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「俺より大人っぽいとか、言う必要ないだろ、碧」
恨めしそうに恵が睨む。何食わぬ様子で碧は恵の横へと並び、兄の頭をそっと撫でた。並ぶと頭一個分身長差がある。葉月よりも背は高い。
「俺がイケメンだからっていじけるな。俺は恵が兄貴でラッキーだと思ってるんだぜ。ほんと」
そう言って肩を掴んで碧は恵の顔を覗き込んだ。鼻と鼻がくっ付きそうなほどの距離でキスしてしまいそうだ。潔癖症は発動されないらしい。家族だし一緒に暮らしてるのだから当たり前と言えば当たり前だが、葉月のこめかみに知らず青い筋が立った。
「ばか碧! いつも近いんだよ!」
恵が手の平で碧の顔を押しやる。
「いいじゃん別に、減るもんじゃなし。ねぇ?」
押されながら碧は葉月に向かって大きく目を開き、片眉を上げた。どこか挑戦的な態度に見えるのは気のせいだろうか。
「俺も人の事言えた距離感じゃないからなんとも」
営業スマイルで葉月が応え、一瞬の沈黙が落ちる。
「……」
「で、何してたの、二人で」
テーブルの上の料理を見て碧が訊いた。
「葉月さんが料理教えてほしいっていうから、今日はナポリタンの作り方教えてた」
「ふーん。作り方なんてネット見ればあっという間のこの時代に?」
「別にいいだろ、ネットのレシピが口に合うかどうかなんか分かんないし」
「葉月さんって恵の手料理食べたことあるの?」
「ないけど……、それだけ俺を信用してるって事!」
「あっそう。爽太だけじゃなく、この人の世話まで始めて、恵はよっぽど人の世話が好きなんだな。そんな時間あるなら俺たちの世話また焼いてくれていいのに」
「違うわ!これは迷惑かけたお詫びだよ」
「何の迷惑?」
「酔っぱらって、愚痴りまくって、葉月さんの家で吐いた、そのお詫び……」
言いながら恵の声が尻すぼみになる。
碧はギロリと目を細めて恵を見た。
「なんだよ……」
口を尖らせる恵を横目に、碧は背筋を正すと葉月に向かっていきなり謝罪した。
「兄がご迷惑おかけしました。申し訳ありません」
「あ、いや、全然気にしないで。荻野にも言ったんだけど、何かお詫びをって言うから」
「バカ恵。潔癖症なのによく人ん家上がって吐けたもんだ。どうなってんだよ」
「酔っぱらってあんまり覚えてなくて……」
「暫く禁酒な、って、早速飲んでんのかよ!」
テーブルの上のビールを見て碧はため息を吐いた。
「社会人は疲れんの。お前も大人になったら分かる!」
先輩の前で弟にやり込まれ、腹を立てた恵はテーブルに座りなおしてビールをグイっと飲み、再びフォークを動かした。
「葉月さん、食べましょ、冷めちゃいます。こんなの相手にしなくていいっすから」
「え、うん」
「俺のは?」
「お前はバイト先で食ってきたんだろ?」
「恵のご飯食べたかった」
機嫌を損ねてしまった恵のご機嫌を取るように、碧は座っている恵の顔を覗き込んだ。また顔が近い。
「腹減ってんなら、作ってやるから、先に風呂入って来い」
「やったぁー」
そう言って碧は鞄を肩にかけて二階へ上がっていった。階段途中、葉月はどこか棘のある視線を送られた気がした。
「碧君って凄くしっかりしてるね。大学生に見えなかった。兄弟仲良いんだね」
スープを飲みながら葉月が訊く。
「うち弟二人とも俺がずっと面倒見てたんで、お母さん子って言うよりは俺に懐いてて。昔はめっちゃ可愛かったんですけどね、中学ぐらいから凄い勢いで背が伸びて、二人ともいつの間にやら俺をはるかに超える高身長。でも中身は我儘な弟のまんまですよ。いっつもご飯ご飯って。最近は二人ともある程度の家事はできるようになったんですけど、俺がいると俺に作って欲しいって甘えてくるんで。仕方なく作ってやってます」
仕方なくと言いつつも、恵は嬉しそうに話す。多分人にご飯を作るのが基本的に好きなのだろうと葉月は思った。
「じゃぁ僕はこれを頂いたら帰ろうかな」
「はい。俺あいつの飯作るんで駅まで送れないっすけど」
「そんな、女の子じゃあるまいし、スマホで駅までの道も分かるから大丈夫だよ。気にしないで弟さんのご飯作ってあげて」
