漆黒の魔術師と金の聖女ー時空転移は永遠の出会いー

雛瀬智美

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第二章

恋する魔法少女と黒魔術師

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ルシア視点の短いモノローグです。

第3話までご覧いただけていたら、

より楽しんでいただけるかと思います。






   心に闇を抱えている彼の元で

 私は、師弟関係でも主従関係でもない

   不可思議な関係を気づいていた。

 契約の証として、私が望んだのは、

    彼を刻み込んで、ここにいる理由が欲しかったから。身を投げ出したわけではない。

 ここで生きるための礎を求めていた。

 闇を纏う彼は闇から生まれでたような暗く美し    い姿をした黒魔術師を愛して 

しまったことは紛れもない事実。

 紛い物の光溢れる庭の中に、

  溶け込んでる私と、夜から舞い降りたかのような人。

 月と太陽。昼と夜。

 彼が私に魔法を教えてくれたように、

 私が最高の魔法をかけてあげたい。

 永遠に解けない恋の魔法を。

 深く繋がって、抱きしめあって眠ることで、

    私はあなたに近づけた気がした。

 (ライアン・クライヴ……愛しい私の魔法使い) 

 意外にあどけない寝顔に触れれば、自然と笑みが浮かんだ。

 眠っていれば冷たくて鋭い眼差しをくれる人だなんて 想像できない。

作り物めいた端正すぎる美貌だが、無防備で、 

可愛らしささえ感じる。

どうしてだろう。

憎しみさえ、抱くこともなく、ただ、この人のそばにいたいと願い、生きてきた時代を捨てた。

彼がいなければ生きられない。

家族よりも大事に思える存在に出会ってしまった。



 私が闇を照らす光なら、

   これほど似合いの二人はいないわ。 

   ね、そうでしょ。

   眠る彼の頬に口づけたら、

   微かに笑った気がした。 



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