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13 ブルーノ先輩の独白
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「受理致しました。ご婚約おめでとうございます」
役所で婚約や結婚の書類を提出した者には、サービスブーケが贈呈される。白い半透明の花弁がたっぷり重なった花を、銀のリボンで纏めた小ぶりな花束だ。
イレネオはそれに鼻先を突っ込み『俺、こういうの初めて貰ったかも。いい匂いする!』と、花粉をつけて笑っていた。鼻を舐めてやったら悪戯すんなと怒っていた。
幼い頃から、この柔らかい色をした髪と、向日葵のような目を持つ男の子を狙っていた。
初めて会い、触れたときの衝撃は未だ言葉に出来ない。彼は『いってえ!バチって来た』と情緒のないことを言っていたが。
彼は知らないだろうが、オレにとっては一瞬で彼が世界の全てになったのだ。
子供の1歳差は案外大きい。
歩く幼児と寝転がる乳幼児。精通を迎えたものとそうでないもの。たかが一年、されど一年の経験の差。
そういったアドバンテージを生かして、オレは怖くない、オレは優しい、オレはお前の味方なのだ、と繰り返し彼の脳に刻み込んだ。
功を奏してイレネオは、オレをブルーノ兄ちゃんと呼んで慕うようになってくれた。
しかし元々オレは兄の方と友人だ。その弟だけを連れ出そうとするのは不自然になる。
どうするかとチャンスを常に狙っていたオレの下心に気づいた聡い友人は、弟を守るために牽制をかけてきた。奴は弟と喧嘩ばかりしているが、大事に思ってもいるのだ。
彼の兄としては家が大きいだけの、自身は何も持たない男に弟を好き勝手されるのはかなり嫌だろう。だから将来のことにピントを合わせ、それに向けて真剣に、頭と身体を鍛え抜くことに集中しようと決意した。
とはいえ、オレは若かった。
欲望を学びの活力へと変換するも、合口の君が手の届く範囲にいる事実は変わらない。
あの安心し切って隙だらけの小さい男の子に、襲いかかることなど造作もないのだ。
人のいない場所に連れ込み、衣服を剥ぎ取り、露出させ、魔力を流して前後不覚にさせ、…それから。気持ちがいいとはこういうことだと身体に教え込むなんていつでもできる。
カップに押し込めた欲望を縁の際ギリギリまでに留まらせていたオレは、何度もそれを決壊させかけ、他者との後腐れのない関係に手を出した。
こんなことのために鍛えたわけではない魔術を使い、姿が分からないようにして。オレの頭の中で勝手に嬲られ、乱される彼に罪悪感を持ちながら。
学園内で時折会うようになったイレネオは、昔のまま無邪気で裏表のない少年だ。
めったに会わないから美化され妄想が膨らんでしまうのだと思っていたが、オレを見かけるたびに近寄ってくる彼がいる生活。
それなりに背が伸びて、声が少し低くなった。でも相変わらず、オレの下心にまるで気づかず何も疑わずに近づいて、パッと発光するような笑顔を向けてくる。
そんな生活はオレの獣欲をひたすら煽られ続けるものだった。
だから、彼が呪文を覚えられず、暴発の恐怖を抱えていることを知ったときの喜びは凄まじかった。暴発寸前なのはオレの方だった。
人に言えないことや、叶えられない夢を抱え、本性をひた隠しにして生きてきたオレに与えられた幸運。神はオレを見捨ててはいなかった。
出来るだけ乱暴にしたくない、優しくしたいと思ってはいるのだ。しかし一度興奮するとまるで我慢が利かない。魔力制御は誰に教わることなく、早々に身につけられたのに。
抵抗する彼を組み敷くたび、ゾクゾクとした愉悦が込み上げてくるのだ。ギュッと目を閉じて、涙を浮かべ、顔を紅潮させて何かを叫ぶ彼。
手足の力が弱り、濡れた目の焦点が合わなくなった頃、また仄暗い充足感に満たされる。オレはもっと、最愛の彼の前では紳士でいられると思っていた。
