何も脱いでいない俺と、何も着ていない彼で恥ずかしさを感じてしまったのか、
彼は手で懸命に褒めれれて反応してしまった尻尾以外の前側の部分を手で隠す。
そんなに隠されたら暴いてみたくなるのが、本能の性じゃないかな。
「こら、なんで隠しちゃうの。ダメでしょ」
「…っ/////」
「ちゃんと気持ちいいところ見せて。それともCommandの方がいい⁇」
俺の脅しとも取れる発言にも、
彼のプライドはなかなか折れてくれないみたいで
「Present」
そう耳元で言うと、
彼は俺の腕から離れ、くるっと体の向きを変えて、
足を開いて、彼の恥ずかしいところを見やすいように両手で開いてくれる。
見せるだけだったら、こんなに恥ずかしい思いをしなかっただろうに。
それとも、Commandだから、仕方ないと言い訳できる方が彼にとってはいいのだろうか。
「うーん!かわいい!Good boy」
そう、目一杯褒めてキスの褒美を与える。
口ではいやだ、と言いながらも体は嬉しそうな反応をしていてなかなかに可愛い俺だけのsub。
彼の持っている張り詰めた先から透明な滴が滴る。
俺は彼の可愛いそこを口に含めて、快感の褒美をやる。
すると最初は恥ずかしさが勝っていたのか、いやと拒否するだけだった言葉も
だんだん息が乱れ、素直になり始めたようだ
「…んん…ぁあ…そんなに…なめないでっ…」
最初は優しくて気持ちいい刺激だけだったのを、
だんだん確実に追い詰める刺激も混ぜたら、さらに乱れ始めた。
「んあっ…だめっ…ぁああ…すわないでぇ…」
そして果てそうになると、刺激を弱めてあげる。
いわゆる寸止めだ。
「ちゃんと言えたらいかせてあげる。」
「…んんん…べつにっ…ぁあっ…」
どうやら理性と本能の間でせめぎ合っているようで、
魔王様はなかなか素直に「いかせて」と言えないらしい。
でもその理性も残りわずがないようで、
「あぁ…なんでっ…もっと…」
寸止めすると、彼は少しずつねだるようになってきた。
「魔王様、Say」
「ゃぁ…めいれいしないで…あぁ…」
「魔王様…」
そう低い声で脅すと観念したのか
「…わかった…ごめんなさい…いきたい…いかせて…おねがいっ…」
と懇願してきた。
「Good boy、仰せのままに」
今度はちゃんと彼が果てるまで気持ちよさの限界を超えるまで、彼のものをなぶった。
「んあっ……あっ……ぁ……」
そして彼が迎えた絶頂はあまりにも長く、そのまま気絶してしまった。
「起きたら覚悟してくださいね」
そんな悪魔の囁きが魔王の耳に届くことはなかった…
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dom/subユニバースとは…
オメガバースの派生から生まれた世界観で、男女以外の第二の性がある。
dom
躾やお仕置きをしたい。庇護して可愛がりたい。などSっぽい支配欲と甘さの感情が本能レベルで備わっている。
sub
躾をされて褒められたい。信頼して預けたい。などMっぽい被支配欲と愛されたさが本能レベルで備わっている。
normal
domとsubどちらにも属さない人のこと。一般的にはこちらの人が多い。
支配したい/されたい本能がplayと呼ばれる特殊なコミュニケーションによって解消されないと欲求不満になる。
playとは…
Commandによってdomからsubに絶対的な命令をする。
kneelやstayなど、英語で犬の躾をするイメージのCommandが多い。
ちゃんと出来た子にはたくさん褒めてご褒美も忘れずに。
subの欲求不満は、信頼ある関係の上のplayでのみ解消される。
本当に無理やり一方的なCommandは犯罪もしくは、バッドエンドになるので、今回のお話には無理やりは出しません。
