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番外トーマ編
03 俺が王女とデートする件
しおりを挟むその日の夜、俺の歓迎会だと言って豪華なディナーを振舞われる。
ルーファスとクリストとソフィーナと、初めて顔を合わせる王妃クリスティーナがテーブルの席に着く。
「トーマ・カブラギと申します、王妃殿下」
初めましてと胸に左手を当て紳士の礼を取る。
その姿を見てクリスティーナは「ええ?」と声を上げた。
「わたくしが思っていた人物像と随分違うわ。脳まで筋肉で出来ている人だと聞いたのだけれど」
「…」
その情報源は間違いなくクリストだろう。
頭を叩きに行きたいが今は貴族モード。
グッと衝動を堪える。
「誉め言葉として受け取っておきます」
「脳が筋肉の何処をどう受け取れば誉め言葉なんだ」
ツッコミは意外なことにルーファスから出た。
もっと距離を置かれるかと思っていたが、と口元に笑みが浮かぶ。
「筋肉は俺の誇りなので」
「名台詞を言ってやったみたいな顔をしてないで早く席に着け」
食事が始められないだろうと促され、席に着く。
末席だったがソフィーナの向かいだ。
俺のマナーが心配なのかチラチラと見てくるが、一応俺も王都学園を卒業している身だ。
知ってはいるし、ユーリのこともよく見ていたから問題ない。
「明日、外出して街へ行きたいと思っているのですが問題ありませんか?」
許可が必要なのかどうかは知らないが、一応訊ねる。
ルーファスは明日の予定を思い浮かべるように空を見つめ「ない」と答えた。
「家庭教師が午前中に来る。その時間は邸にいるように」
「了解。ソフィの予定はどうだ?」
「お前、ソフィーナと出掛けるつもりかっ?」
先刻問題ないと言い切ったくせに文句を言いたげに絡んでくる。
「良いご身分だな。大見得切った昼間のアレはハッタリか?」
「いえ、任された仕事で。視察に行こうかと」
「嘘つけ。初日で視察が必要な仕事など任されるか」
「父上、本当です。橋の再建設の件をトーマに任せました」
「…」
クリストがフォローに回り、ルーファスはグッと黙り込む。
まったくこの国王は娘大好きな親馬鹿だなと呆れた。
「わ、わたくしも午後なら予定は大丈夫ですわ。午前中にダンスのレッスンがあるくらいで」
「ダンスか。学園卒業以来していないな」
「ではわたくしと一緒にレッスンを受けませんこと?」
嬉しそうに満面の笑みを浮かべるが、ルーファスの「駄目だ」という一言にソフィの顔が曇らされる。
「こいつはダンスの前に覚えなければならないことが山のようにある」
「だそうだ。そのうちな、ソフィ」
「…仕方ありません」
不満を抑えきれない顔で「我慢しますわ」と呟く。
え、可愛い。頭を撫でてやりたい。
「ほぼ身一つで連行されたみたいなものだからな。買い揃えたい物もあるだろう。私の予算分から使っていいから」
「いや、それは多分大丈夫」
クリストから好意の申し入れだったが、大丈夫だと拒否する。
断られたクリストは遠慮していると思ったのか「だが」と食い下がった。
「貴族としての装いは大事だ。金の事は心配しなくて良いから何着かスーツも作っておけ」
「そういうのは多分、注文しなくても勝手に送られてくるから」
「送られてくる?誰から?」
「妹から」
「…」
正しくはユーリの分身達からなのだが。
クリストは口を噤み、やり取りを見ていたルーファスが複雑そうな顔をした。
「可愛くないな」
「伝えておきます」
「やめろ、伝えるな。私はお前が可愛くないと言ったのだ」
「あはは」
思わず声を上げて笑うと、意外だったのか一同の注目を浴びた。
「失礼、つい楽しくて」
「ユーリ嬢かと思った。やはり兄妹だ、ユーリ嬢に似ている」