とんでもない自惚れだった。
言い訳になるかもしれないが、彼に魔力を突っこむたび、彼の柔らかい肌と濃い魔力に触れるたびに、バチバチと理性を消し炭にされるような快感に襲われるのだ。
男なら誰しもこうなってしまうだろうとも思っている。
イレネオはきっと覚えていない。
自分はいつも早々に気絶していると思っているだろう。実は違う。
甘い電撃を味わうことばかりに夢中になってしまうせいで、いつも最後は彼の股間が広範囲に充血して、真っ赤に腫れ上がる。
息も絶え絶えというように収縮を繰り返す彼の後孔からは、魔力の凝縮液が溢れ出し、オレが出し尽くした白濁が多量に混じり、照明の光を反射してぬらぬら光る。
もうとっくに魔香油は使っていない。奥の奥から、泡立つほどに溢れてオレを刺激し続ける。
あまりにも扇情的な彼の姿にまた理性を飛ばしそうになりながら、もう休もう、と終わらせようとはするのだ。
『いやだあ、もっとする、もっといれてえ、いれてえ、せんぱいい』
脚を開き、腰を揺すり、譫言のようにそう強請られて我慢できる男などいない。いたらそいつは見上げた紳士だ。それかイ○ポだ。
大丈夫かこの子は、と思いながらも要求に応えると、『あん、きもちい、きもちい、好きい、好きいい』などと鼻にかかった甘ったるい掠れ声を上げるのだ。
理性など爆砕されるに決まってんだろバカヤロー。
オレだってもっと大人ぶりたかったよ。彼の前では。
魔力は生き物であり、人間は魔力を利用しているようで、されているだけなのかもしれないと、オレは考えている。
魔力にとってはただの宿主である人間。乗り移る先の器が大きければ大きいほど種の保存のために有利であり、より器の大きな宿主を増やすため、相性が良い魔力を持つ者同士の性感を刺激し、快感で支配し、枯れるまで子種を出させ、また新たな宿主たる子孫を増やす。
オレたちは魔力という名の生き物に、意思のある生命体に、操られているだけではないか。そう思えて仕方がないのだ。
役所で婚約や結婚の書類を提出した者には、サービスブーケが贈呈される。白い半透明の花弁がたっぷり重なった花を、銀のリボンで纏めた小ぶりな花束だ。
イレネオはそれに鼻先を突っ込み『俺、こういうの初めて貰ったかも。いい匂いする!』と、花粉をつけて笑っていた。鼻を舐めてやったら悪戯すんなと怒っていた。
幼い頃から、この柔らかい色をした髪と、向日葵のような目を持つ男の子を狙っていた。
初めて会い、触れたときの衝撃は未だ言葉に出来ない。彼は『いってえ!バチって来た』と情緒のないことを言っていたが。
彼は知らないだろうが、オレにとっては一瞬で彼が世界の全てになったのだ。
子供の1歳差は案外大きい。
歩く幼児と寝転がる乳幼児。精通を迎えたものとそうでないもの。たかが一年、されど一年の経験の差。
そういったアドバンテージを生かして、オレは怖くない、オレは優しい、オレはお前の味方なのだ、と繰り返し彼の脳に刻み込んだ。
功を奏してイレネオは、オレをブルーノ兄ちゃんと呼んで慕うようになってくれた。
しかし元々オレは兄の方と友人だ。その弟だけを連れ出そうとするのは不自然になる。
どうするかとチャンスを常に狙っていたオレの下心に気づいた聡い友人は、弟を守るために牽制をかけてきた。奴は弟と喧嘩ばかりしているが、大事に思ってもいるのだ。
彼の兄としては家が大きいだけの、自身は何も持たない男に弟を好き勝手されるのはかなり嫌だろう。だから将来のことにピントを合わせ、それに向けて真剣に、頭と身体を鍛え抜くことに集中しようと決意した。
とはいえ、オレは若かった。
欲望を学びの活力へと変換するも、合口の君が手の届く範囲にいる事実は変わらない。
あの安心し切って隙だらけの小さい男の子に、襲いかかることなど造作もないのだ。