魔王様は嫌がりながらも、心と体は喜んでいる都合のいい設定です。
以上を把握した上で楽しんでいただける方のみ続きをどうぞ。
苦手な人は読み飛ばしてください。
ーーー
俺が成人を迎えて勇者となってから早3年。
魔王討伐のために人間界の田舎と言われるシーサイド村から地道に歩み続けて1年。やっと魔族領の麓につけた。
それからは魔族を何人か雇い、魔王の情報を探ることにした。
俺は脳筋な歴代勇者と違い、地道に、バレないように、魔王城に近づくことにした。正面突破をしようとすれば、即刻魔王軍が来て戦になる。
そんな力勝負より、魔王に近づいて、直接対決した方が早いのではないかと考えたからだ。
そして魔王領に住み始めてから2年目に俺は衝撃の事実を聞いてしまった。
どうやら魔王様はsubらしい。
その情報を持ってきた魔族のお嬢さんも少し混乱気味ではあったが、確かな情報らしい。
魔王様には頻繁に医者が来ていて、抑制剤をもらっているらしいと。
俺は納得した。
伝説によると歴代魔王は人間界をやたら支配下に置きたがり、遠征を度々して、人間が防衛を張ることが多かった。
だが、今回の魔王は少し毛色が違って、やけにおとなしくて優しい。
内政に力を入れ、魔王領の商売や芸事の発展はめざましいと聞く。
魔族たちはそんな魔王様を歴代最強、国のことも考えれる素晴らしいと褒め称える。
もしその情報が事実なら、今回はこちらに武があるかもしれない。
俺が勇者に推薦された一つの理由には俺がdomであると言うのもあるのだから。
◆◆◆
相手がsubであれば、ある程度いうことを聞かせることができる。
魔族にはdom性のものが多く、sub性を持つものはとても稀で、見つけるのになかなか苦労した。
また無理やり強制してしまうと相手の精神にもダメージになってしまうので、
俺はあくまで紳士にことを進めていった。
そして村を出てから苦節5年。
俺はやっと魔王…いや魔王様の身の回りの世話をできるまでのしあがっていった。
◆◆◆
そしてついに魔王に挑む日が来た。
今日は珍しく1日休暇の魔王…様。
俺と二人っきりでも怪しまれないよう、根回ししておいたおかげだ。
「失礼します魔王様。朝の支度に参りました。」
「ああ、そうか。今日は君だけか。」
「はい。」
実際に会った魔王は俺が想像していた通り体は鍛えられていて、でも獣というより人にツノと翼と尻尾が生えた感じのビジュアルをしている。
「そういえば魔王様、聞いたことありますか。」
彼の召し物を整えながら、雑談のように話を振る。
「何をだね」
「先日人間のsubとplay出来るお店に行ってきた同僚からお話を聞きまして」
「…っ」
subという単語に魔王様の空気が張り詰めるのを感じた。
これはますますあの情報の信憑性が増してくる。
「結構すごいらしいですね。」
「…へぇー。清廉潔白のような君からそんな話が出てくるとは少し驚いたな」
「まあ僕もdomなので、dom同士たまにはそんなお話も良いではありませんか。」
「…そうだな。」
魔王様は明らかに動揺しているように見えた。
口数は減り、適当に相槌を返してくるだけのようだった。
まるで、
地雷を踏んでしまわないように注意深く言葉を選んでいる感じだった。
「では朝食を運んで参りますので、少々お待ちください。」
そう言って俺は午後まで何事もなかったように振る舞った。
◆◆◆
午前中はのんびり読書をしているように見えた魔王様も、
俺が近くにいるせいかやけにそわそわ落ち着きがないように見えた。本人は隠してるつもりかもしれないが。
そして急ぎでもないのに、昼食後には仕事の資料を読みだした。
俺の疑念は少しずつ確信に変わっていく。
