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異世界来ちゃったのかな?
54※R18
しおりを挟む空腹が満たされるように、心が満たされた。
ラシルが与えてくれる快感が、自分の不安を払拭してくれる。
みんなが好き。
これはおかしいかもしれないけど、この世界で俺はみんなが必要としてくれるから居られるんだ。
「ゆっくり挿れますからね」
高く掲げたお尻をラシルがしっかり掴み、俺のアナルにペニスを添えた。
ぐっと圧力がかかって、柔らかくほぐしてあるアナルが目一杯拡がって大きな先から一番太いカリの部分を飲み込もうとしても苦しくて、痛くて!
「あぐ!あ、あ、あぁぁぁ!!!!」
痛い、痛いよ、無理!
「やぁ、痛い!!!
やめて!!」
ラシルが推し進めることを諦めてくれた。
「ごめん、ごめんなさい
頑張ったけど、ごめんなさい」
「アキ様、私こそ事を急ぎすぎました。
明日以降、他の精霊王たちとこうやって愛を交わすのかと思うと
初めての貴方を欲しかったから
無理にでも挿れてしまいたかった。」
「ここに挿れなくても、俺はラシルの事好きだよ?」
ちょっと困った顔で笑いながら、仕方ないですと言って体を綺麗にしてくれた。
抱きしめてもらいながら寝るのは、なんて気持ちがいいんだろう。
ただ、お尻の痛みは残ったままで、まだ何か入ってるようだった。
ラシルの腕の中で目が覚めた。
まるで、絵本の王子様のがいるみたいで、見惚れてしまったのは内緒。
恥ずかしい昨夜のことを思い出して、ジタバタしてラシルを起こしてしまった。
「ん、アキ様
お目覚めですか?」
ラシルが眩しそうに目を擦る寝ぼけた感じが可愛い。
美形って何をやっても絵になるよね。
「ラシルは綺麗だよね。
俺なんかとは比べもにならないよ」
「は?
アキ様、自分の姿、鏡見たことないんですか?」
「ん~?
そう言えば、全身を見たことないな。
小さい子猫だった時に、自分の頭についてるツノを川の水で映してびっくりしたよ。
神様が万能な能力のために付けてくれたツノ。
小っちゃいけど、やっぱりツノが有ったら魔獣に見られちゃうかもって隠したけど」
「ツノ?!
ツノですか?」
ガバッと起き上がって、俺の頭をラシルが触る。
「んとね、これ」
シルエットだけ見ると、捕食するクリオネみたい。
本数足りないけど。
ただ、ツノが小っちゃいから、まぁ可愛いかな。
俺は嫌いじゃない。
「ツノ、可愛いですね。
なんか、アンバランスさが、なんとも言えないですよ」
そっとラシルが触れると、おかしなことにそこが性感帯だって言ってるようにぞくぞくした。
自分で触ってもなんともないんだけどな。
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