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22番の管理人
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リンゴーン
箱庭掃除を午前中に終わらせ、昼ごはんの親子丼を食べ終わったタイミングで音が鳴った。
初めて聞く音に何だろうと思っていたら、庭への扉、つまり玄関がコンコンとノックされた。
あれ、玄関の呼び鈴だったのか。
平和ボケの俺は確認もせずに扉を開けてしまう。
やはり誰が来たのか、ちゃんと確認しなければならない。
後悔先に立たずだ。
開けた先に190cm前後はあろうかと言う外国人の男が、ニッコリと微笑んで立っていた。
黒のスーツに金色のネクタイ。
どこの国の人かは分からないが、艶々の短か目の金髪に深い青色の瞳、身体も顔もシュワルツェネッガーの全盛期の映画を思い出すぐらいゴツかった。
そんな人がニコニコと笑って、デカい左手で人の頭を掴んでいた。
思わず目線だけその左手を凝視してしまう。
因みに頭部だけでは無いので悲鳴は上げなかったが、ヒュッと息を飲んでしまう。
掴まれてるグレーの長髪は血塗れで、身体は太目の鎖でグルグル巻きにされているが、その身体も所々血塗れだったり腫れ上がったりしている。
俺が凝視しているのに気付いた彼は、「あ、わりぃわりぃ」と言いながら掴んでた頭を離した。
今の「わりぃ」は日本語?それとも外国語?
俺はそんなこと考えて現実逃避をしている。
「お邪魔していいかな?」
日本語上手いー!
有無を言わさない迫力を感じ、俺はぎこち無く彼を招き入れる。
土足禁止なので靴を脱いで貰うが、彼用のスリッパは無い。
あ、招き入れたのはいいけど、うちはソファーも1つしか無い。
二人がけのソファーだが、こんなマフィアみたいな怖い人と座りたくない。
そう思って彼にソファーを譲り、俺は台所にある小さな踏み台を持って来て少し離れて座った。
この踏み台は台所の棚の高い部分を確認する為に買ったのだが、偶に小さいオッサン達も使ってるようだ。
「あの、正直に言いますが、誰かが訪ねて来ると思っていなかったので、お出しする物が今は缶コーヒーしか無いのですが…。少し時間頂けるなら何か注文しますけど」
「あぁ、気を遣わせてしまってわりぃな。コーヒーで構わんよ。それと言葉使いだが敬語は止めて欲しい。同僚だからな」
「え?同僚?」
「君は23番の管理人だろ?俺は22番の管理人、マクセルワイヤーだ」
どうしよう。俺は名前を忘れている。自己紹介はどうしたら。って、23番や22番の管理人で同僚ってことは、この人も別の場所で箱庭掃除やってるってことか??
「すみません。俺、自分の名前を忘れてしまってて……」
兎に角機嫌を損ねない様に正直に話して見る。
そこへ猫さんがソファーに上がって来たのだが、マクセルワイヤーさんがコーヒーにむせた。
「ゲホッ、ちょ、お前、何でここに??その姿、グフッ!」
あ、マクセルワイヤーさんの頬に強烈な猫パンチが入った。
凄いな。あのゴツい身体がグラッと揺れるぐらいの猫パンチ。
何やらマクセルワイヤーさんと猫さんはボソボソ話し合っている。
猫さんの言葉が分かる人間は俺だけかと思っていたのに、ちょっと嫉妬してしまう。
「取り敢えず、簡単に君の状況を話せる部分だけ話そうと思う」
「はい」
「先ずは外に居る男について」
外に放置されてる人は男だったのか、細くて髪が長いから性別不明だったわ。
「アイツは23番の元管理人だ」
「え!?」
「巫山戯たことに、アイツは俺のとこの女と駆け落ちして此処を放置したんだ 」
あぁ、それであの状態なのか。って、あの人生きてるんだよね?
「まぁ、何人か居る女のうちの一人だが、重要な仕事を任せてたから管理に支障が出てね。それもあってやっと二人を見つけた時は自分が抑えられなかったよ」
ハーレムなのか?しかし怖いので羨ましいと言う気持ちは湧かない。女性の方はどうなったんだろうか。この人に穏便に帰ってもらうにはどうしたらいいんだ。猫さんに追い出してもらう?