「せっかく今日は休日で天気も良いので、お庭のお散歩に行きませんか。
美味しいお茶をお入れしますので」
「あーあ。そうだな。そうしよう」
そわそわを落ち着かせるためか、魔王は案外あっさりと俺の提案を承諾した。
◆◆◆
いつもは庭師さんとかいるこの庭園も、
今日は二人っきり。
ここは人間界の城庭園に似ていて、緑の植物やお花がよく手入れされている。
中庭の奥にあるテラスに着いた時、
俺は一か八かの作戦に挑んだ。最悪の場合は逃げればいい。でもおそらくこの賭けは俺の勝ちだ。だって…
「Kneel」
魔王と目を合わせてCommandを言う。
「…っ」
魔王の目は動揺し、揺れるが、
体は正直にそのまま腰が抜けたようにペタと魔王様がおすわりをする。
「Good boy」
また彼から目を逸らさず、頭を撫でて褒める。
「…なんでっ////」
他のsubなら喜んで尻尾を振るが、
魔王様は少し揺れそうな自分の尻尾を押さえて、俺を睨みつけるのが精一杯のようだった。
俺は座っている魔王様に目線を合わせて次のCommandを言う。
「魔王様…Kiss」
「…っ////」
今度は真っ赤になって、目を瞑って、頑なに首を横に振る。
逆らえば逆らうほど、苦しくなるのは自分なのに。
「あれ?もしかしてCommand初めてですか?」
「ちがっ…俺はsubなんか…じゃない」
「嘘はいけませんよ。それとももしかしてお仕置きされたいんですか。」
「…っ」
お仕置きという言葉に反応して、魔王様は目を見開き懸命に首を横に振る。
「素直ないい子にはちゃんとご褒美をあげますから」
素直じゃない言葉とは裏腹に、
魔王様の瞳は潤んでいて、さっきのご褒美を知っている体は身震いをして期待している。
「ほら、Kiss」
「…っ////」
あと1センチで唇が触れる距離まで詰めるが、
最後の一歩は彼に委ねる。
「…いやっ///」
顔を逸らして逃げようとする魔王様の顎を捕らえて、しっかり目を合わせさせる。
「やはりお仕置きをご希望ですか」
素直にCommandに従った方が気持ち良くなれるのに。
彼のプライドはなかなかそれを許せないらしい。
目を瞑って彼の行動を待つ。
観念したのか、素直にちゅっとした短い口づけをしてくれた。
「Good boy」
そう言って、またわしゃわしゃと彼の頭を撫でて褒めちぎる。
「…っ////」
顔は不服そうだが、尻尾は嬉しさを隠しきれないでいた。
◆◆◆
Commandやキスすら初めてなのに、
その先の初めてを貰うのが庭園じゃ流石に可哀想だと思った俺は
とりあえず魔王様の寝室に戻ることにした。
その道中の魔王様は、大人しくいい子について来た。
体はどうやらとても素直らしい。
バタンと扉は閉め、鍵をかける。
これで邪魔するものは入ってこれないだろう。
大人しくベッドに座って待てをしていた魔王様は俺の行動を不思議そうに眺めていた。
そして意を決したように、
口を開いた。
「なんで…知ってたの」
何をとははっきり言わないが、彼がsub性であることについてだろう。
「本当は魔王を討伐しようと色々調べていたんですけど、気が変わりまして」
「討伐…⁇」
「そうそう、名乗り忘れました。僕は第72代の勇者です。」
「…勇者!?っ」
「大丈夫ですよ。魔王様がsub性を隠しているというこの運命の悪戯…せっかくなら仲良くしませんか??」
「仲良く…⁇」
討伐されてしまう絶望感から解放された魔王様はまだ状況を飲み込めずにいた。
「表向きには僕が平和に魔王様と交渉したことにし、魔王様は今まで通りdomとして魔王領を支配しててください。
その代わりに…」
「代わりに…⁇」
「魔王様が僕のsubになってください。」
「…なっ////」
弱みを握り、とんでもない要求をされると構えていた魔王様は