「そうだな。絶対に笑えないところで笑うんだ、アレは」
クリストに賛同してルーファスも好き勝手言っているが、兄が妹に似てるって何だ。
俺『に』ユーリ『が』似ているというのが正解だろ。
「ソフィもそう思う?」
目が合ったので問いかける。
ソフィーナはニコリと微笑んで頷いた。
「わたくしはユーリの逆境を楽しむところ、好きですわ」
俺は自覚ありの極度のシスコンなので、ユーリを褒められるのは悪くない気分だ。
微笑み返しているとクリスティーナが「あらあら」とソフィーナと俺を交互に見つめる。
「お似合いじゃないですの。アナタもクリストも応援してあげてくださいな」
翌日、家庭教師に散々情報を詰められた俺はようやく解放されて深呼吸する。
邸のエントランスで待っていると、外出用のドレスに身を包んだソフィーナが「お待たせしましたわ」と駆け寄って来た。
その後ろから「お待ちください」と護衛のヤナギが追いかけてくる。
「ヤナギ、今日は付いてこなくても大丈夫よ」
「いえお嬢様。街へ行くのなら私も同行します。それが護衛の仕事ですから」
「だってトーマが一緒なのよ?何が問題あると言うの?」
「…っ」
ぐっと黙り込んだヤナギに睨みつけられ、俺は「ああ…」と頭を掻く。
護衛についていたにも関わらずソフィーナを誘拐されてしまったこと、ヤナギはずっと気にしているという噂を聞いた。
だから少々過剰に心配してしまうのは仕方ないことなのかもしれない。
「別にいいじゃん、一緒に来ても」
「だってデートなのに」
デートだっけ?と一瞬戸惑う。
いや、一緒に出掛けると誘ったからにはデートか、うん。
「人数多い方が楽しいだろ」
「トーマがそう仰るのなら」
渋々とソフィーナが了承し、馬車が待機している前庭へと向かう。
進行方向へ向いて座ったソフィーナの向かいに座ったのだが、ヤナギが乗り込む前にソフィーナは立ち上がって俺の隣へと座り直す。
ヤナギはその状況に少し立ち尽くしていたが、諦めて向かいの席へと座った。
ソフィーナと距離が近い所為か、ふわっと甘い香りが漂ってくる。
「良い匂いだな」
この香水知っている。
確かユーリが使っていた…
「フラワージュエルですわ」
「え」
フラワージュエルはスノーフラワーとセットで売り出している恋人向けの香水だ。
俺は贈っていない。ということは誰が…
「恋人向けでセットの香水ですわ。トーマは是非こっちのスノーフラワーを使ってくださいまし」
「え、俺の?」
「だって今日はデートなんですもの。一緒につけて出掛けたいですわ!」
有無を言わさず香水を振りかけられる。
甘さを控えたその香りは、フラワージュエルと混ざっても悪くない香りだった。
「両方、自分で買ったのか。これって贈り合うものじゃないのか?」
「そんな催促するみたいな真似は嫌ですもの」
これでいいんですの!とソフィーナが腕にくっついてくる。
先程感じた一瞬の焦りの正体がわからないまま、俺はいつもの調子でソフィーナの頭を撫でた。
ヤナギがゴホンと咳をし「あまりくっつかないように」と窘める。
「まだ婚約者ではありません。節度をお守りください」
「確かに。良くないな」
「ええー、馬車の中くらい…。…」
文句が続きそうだったソフィーナの手を握ってやると、面白いくらいにピタリと黙る。
頬を赤らめている姿に可愛いなと思いつつ、窓の外へと視線を移した。
商店街の少し手前で馬車を降り、メインストリートをのんびり歩く。
いくつかの店を回っていると、橋に辿り着く頃には夕方になっていた。
「この橋、木製なんだな」
「普通は木製じゃありません?」
他に何がありますの?と不思議そうに訊ねられ「そうか」と呟く。
アベル領に架けられた橋は鉄製だったが、それが普通じゃないのだ。
手を繋ぎ橋を渡る。
