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第二章
番外「愛しくて苦しくてすごく嬉しい」
しおりを挟む温かな闇をくれる彼は黒い魔術師。
呼び出されて、契約を交わし、
肌を重ねて、同じ心を重ね合った。
黒衣の中に抱きすくめられれば息もつけないほど苦しいけれど
嬉しくてこの腕の中で羽ばたくことを夢見る。
内に秘めた暗闇が、透けて見えても
私の光であなたを癒し続けるわ。
愛おしくて、たまらないから、あの深い瞳で見つめ続けてほしい。
神官の娘として生まれながら、
背信的な生き方をしていることに何の後悔もない。
これは、私が選んだことだから。
誇りに思いさえしても後ろめたさなどないのだ。
教えられた、嘘をつかず正直に生きることを
守って生きているだけだもの。
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