人のいない場所に連れ込み、衣服を剥ぎ取り、露出させ、魔力を流して前後不覚にさせ、…それから。気持ちがいいとはこういうことだと身体に教え込むなんていつでもできる。
カップに押し込めた欲望を縁の際ギリギリまでに留まらせていたオレは、何度もそれを決壊させかけ、他者との後腐れのない関係に手を出した。
こんなことのために鍛えたわけではない魔術を使い、姿が分からないようにして。オレの頭の中で勝手に嬲られ、乱される彼に罪悪感を持ちながら。
学園内で時折会うようになったイレネオは、昔のまま無邪気で裏表のない少年だ。
めったに会わないから美化され妄想が膨らんでしまうのだと思っていたが、オレを見かけるたびに近寄ってくる彼がいる生活。
それなりに背が伸びて、声が少し低くなった。でも相変わらず、オレの下心にまるで気づかず何も疑わずに近づいて、パッと発光するような笑顔を向けてくる。
そんな生活はオレの獣欲をひたすら煽られ続けるものだった。
だから、彼が呪文を覚えられず、暴発の恐怖を抱えていることを知ったときの喜びは凄まじかった。暴発寸前なのはオレの方だった。
人に言えないことや、叶えられない夢を抱え、本性をひた隠しにして生きてきたオレに与えられた幸運。神はオレを見捨ててはいなかった。
出来るだけ乱暴にしたくない、優しくしたいと思ってはいるのだ。しかし一度興奮するとまるで我慢が利かない。魔力制御は誰に教わることなく、早々に身につけられたのに。
抵抗する彼を組み敷くたび、ゾクゾクとした愉悦が込み上げてくるのだ。ギュッと目を閉じて、涙を浮かべ、顔を紅潮させて何かを叫ぶ彼。
手足の力が弱り、濡れた目の焦点が合わなくなった頃、また仄暗い充足感に満たされる。オレはもっと、最愛の彼の前では紳士でいられると思っていた。
とんでもない自惚れだった。
言い訳になるかもしれないが、彼に魔力を突っこむたび、彼の柔らかい肌と濃い魔力に触れるたびに、バチバチと理性を消し炭にされるような快感に襲われるのだ。
男なら誰しもこうなってしまうだろうとも思っている。
イレネオはきっと覚えていない。
自分はいつも早々に気絶していると思っているだろう。実は違う。
甘い電撃を味わうことばかりに夢中になってしまうせいで、いつも最後は彼の股間が広範囲に充血して、真っ赤に腫れ上がる。
息も絶え絶えというように収縮を繰り返す彼の後孔からは、魔力の凝縮液が溢れ出し、オレが出し尽くした白濁が多量に混じり、照明の光を反射してぬらぬら光る。
もうとっくに魔香油は使っていない。奥の奥から、泡立つほどに溢れてオレを刺激し続ける。
あまりにも扇情的な彼の姿にまた理性を飛ばしそうになりながら、もう休もう、と終わらせようとはするのだ。
『いやだあ、もっとする、もっといれてえ、いれてえ、せんぱいい』
脚を開き、腰を揺すり、譫言のようにそう強請られて我慢できる男などいない。いたらそいつは見上げた紳士だ。それかイ○ポだ。
大丈夫かこの子は、と思いながらも要求に応えると、『あん、きもちい、きもちい、好きい、好きいい』などと鼻にかかった甘ったるい掠れ声を上げるのだ。
理性など爆砕されるに決まってんだろバカヤロー。
オレだってもっと大人ぶりたかったよ。彼の前では。
魔力は生き物であり、人間は魔力を利用しているようで、されているだけなのかもしれないと、オレは考えている。
魔力にとってはただの宿主である人間。乗り移る先の器が大きければ大きいほど種の保存のために有利であり、より器の大きな宿主を増やすため、相性が良い魔力を持つ者同士の性感を刺激し、快感で支配し、枯れるまで子種を出させ、また新たな宿主たる子孫を増やす。
オレたちは魔力という名の生き物に、意思のある生命体に、操られているだけではないか。そう思えて仕方がないのだ。
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