弧を描く橋の中腹に辿り着く頃には、美しい夕日が水面を彩っていた。
赤みを帯びた光がキラキラと反射し、それを見つめているソフィーナの顔もキラキラしている。
「綺麗だな」
口を突いて出た言葉にソフィーナは驚いたように目を丸くする。
夕日で赤く照らされた顔は一層紅に染まった。
「じ、自分が今どんな顔をしているか、わかって言ってますの?」
「俺?どんな顔?」
「逆光に照らされてとてもカッ…」
「か?」
「何でもありませんわ!」
両手で顔を覆い、脱兎のごとく逃げ出す。
置いてけぼりを食らった俺はヤレヤレとため息をついて後を追いかけた。
その日の夕食。
一緒にと誘われ、食堂でルーファスと顔を突き合わせてディナーを食べる。
時間帯が合わないのか、普段はそれぞれ別で食べることが多いらしく、今日は二人きりだ。
「お前は一体何なんだ」
「何なんだと言われても」
「貴族の顔と名前、領地、家族構成、特産物。一度で全部覚えたらしいじゃないか」
「一度聞いたら覚えるのは当たり前でしょう」
家庭教師も驚いていたが「何を大袈裟な」と吐き捨てる。
「俺をどれだけ馬鹿だと思っているんだか」
「…いや。お前はマナーも完璧だし、昨夜の時点で既に馬鹿だなんて思ってはいないが」
突然の誉め言葉に驚き、目を上げてルーファスを見つめる。
ルーファスも俺をまじまじと見つめていた。
「何か魔道具でも使っているのか?」
「魔道具?…例えば?」
「万能人間になれる魔道具…とか」
「ふはっ…」
大笑いしそうになり慌てて手で口元を押さえる。
「無いです、そんなもの」
「わかっている。それくらい信じられないということだ」
馬鹿にされたと感じたのか、ルーファスは悔しそうに視線を逸らす。
「家庭教師はもう教えることがないとのことだ。後はオルタ国の歴史書にでも目を通しておけ」
「それはもう既に読んだことがあります」
「○○〇年に起こった戦争は?」
「宗教戦争。女神セレイナ以外の神を崇める新興宗教を弾圧する為に神殿騎士が徹底的に異教徒を追い詰めたという」
「お前、馬鹿か」
突然罵倒され、アレ違ったかなと記憶を洗い直す。
賢者がお勧めしてくれた本に間違いはないと思うのだが。
「それだけ優秀で何故騎士なんてやっていた?何故騎士程度で満足しようとしていたんだ?」
「言いたいことはわからなくもないですが、あまり騎士を馬鹿にしないでください」
親友ジークが怒り狂ってしまう、とルーファスを咎める。
「クリストよりも優秀かもしれん」
「それも絶対に言っちゃ駄目なヤツ」
めっ、お口チャック!と口元で指をクロスしてバッテンを作ってみせる。
「俺はね、陛下。そんな大きなものは望んじゃいないんですよ。家族を護れればそれでいい」
望みはそれだけ。
父さんと母さんとユーリ。それから…
「その家族に今、ソフィが入るかどうかってところで」
「まだ入っていないのかっ?」
「いや、阻んでいるの貴方でしょ」
「飄々としやがって。もっと必死になれ」
チッと舌打ちされ、目を細めて笑みを作る。
「そんな親身になってくれたら『義父上』と呼んじゃいますよ?」
「…」
ルーファスは黙り込み、苦悩するように両手で頭を抱える。
そんなに嫌なのだろうか。唸り声をあげて苦悶するルーファス。
「お前がいくら優秀でも、ソフィーナを幸せにするかどうかわからんからな」
――わたくし、結婚は好きな人としたいんですの。政略は絶対に嫌。
ソフィーナの切羽詰まった声が脳裏に過ぎる。
俺じゃなくてもと俺じゃないとの狭間でいつまでも揺れ動いている自分。
「くそ」
どうしたらいいんだ、とイライラしつつ頭を掻きむしった。
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