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少年編 第1章
主人の熱
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後部座席に乗せられたエリアスの体は熱かった。薬がまだ効いている様で苦しそうに息を上げている。溜息のような行き場のない甘いその呼吸に運転しながら心配で堪らずレナードはバックミラーを何度も覗いて車がふらついた。
「おいっ、大丈夫だからちゃんと運転してろよ、もうすぐエリアスの家なのにその前に事故っちまうぞ」
「すいません」
ライリーが一喝してレナードは体勢を戻してハンドルを握り直した。
「まぁこんだけ苦しそうにしてちゃ執事は気が気じゃないよね」
少しうっとりした声でノアがエリアスの頬を手の甲でそっと撫でた。それだけでエリアスはハアッと熱を逃そうと甘い吐息を漏らす。
「僕が食べて少し楽にしてあげようか?」
ノアが顔をずいっとエリアスに近づけて囁くとエリアスはぼうっとノアの顔を見た。
「ダメだ」
「ダメです!」
すぐさまライリーとレナードが止めるのでノアはクスクスと笑った
「なんだよ、心配症だな。あの薬はよく効くけど危ない類じゃないよ。エリアスがちゃんとイキ切ってないからこんな風に苦しんでるんだ。ちゃんと抜いてあげたらすぐ治るよ、ねぇ、エリアス」
二人の慌てふためく姿を見てノアが挑発する。レナードは思い切りアクセルを踏んでスピードを上げた。
「おいっ、大丈夫だからちゃんと運転してろよ、もうすぐエリアスの家なのにその前に事故っちまうぞ」
「すいません」
ライリーが一喝してレナードは体勢を戻してハンドルを握り直した。
「まぁこんだけ苦しそうにしてちゃ執事は気が気じゃないよね」
少しうっとりした声でノアがエリアスの頬を手の甲でそっと撫でた。それだけでエリアスはハアッと熱を逃そうと甘い吐息を漏らす。
「僕が食べて少し楽にしてあげようか?」
ノアが顔をずいっとエリアスに近づけて囁くとエリアスはぼうっとノアの顔を見た。
「ダメだ」
「ダメです!」
すぐさまライリーとレナードが止めるのでノアはクスクスと笑った
「なんだよ、心配症だな。あの薬はよく効くけど危ない類じゃないよ。エリアスがちゃんとイキ切ってないからこんな風に苦しんでるんだ。ちゃんと抜いてあげたらすぐ治るよ、ねぇ、エリアス」
二人の慌てふためく姿を見てノアが挑発する。レナードは思い切りアクセルを踏んでスピードを上げた。
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