僕の提案を理解するのに少し時間がかかったようだ。
「でも…なんでっ…そんな///」
「一生懸命頑張っているあなたが可愛く思えてきてしまって、せっかくなら仲良くしたいなと…」
「…なるほど///」
返事では納得しているが、
意味までは飲み込めていないようだ。
まあ、素直な体に教え込んだ方が早いかな。
「ということで、早速さっきの続きを…」
「…っ////」
さっきの口づけを思い出したのか、
唇を手で押さえて真っ赤に染まる魔王様は俺が想像していたよりずっと可愛い。
「Strip」
「…でもっ///」
「……」
俺の命令にはまだ口では抵抗するけど、
体はご褒美欲しさに勝手に疼き出す。
俺の威圧に負けたのか、彼は素直にボタンを外し始めた。
俺側ではなく、壁の方を向いて、俺には背中しか見えなかったが、
まあ今後の躾の余地があって楽しめそうだ。
「Good boy!」
「…っ//////」
全部脱ぎ終わった彼を背中側から覆いかぶさるように抱きつく。
何も脱いでいない俺と、何も着ていない彼で恥ずかしさを感じてしまったのか、
彼は手で懸命に褒めれれて反応してしまった尻尾以外の前側の部分を手で隠す。
そんなに隠されたら暴いてみたくなるのが、本能の性じゃないかな。
「こら、なんで隠しちゃうの。ダメでしょ」
「…っ/////」
「ちゃんと気持ちいいところ見せて。それともCommandの方がいい⁇」
俺の脅しとも取れる発言にも、
彼のプライドはなかなか折れてくれないみたいで
「Present」
そう耳元で言うと、
彼は俺の腕から離れ、くるっと体の向きを変えて、
足を開いて、彼の恥ずかしいところを見やすいように両手で開いてくれる。
見せるだけだったら、こんなに恥ずかしい思いをしなかっただろうに。
それとも、Commandだから、仕方ないと言い訳できる方が彼にとってはいいのだろうか。
「うーん!かわいい!Good boy」
そう、目一杯褒めてキスの褒美を与える。
口ではいやだ、と言いながらも体は嬉しそうな反応をしていてなかなかに可愛い俺だけのsub。
彼の持っている張り詰めた先から透明な滴が滴る。
俺は彼の可愛いそこを口に含めて、快感の褒美をやる。
すると最初は恥ずかしさが勝っていたのか、いやと拒否するだけだった言葉も
だんだん息が乱れ、素直になり始めたようだ
「…んん…ぁあ…そんなに…なめないでっ…」
最初は優しくて気持ちいい刺激だけだったのを、
だんだん確実に追い詰める刺激も混ぜたら、さらに乱れ始めた。
「んあっ…だめっ…ぁああ…すわないでぇ…」
そして果てそうになると、刺激を弱めてあげる。
いわゆる寸止めだ。
「ちゃんと言えたらいかせてあげる。」
「…んんん…べつにっ…ぁあっ…」
どうやら理性と本能の間でせめぎ合っているようで、
魔王様はなかなか素直に「いかせて」と言えないらしい。
でもその理性も残りわずがないようで、
「あぁ…なんでっ…もっと…」
寸止めすると、彼は少しずつねだるようになってきた。
「魔王様、Say」
「ゃぁ…めいれいしないで…あぁ…」
「魔王様…」
そう低い声で脅すと観念したのか
「…わかった…ごめんなさい…いきたい…いかせて…おねがいっ…」
と懇願してきた。
「Good boy、仰せのままに」
今度はちゃんと彼が果てるまで気持ちよさの限界を超えるまで、彼のものをなぶった。
「んあっ……あっ……ぁ……」
そして彼が迎えた絶頂はあまりにも長く、そのまま気絶してしまった。
「起きたら覚悟してくださいね」
そんな悪魔の囁きが魔王の耳に届くことはなかった…
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