「そう難しい顔をしないで欲しい。君には期待してるし、ローマンの奴もキミを気に入ってるぐらいだから、信頼に値するしな」
ん?ローマンって?
「ローマンってのはこの猫のことだ。ローマンザックが正式名称だ。長いから略してるけどな」
俺は考えてることが顔に出やすいのだろうか?
疑問に答えてくれたが、貴方の名前も長いですね。
「それで放置された23番は浄化しなければならない状態に陥ってたんだが、順調なんだって?」
「浄化?掃除のことですか?気分悪くなったりもしますが、ぼちぼち進めてはいます。でも先程同僚だと仰いましたが、マクセルワイヤーさんも掃除してるのでしょうか?」
「敬語」
「え?あぁ、目上の人には敬語だったから……。それで、マクセルワイヤーさんも掃除をしてるのか?」
敬語使って機嫌が悪くなったら怖いから、ご希望に沿える様に頑張ってタメ口を話さなければ……。
「名前はマクセルで良いぞ。俺が管理してる22番は放置したことも無いし、安定してるから、極偶に一部分を浄化するぐらいだ。23番は瘴気が蔓延していたから全体を浄化しなくてはならなかった。君が来てくれなかったらその箱庭の世界は破滅していただろうね。それに俺の管理してる22番は隣だから、影響が出ていたかもしれない。本当に助かった」
「ショウキ?お礼言われても実感が無いんだが。しかし破滅って大袈裟じゃないか?」
ショウキって汚れのことか?外国語?
箱庭の破滅って、又作り直せばいいんじゃないのか?
「いや、大袈裟では無いよ。その破滅を止めているのは君の行いだ。周りの皆は注目しているよ」
おお、スタッフさんや視聴者から注目されてるのか。
俺なりに頑張った甲斐があったな。
「浄化が済めば君は完全に管理人になる。そうしたら楽になるから、焦らず無理せずに浄化を頑張って欲しい」
「掃除が終わってもここで生活していいのか?」
「勿論!それには掃除が完璧に済まないといけないがな」
「何だかモチベーションが上がってきた気がするよ」
「それでいい。先程まで顔色が悪かったから心配だった。まぁ、ローマンがサポート(神水の用意)してるなら無事に任務をやり遂げられるだろう」
顔色悪かったのは貴方が怖かったからです。
「猫さん、じゃなくてローマン?には癒して貰ってるよ。夜も一緒に寝てるし」
「ブホッ!」
え、マクセル、コーヒー吹いた。
そんで又猫パンチ食らってるよ。
「いや、スマン、汚したな。それにしても仲が良いんだな……」
所々に撒かれたコーヒーは、小さいオッサンが雑巾で拭いてくれた。
その雑巾、めっちゃ汚れ取れるね。
お礼を言うと、小さいオッサンはサムズアップして去って行った。サングラスしてサムズアップ、カッコイイじゃないか。
「成程、ブラウニーがサングラスしてるのは眩し過ぎるからか……」
「え?」
マクセルさんがボソリと呟いた言葉は上手く聞き取れなかった。
「今日はこれからあのバカを裁判所まで連れて行かねばならんから、今度改めて伺うよ」
「俺の方もお客さんが来ても大丈夫な様に、色々揃えておくよ」
裁判所の前に病院じゃないかと思うのだが、敢えて言わない。
マクセルさんを見送る為に俺も庭に出ることにする。
又ダンプカー犬に怯えられると困るので、あの後購入した黒のフルフェイスヘルメットを被るが、マクセルさんは驚くことも無く、納得して頷いていた。
あ、犬も怯えるこの顔、マクセルさんは平気なんだな。良かった。
マクセルさんは倒れている男の頭を再び掴み、引き摺りながら庭を歩いて行く。
うん、何も言うまい。
その時陽が翳った様な気がした。
大きな雲でも流れているのかなと思い空を見上げると、新幹線ぐらいの大きさの黒い龍が空を飛んでいた。
いやぁ プロジェクションマッピングって凄いな。
――――――――――――
リハビリがてらにヨガを始めたのですが、身体が固すぎで曲がりません。
マクセル「俺が手伝ってやろう!」
ボキボキッ!バキバキッ!
