お狐様の恩返し

泡沫 呉羽

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ニアの部屋

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 うん、寝落ちした。またニアに迷惑をかけちゃったや。
そして食事時間はとっくに過ぎ夜になってる……。簡単なスープとふかふかなパンをおいてくれてるからそれを食べる。

「ニア……部屋かな?」

 起きたらだいたいそばにいるニアがいなかったんだ。忘れかけてた寂しさを思い出しちゃって少し不安だなぁ。
………ちょっとだけニアの部屋を覗いてみようかな。いや、でも女の子の部屋を覗くなんて……………。そんな葛藤をしてたら話しかけられた。

「そんなに頭振ると千切れそうですよ?」

 何故か窓からかっこよく入ってきたニアに心配された。

「窓………。ニアの部屋ってちゃんと使ってる??僕の世話のせいであまり休憩とかできてないんじゃないかと思って………」

 ニアはゆっくりと歩いて僕の額あたりに指を当てようとしたからとりあえず避ける。

「…………避けられました。害する気はないですがどうしたんですか?」

 僕最近わかった気がする。ニアが僕に触れる時にね、寝ることを推奨してる場合は睡眠魔法で眠らせようとしてるんだ。なんとなくわかってきたんだからね!

「魔法だよね。………僕、魔法使わなくてももう眠れるよ…」

 前まであまり眠れなかったからニアはぐっすり眠れるように魔法をかけてくれてたんだと思う。僕の睡眠時間長いように見えて、すぐ目が覚めるから短い。それに加え悪夢とか見る時がありそれがニアが来てからないんだよ。

「……魔法を感知できるようになったんですね。何かいたしましょうか?」

 僕が避けたのを見てまだ眠たくないのと魔法を使わずに寝れる事を理解をしてくれた。

「あのね、ニアの部屋見てみてもいい?他の人の部屋どうなってるのか見たくて……」

 ニアは世話係のために作った続き扉を開けて手で招く仕草をした。僕はゆっくりと壁際を歩いて近づく。

「特に何も無いですがどうぞ。…棚に並んでる本はまだ銀髪さんには早いので見ないようにお願いします」

 早い……?どうゆうことだろう……。

「魔法書です。勝手に魔力を取ったり、相互相性的なもので魔法が発動しちゃうものもありますから」

 なるほど………。魔法書は危ないものが多く代わりに貴重な情報や魔法が載っていることが多いと聞いたことがある。触らないようにしとこうと。それにしても綺麗な部屋。いや、物がほとんどなく必要最低限という感じだね。
あ、あれは?

「傘です」

 間髪入れずにニアは言った。………僕の感が言ってる。あの和傘みたいなの絶対なにかある……。

「ねー、アレはなに「傘です」……そう…」

 僕の言葉に被せるように二度目の言葉を言った。…ニアが傘というんだからそうゆうことにしとこうかな。ふと横を見るとニアが僕を見ていた。

「……銀髪さん…髪きりませんか?」
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