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少年編 第1章
16-主人は素直です
しおりを挟むノアの質問に戸惑いながら答えるエリアス。
「嫉妬したのかも…そんなシーン初めて見たけど…。頭から映像が離れなくなっちゃって…。でももっと見ていたいなんて思わなかった…寧ろ…むしろ…――。その後、僕なんだかすごく悲しくて、泣いてしまったんだ。」
僕、なんて言おうとした?寧ろ、羨ましかった?何が?
彼女が?僕はどうしてしまったんだろう…。エリアスは狼狽えた。
「そっか…。エリアスは素直だね…」
「何を話せば仲直りできると思う?」
「僕はね、レナードを祝福してやるべきだと思うな!」
「そう…だよね…。だって、レナード学業も仕事もどっちもしないといけないのに、恋愛ぐらい自由にしたいよね?」
「うん。そう思う。だから、恋人できておめでとう!って言ってやりなよ。きっと喜ぶよ。ご主人様に邪険にされたら、執事も辛いよ、きっと。レナード、同い年だけど精神年齢がどっか大人だから耐えてるっぽいけどー。」
「…そうだね。うん。そうするよ…。ありがとう、ノア…。」
「主人が許して話しかければ、その事は触れなくても良いと思うよ?人の恋路に首突っ込む奴は馬に蹴られて何とか、って言うじゃん? そんな事にもう悩んでないで、エリアスは僕と楽しい事して遊ぼう?ねっ?」
「…うん。」
そうか、祝ってあげるべきなんだ。怒ってるなんてお門違いもいいとこなんだな…。
改めて自分の幼稚さに辟易する。
ノアはテーブルのアイスティをゴクゴク飲んだ。そして僕の手を握ると、彼のベッドへ引っ張り込んだ。
「じゃぁ僕と楽しい事しよう!」
そう言って顔を掴むと、いきなりキスをした。
びっくりしてノアを突き飛ばす。
「む!んん!!!何するの!!ノア!?」
「何ってナニだよ。」
「ナニって、何?」
「レナードと、恋人がしてた事。」
「??!!どうしてそうなるの?」
「ねぇ、エリアス、僕、エリアスの事すごく好きなんだ。君が辛い思いをするのが許せないよ。だから僕と楽しい事いっぱいして、辛い事忘れてしまえば良いと思うんだ。それにね、とっても気持ちいいから、大丈夫だよ、きっと嫌じゃないと思う。」
そういうとノアはまたキスをしようとする。
また思いっきり腕を伸ばして突っぱねた。
「何するんだよ!僕、レナード以外とキスしたことなかったのに!」
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