箱庭掃除を午前中に終わらせ、昼ごはんの親子丼を食べ終わったタイミングで音が鳴った。
初めて聞く音に何だろうと思っていたら、庭への扉、つまり玄関がコンコンとノックされた。
あれ、玄関の呼び鈴だったのか。
平和ボケの俺は確認もせずに扉を開けてしまう。
やはり誰が来たのか、ちゃんと確認しなければならない。
後悔先に立たずだ。
開けた先に190cm前後はあろうかと言う外国人の男が、ニッコリと微笑んで立っていた。
黒のスーツに金色のネクタイ。
どこの国の人かは分からないが、艶々の短か目の金髪に深い青色の瞳、身体も顔もシュワルツェネッガーの全盛期の映画を思い出すぐらいゴツかった。
そんな人がニコニコと笑って、デカい左手で人の頭を掴んでいた。
思わず目線だけその左手を凝視してしまう。
因みに頭部だけでは無いので悲鳴は上げなかったが、ヒュッと息を飲んでしまう。
掴まれてるグレーの長髪は血塗れで、身体は太目の鎖でグルグル巻きにされているが、その身体も所々血塗れだったり腫れ上がったりしている。
俺が凝視しているのに気付いた彼は、「あ、わりぃわりぃ」と言いながら掴んでた頭を離した。
今の「わりぃ」は日本語?それとも外国語?
俺はそんなこと考えて現実逃避をしている。
「お邪魔していいかな?」
日本語上手いー!
有無を言わさない迫力を感じ、俺はぎこち無く彼を招き入れる。
土足禁止なので靴を脱いで貰うが、彼用のスリッパは無い。
あ、招き入れたのはいいけど、うちはソファーも1つしか無い。
二人がけのソファーだが、こんなマフィアみたいな怖い人と座りたくない。
そう思って彼にソファーを譲り、俺は台所にある小さな踏み台を持って来て少し離れて座った。
この踏み台は台所の棚の高い部分を確認する為に買ったのだが、偶に小さいオッサン達も使ってるようだ。
「あの、正直に言いますが、誰かが訪ねて来ると思っていなかったので、お出しする物が今は缶コーヒーしか無いのですが…。少し時間頂けるなら何か注文しますけど」
「あぁ、気を遣わせてしまってわりぃな。コーヒーで構わんよ。それと言葉使いだが敬語は止めて欲しい。同僚だからな」
「え?同僚?」
「君は23番の管理人だろ?俺は22番の管理人、マクセルワイヤーだ」
どうしよう。俺は名前を忘れている。自己紹介はどうしたら。って、23番や22番の管理人で同僚ってことは、この人も別の場所で箱庭掃除やってるってことか??
「すみません。俺、自分の名前を忘れてしまってて……」
兎に角機嫌を損ねない様に正直に話して見る。
そこへ猫さんがソファーに上がって来たのだが、マクセルワイヤーさんがコーヒーにむせた。
「ゲホッ、ちょ、お前、何でここに??その姿、グフッ!」
あ、マクセルワイヤーさんの頬に強烈な猫パンチが入った。
凄いな。あのゴツい身体がグラッと揺れるぐらいの猫パンチ。
何やらマクセルワイヤーさんと猫さんはボソボソ話し合っている。
猫さんの言葉が分かる人間は俺だけかと思っていたのに、ちょっと嫉妬してしまう。
「取り敢えず、簡単に君の状況を話せる部分だけ話そうと思う」
「はい」
「先ずは外に居る男について」
外に放置されてる人は男だったのか、細くて髪が長いから性別不明だったわ。
「アイツは23番の元管理人だ」
「え!?」
「巫山戯たことに、アイツは俺のとこの女と駆け落ちして此処を放置したんだ 」
あぁ、それであの状態なのか。って、あの人生きてるんだよね?
「まぁ、何人か居る女のうちの一人だが、重要な仕事を任せてたから管理に支障が出てね。それもあってやっと二人を見つけた時は自分が抑えられなかったよ」
ハーレムなのか?しかし怖いので羨ましいと言う気持ちは湧かない。女性の方はどうなったんだろうか。この人に穏便に帰ってもらうにはどうしたらいいんだ。猫さんに追い出してもらう?
