42 / 166
異世界来ちゃったのかな?
41
しおりを挟むあー、って見てたら、日本の昔話に出てくる様な龍、水墨画にある様な龍と西洋のドラゴンを足して2で割った感じの、なんか顔がイケメンな龍が出来上がってた。
これは怒られる気しかしない。
だって、大きさ!
んと、一戸建てのお家くらい。
モデルハウスとかの三階建ての駐車場2台、子供部屋ふた部屋みたいな間取りの家分な。
「アキ様、やったー!!!
私との子も作ってくれましたね!」
ラバル!静かに!
「これ、怒られるよ!
こんな大きな使役獣はさ!」
ワタワタしてたら、やっぱりでした。
「アキ様!!!」
ラドルが何事かと慌てた様子で、文字通り飛んできた。
神様も、来ちゃったよ。
「ちょっと、ちょっと、アキさん、
この使役獣大きすぎでしょ~」
「で、ですよねー。」
チカちゃんも、呆れ顔だ。
チカちゃんにまで!
「鈴木くん!小さくなって!!」
真名をレーゲン、呼び名は鈴木くん
クラスにいた、委員長がおっきい人で、ちょっと似てるから!
「す、ずき、くん?
この子の名前?」
「はい、クラスの委員長でおっきい子で、似てるから。
鈴木くんです!」
名前をつけたら、猛禽類くらいのサイズになって、俺の肩に乗った。
「おぉ、上手!
宜しくね鈴木くん!」
長い首の辺りを撫でたら、チカちゃんの時と同じように流れ込んできた。
『アキ様、レーゲンの名を授かり誠にありがとうございます。
存分に働かせていただきます。』
「鈴木くんも聖獣さん?」
会話できるって事はそうなのかな?
「ねぇ、チカちゃん、鈴木くんもそうなのかな?」
『そうですな。
おい、スズキとやら、チカだ、宜しくな』
『若輩者故、ご迷惑をお掛けいたしますが、宜しくお願い致します。』
これって。
「アキ、またか。」
えー、無意識だったんだもん。
「えと、あの、ごめんなさい」
「まあ、属性の魔力が真反対と言うのが、また何とも。
しかも、聖獣ですか。」
ラドルはさすがに2回目となると、はいはいって感じでいなしてるけど。
この子たち、どうしたらいいんだろ?
えっとご飯とか、飼い方とか。
「神様、聖獣の飼い方教えてください。」
いつのまにか、七精霊王が勢揃いしていた。
「そういや、聖獣ってどうするのか誰も知らないよな。
今までいた事ないし。
本人達がどうしたいか聞けばいいんじゃないかな?」
光の精霊王ラザルが提案してくれた。
「チカちゃん、スズキくん、2人はご飯とか寝る場所とかどうしたらいい?」
『我らは、アキ様の守護聖獣なれば、アキ様の中に入らせて頂きます。
アキ様の魔力が我らの糧にございますれば。』
「俺の中にって、どうやったらいいの?」
『簡単な事。
戻れとお命じ下さい』
「分かった。
チカちゃん、スズキくん、戻って」
しゅるんって感じで、俺の中に消えていった。
「おー、素晴らしいですな。」
金の精霊王、ライルが関心していた。
「聖獣たちがどんな能力か、改めて見てみないといけないな。
アキ様は、ご飯食べて筋肉をつける!
また、ぺしょー、に細ってのを晒さないといけなくなりますよ」
ライルが豪快に笑いながら、聖獣騒動の顛末を笑っていた。
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔女の呪いで男を手懐けられるようになってしまった俺
ウミガメ
BL
魔女の呪いで余命が"1年"になってしまった俺。
その代わりに『触れた男を例外なく全員"好き"にさせてしまう』チート能力を得た。
呪いを解くためには男からの"真実の愛"を手に入れなければならない……!?
果たして失った生命を取り戻すことはできるのか……!
男たちとのラブでムフフな冒険が今始まる(?)
~~~~
主人公総攻めのBLです。
一部に性的な表現を含むことがあります。要素を含む場合「★」をつけておりますが、苦手な方はご注意ください。
※この小説は他サイトとの重複掲載をしております。ご了承ください。
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。
はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。
2023.04.03
閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m
お待たせしています。
お待ちくださると幸いです。
2023.04.15
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
更新頻度が遅く、申し訳ないです。
今月中には完結できたらと思っています。
2023.04.17
完結しました。
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます!
すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
優しい檻に囚われて ―俺のことを好きすぎる彼らから逃げられません―
無玄々
BL
「俺たちから、逃げられると思う?」
卑屈な少年・織理は、三人の男から同時に告白されてしまう。
一人は必死で熱く重い男、一人は常に包んでくれる優しい先輩、一人は「嫌い」と言いながら離れない奇妙な奴。
選べない織理に押し付けられる彼らの恋情――それは優しくも逃げられない檻のようで。
本作は織理と三人の関係性を描いた短編集です。
愛か、束縛か――その境界線の上で揺れる、執着ハーレムBL。
※この作品は『記憶を失うほどに【https://www.alphapolis.co.jp/novel/364672311/155993505】』のハーレムパロディです。本編未読でも雰囲気は伝わりますが、キャラクターの背景は本編を読むとさらに楽しめます。
※本作は織理受けのハーレム形式です。
※一部描写にてそれ以外のカプとも取れるような関係性・心理描写がありますが、明確なカップリング意図はありません。が、ご注意ください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる