異世界転生したら最上位種族の「銀龍」になりました。

ルアラス王国 レイシー街 編

第26話 魔気

第26話 魔気


エフナ「よーし！張り切っていくにゃ！」

リア「なんで一緒に行くことになってるんですか」

エフナ「暇だったし」

リア「理由浅くないですか！」

エフナ「ところでリアちゃんは魔気ってしてるかにゃ？」

リア「魔気？」

エフナ「文字通り魔力の気の事だにゃ」

エフナ「通常、自身の体にある魔力を魔法として変換するのに時間がかかるにゃ、それを限りなくゼロに近づける技術みたいなものだにゃ」

リッド (ルークはやってたね)

佐藤 (あのオーラみたいなやつか)

佐藤 (俺には出来ないのか？)

リッド (僕たち龍は身体がほとんど魔力で出来てるからそもそも魔気を身につけなくても魔法の発動はコンマ1秒もかからないから必要ないんだよ)

佐藤(なるほど)

と、ギンとリッドが念話で話していると…

リア「出来ましたわ」

エフナ「はや！？」

リアの身体の周りに水色より薄いオーラが漂っている。

エフナ「普通は自身の魔力を体の外側に留めさせるにはかなり時間が必要にゃんだけどね」

リア「これが魔気…」

エフナ「魔気は魔力が分散して大気に戻ったりしちゃうからずっと出しっぱなしにすると魔力が枯渇したりするから気をつけてにゃ」

エフナ「魔気での1番のメリットは詠唱時間が短くなる事ともう1つ！魔気で全身ガード出来ることにゃ！特定の場所に魔気を集めたりすることも出来たりするから頑張ってみるにゃ！」

リア「エフナさん…物知りなんですね！」

エフナ「そ、そんなことにゃいにゃ！褒められると照れるにゃ！」

と、その時

佐藤「この気配…？」

エフナ「お出ましにゃ…」


ガサガサ…
草が動きぷよぷよとしたゼリーに目がついたような生き物が現れる。


リア「スライム！？」



次回に続く…