恋に落ちる主人と執事 -美しすぎる伯爵 少年編- 

小鷹りく

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少年編 第1章

35-Melon Kiss

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レナードはエリアスの口端から漏れる果汁を余すことなくぺろぺろと舐めると、口の中に残っていた半分のメロンまで自分の舌で取り出そうとした。

「まっ…なっ…んぅぅ!」

舌を入れられたエリアスはびっくりしてレナードを押し返す。

「何してっ…んだっ!」

「バンペルノ様、私にもメロンを分けてください。」


「自分で余ってるヤツ食べればいいだろうっ…!僕の口の中のを食べる必要はない」

「いいえ、それが欲しいのです。その半分をください」

(無茶苦茶な事を言っているのはわかっている。ただキスをする理由が欲しいだけだ)

「もう食べたからないよっ!」

「そんなつれない事を」

黒い目にひまわりの形をした妖艶な色の瞳をキラリと光らせてレナードは主人を追い詰める。


エリアスは恥ずかしさに顔を真っ赤に染める。

レナードは一番小さい球体のメロンを新しくフォークで突き刺すと、エリアスの口元に運んだ。

「私にも食べさせてください」

エリアスはわからない。口元に持ってこられているから食べろと言われたのかと思ったら、食べさせてくださいって…??

「あなたの口の中のメロンが私は食べたいのです」

「へ、変な事言うんじゃない!そのまま食べろよ!」

「いいえ、私はあなたの口の中に転がるメロンが欲しいんです」

執事なのになんて我儘を言うんだ!そしてなんていやらしい事を要求するんだ!
でもそんな彼の我儘を受け入れたくて仕方なかった。

少しいやらしい要望に抗ってみるけれど、無駄なようだ。

「さぁ、口に入れてください。」

「・・・なんで・・・ぁむ・・・」

半ば無理やりレナードに入れられた。

「ありがとうございます。やっと食べれます」

レナードの顔がエリアスに近づき、レナードは主人の口に舌を入れて美しい顔を逃げないように両手でとらえる。

エリアスは素直に彼の舌を受け入れた。彼ともっとキスしたい。

口の中は既に食べてきた果実で甘く甘く熟しており、さらに新しく入ったメロンの甘さが口中に広がる。

「私のメロン、噛まないでくださいね」

そう呟くとレナードは舌でエリアスの口の中のそれを取ろうとする。

噛まないでといわれたからには歯を立てないようにエリアスは口を開け放ったような状態になり、コロコロと口の中で転がるメロンに合わせて、レナードはぬちゅぬちゅと舌を這わせる。ちゅっちゅっと甘い甘い舌先を吸って、メロンを舌で抱えようとすると自然とエリアスの舌が絡む。それに乗じてレナードは彼の口の中を縦横無尽に犯し続けた。

クチュンクチュンと二人の唾液で音が響く。エリアスの顔がとろけて、甘く切ない顔に変わっていく…。レナードは少しメロンを吸い寄せて、食べてしまおうと見せかけると、果実と一緒にエリアスの舌がちらりと出てくる。

メロンをレナードが取ってしまうと、エリアスは切なそうに舌で追いかけてくる。

ハッとしてエリアスが舌を引っ込めると、またレナードは口の中の果実をバンペルノの口の中へ押しやる。

丸い小さな甘い球体は二人の口の中を行ったり来たりして、トロトロと二人の口元から甘涎を引き出し、はちみつのように垂れ落ちていく。エロティックな行為にレナードの男根が勃ち上がった。


レナードは最後にと口の中のメロンを引き寄せ、一噛みして砕くと、それについてきていたエリアスの舌先をちゅうっと吸って、舌を絡め、名残惜しそうに唇を開放した。

顔を離すとエリアスの口元からちらりとピンクの舌が動くのが見えた。

「美味しゅうございました……」

もっとキスしていたかったと言いたそうなエリアスの顔に満足したレナードはエリアスの乱れていた髪を整える。

「っ……」

口元に溢れていた涎を恥ずかしそうに両手で拭うと、エリアスは俯いた。

頭の中がジンジン痺れてぼぅっとする。今まで食べたことのない美味しさのスイーツを食べた様に、さっきのキスがまた欲しくなる。

エリアスの男根はさらに大きく頭を持ち上げて、狭い思いをしている。

レナードは気付かない振りをして、主人に水分を勧めた。

「お水をどうぞ」

そういうとレナードは持ってきたグラスに水を注ぐと、口に含み、エリアスに口づけて、少しずつお水を口の中に入れていく。

再びキスをされてびっくりしたエリアスは、それでも従順に水をこぼさないように、コクコクと水を飲んだ。

果実の甘さで水まで甘く感じて美味しく、もうちょっと飲みますか?というレナードの問いに、素直に頷いた。

2回、レナードの口から水をもらうと、ダメ押しするかのように彼の舌がペロリとエリアスの舌に触れる。それだけでもうエリアスはイッってしまいそうになっていた

官能的で淫猥で、甘い甘いキスは美しい人を淫らにしていった。
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