「そう難しい顔をしないで欲しい。君には期待してるし、ローマンの奴もキミを気に入ってるぐらいだから、信頼に値するしな」
ん?ローマンって?
「ローマンってのはこの猫のことだ。ローマンザックが正式名称だ。長いから略してるけどな」
俺は考えてることが顔に出やすいのだろうか?
疑問に答えてくれたが、貴方の名前も長いですね。
「それで放置された23番は浄化しなければならない状態に陥ってたんだが、順調なんだって?」
「浄化?掃除のことですか?気分悪くなったりもしますが、ぼちぼち進めてはいます。でも先程同僚だと仰いましたが、マクセルワイヤーさんも掃除してるのでしょうか?」
「敬語」
「え?あぁ、目上の人には敬語だったから……。それで、マクセルワイヤーさんも掃除をしてるのか?」
敬語使って機嫌が悪くなったら怖いから、ご希望に沿える様に頑張ってタメ口を話さなければ……。
「名前はマクセルで良いぞ。俺が管理してる22番は放置したことも無いし、安定してるから、極偶に一部分を浄化するぐらいだ。23番は瘴気が蔓延していたから全体を浄化しなくてはならなかった。君が来てくれなかったらその箱庭の世界は破滅していただろうね。それに俺の管理してる22番は隣だから、影響が出ていたかもしれない。本当に助かった」
「ショウキ?お礼言われても実感が無いんだが。しかし破滅って大袈裟じゃないか?」
ショウキって汚れのことか?外国語?
箱庭の破滅って、又作り直せばいいんじゃないのか?
「いや、大袈裟では無いよ。その破滅を止めているのは君の行いだ。周りの皆は注目しているよ」
おお、スタッフさんや視聴者から注目されてるのか。
俺なりに頑張った甲斐があったな。
「浄化が済めば君は完全に管理人になる。そうしたら楽になるから、焦らず無理せずに浄化を頑張って欲しい」
「掃除が終わってもここで生活していいのか?」
「勿論!それには掃除が完璧に済まないといけないがな」
「何だかモチベーションが上がってきた気がするよ」
「それでいい。先程まで顔色が悪かったから心配だった。まぁ、ローマンがサポート(神水の用意)してるなら無事に任務をやり遂げられるだろう」
顔色悪かったのは貴方が怖かったからです。
「猫さん、じゃなくてローマン?には癒して貰ってるよ。夜も一緒に寝てるし」
「ブホッ!」
え、マクセル、コーヒー吹いた。
そんで又猫パンチ食らってるよ。
「いや、スマン、汚したな。それにしても仲が良いんだな……」
所々に撒かれたコーヒーは、小さいオッサンが雑巾で拭いてくれた。
その雑巾、めっちゃ汚れ取れるね。
お礼を言うと、小さいオッサンはサムズアップして去って行った。サングラスしてサムズアップ、カッコイイじゃないか。
「成程、ブラウニーがサングラスしてるのは眩し過ぎるからか……」
「え?」
マクセルさんがボソリと呟いた言葉は上手く聞き取れなかった。
「今日はこれからあのバカを裁判所まで連れて行かねばならんから、今度改めて伺うよ」
「俺の方もお客さんが来ても大丈夫な様に、色々揃えておくよ」
裁判所の前に病院じゃないかと思うのだが、敢えて言わない。
マクセルさんを見送る為に俺も庭に出ることにする。
又ダンプカー犬に怯えられると困るので、あの後購入した黒のフルフェイスヘルメットを被るが、マクセルさんは驚くことも無く、納得して頷いていた。
あ、犬も怯えるこの顔、マクセルさんは平気なんだな。良かった。
マクセルさんは倒れている男の頭を再び掴み、引き摺りながら庭を歩いて行く。
うん、何も言うまい。
その時陽が翳った様な気がした。
大きな雲でも流れているのかなと思い空を見上げると、新幹線ぐらいの大きさの黒い龍が空を飛んでいた。
いやぁ プロジェクションマッピングって凄いな。
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リハビリがてらにヨガを始めたのですが、身体が固すぎで曲がりません。
マクセル「俺が手伝ってやろう!」
ボキボキッ!バキバキッ!
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