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第13話:永久に捧ぐ祈りと愛
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白金の神殿に、静謐な鐘の音が響き渡る。
窓から差し込む陽光は、私の新しい象徴である黄金の魔力と混ざり合い、帝国の空をどこまでも高く、青く澄み渡らせていた。
リュードヴィヒ陛下と共にバルコニーに立つと、広場を埋め尽くした民衆から、地鳴りのような歓喜の声が上がる。
かつて、祈っても祈っても蔑まれた私の力。それが今、この国では「希望」と呼ばれ、人々の笑顔を咲かせている。
「……夢のようです。誰かのために祈ることが、こんなに温かいことだったなんて」
私が呟くと、隣に立つ陛下が私の手をそっと、けれど離さないという強い意志を込めて握りしめた。
「夢ではない。これは君がその手で、その心で勝ち取った現実だ。……そして、君の祈りはもう、世界のために捧げる必要はない。これからは私一人のために、その微笑みを向けてくれればいい」
陛下の視線は、どこまでも深く、純粋な愛に満ちている。
一方で、遠い国境の向こう側――。
私が「魔力の糸」を引き揚げた祖国は、静かにその歴史に幕を下ろしたと聞いた。
カイル様やミナがその後どうなったか、私はもう知らない。
彼らへの怒りは、この帝国の眩い光の中に溶けて消えた。
憎むことさえ忘れてしまうほど、今の私は愛されている。
それは、最大の復讐よりも残酷で、何よりも美しい「決別」だった。
「エルゼ。……見ろ、君の愛した青い薔薇が、庭園いっぱいに咲き誇っている」
陛下が私の肩を抱き寄せ、耳元で甘く囁く。
私は彼の胸に寄り添い、目を閉じた。
かつて凍えていた心は、もう二度と冷えることはない。
私を「真の聖女」として見つけ出してくれた、この強く、執着に満ちた腕の中で。
終わりのない溺愛と、永遠に続く幸福。
私は今、人生で一番、清らかな愛の光に包まれていた。
窓から差し込む陽光は、私の新しい象徴である黄金の魔力と混ざり合い、帝国の空をどこまでも高く、青く澄み渡らせていた。
リュードヴィヒ陛下と共にバルコニーに立つと、広場を埋め尽くした民衆から、地鳴りのような歓喜の声が上がる。
かつて、祈っても祈っても蔑まれた私の力。それが今、この国では「希望」と呼ばれ、人々の笑顔を咲かせている。
「……夢のようです。誰かのために祈ることが、こんなに温かいことだったなんて」
私が呟くと、隣に立つ陛下が私の手をそっと、けれど離さないという強い意志を込めて握りしめた。
「夢ではない。これは君がその手で、その心で勝ち取った現実だ。……そして、君の祈りはもう、世界のために捧げる必要はない。これからは私一人のために、その微笑みを向けてくれればいい」
陛下の視線は、どこまでも深く、純粋な愛に満ちている。
一方で、遠い国境の向こう側――。
私が「魔力の糸」を引き揚げた祖国は、静かにその歴史に幕を下ろしたと聞いた。
カイル様やミナがその後どうなったか、私はもう知らない。
彼らへの怒りは、この帝国の眩い光の中に溶けて消えた。
憎むことさえ忘れてしまうほど、今の私は愛されている。
それは、最大の復讐よりも残酷で、何よりも美しい「決別」だった。
「エルゼ。……見ろ、君の愛した青い薔薇が、庭園いっぱいに咲き誇っている」
陛下が私の肩を抱き寄せ、耳元で甘く囁く。
私は彼の胸に寄り添い、目を閉じた。
かつて凍えていた心は、もう二度と冷えることはない。
私を「真の聖女」として見つけ出してくれた、この強く、執着に満ちた腕の中で。
終わりのない溺愛と、永遠に続く幸福。
私は今、人生で一番、清らかな愛の光に包まれていた。
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