「うっす」
食後葉月が洗い物をすると申し出たが、他人に自分の家の食器を洗ってもらうのは嫌だと言うので、そのままにして靴を履いた。
「じゃぁ、今日はありがとう。また次教えてもらう料理考えとく。次はうちでしてほしいな」
「……はい。じゃぁ調理道具があまり必要ないレシピで」
「うん、」
葉月は頷き、恵の目をじっと見た。恵は頭の上にハテナマークを付けている。
「恵」
ふとそう言ってみた。え、っと恵が狼狽える。その間に葉月は恵のエプロンをグイと引っ張った。顔を近づけた瞬間玄関が再びガラリと開いて、葉月はエプロンを握ったまま振り返った。
「誰だてめぇ」
碧とよく似た顔の、日に焼けた肌の男が、葉月を睨む。
「え、っと、あ、れ?」
「お帰り、海」
「その手離さねぇとぶっ殺す」
言われて葉月は手のひらをぱっと開いた。葉月が見上げているのだから190センチはある。碧より高いかもしれない。
「会社の先輩だ、バカ」
「はぁ?んな事どうでもいいんだよ、バカ恵」
「兄貴に向かってお前も碧もバカバカ言いやがって! もう飯作ってやんないぞ!」
「疲れて帰って来た家に知らない野郎がいて、兄貴の襟ぐり掴んでんだから、ぶっ殺すって言うのは普通じゃねぇか」
「普通じゃない! 謝れ」
「やだね」
「飯抜きだ」
「バカ恵」
「この野郎、本気で飯抜きだ」
「ごめん……」
「葉月さん、すいません、弟の海です。海、挨拶して中入れ」
「飯作ってくれよ?」
「わかったから」
海はギロリと葉月を一瞥して挨拶もせずに中へと入った。
玄関を後ろ手に閉めて、外へ出た葉月に恵が謝る。
「すいません、二人とも礼儀がなってなくて」
「壁、分厚いな」
「え?」
「ううん、兄弟がいるっていいね。また明日」
「はい、また明日。会社で」
おやすみと言い、複雑そうな顔をして葉月は手を振って帰って言った。
少しだけ見送ってから中に入ると、海と碧が二人して台所で待っていた。
「誰アイツ」
弟たちの声がハモる。
「だから会社の先輩。海、今日は夜ご飯要らないって言ってたのに」
「碧が帰って来いって言うから即行バイトぶっちしてきた」
「碧、なんで海呼んだ?」
「あいつ、初めて見る」
「だって、初めて連れてきたんだから」
「なんでこの家?」
海と碧が交互に質問する。
「だってあっちの家だと、俺にはしんどいから」
「でも行ったんだろ、あいつの家」
「それは酔っぱらってたから」
「あいつはダメだ」
「何が」
「あいつ、爽太と同じ目してる」
「どういう意味だよ」
「そういう意味だよ。わかんないなら爽太に訊いてみろ」
「なんで爽太が出てくるんだよ」
「鈍感」
「鈍ちん」
「なっ」
弟から交互に文句を言われて恵は頭を掻いた。
「飯作ってやるから座ってろ」
弟たちが恵の心配をするのは常だった。いつも恵の傍にいて、お兄ちゃんお兄ちゃんと可愛らしくくっ付いて周っていた。大きくなってからはスキンシップが激しく、恵に執着してくる。それを恵は父親がいないせいだと思っている。自分を父親のように思っているのだと、思っている。
「親の心子知らずっていうか、弟たちの心兄知らず、だな」
「それは俺のセリフだってーの」
恵は弟たちの視線を背中に受けながら二回目の夕食作りを始めた。
恨めしそうに恵が睨む。何食わぬ様子で碧は恵の横へと並び、兄の頭をそっと撫でた。並ぶと頭一個分身長差がある。葉月よりも背は高い。
「俺がイケメンだからっていじけるな。俺は恵が兄貴でラッキーだと思ってるんだぜ。ほんと」
そう言って肩を掴んで碧は恵の顔を覗き込んだ。鼻と鼻がくっ付きそうなほどの距離でキスしてしまいそうだ。潔癖症は発動されないらしい。家族だし一緒に暮らしてるのだから当たり前と言えば当たり前だが、葉月のこめかみに知らず青い筋が立った。
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「俺も人の事言えた距離感じゃないからなんとも」
営業スマイルで葉月が応え、一瞬の沈黙が落ちる。
「……」
「で、何してたの、二人で」
テーブルの上の料理を見て碧が訊いた。
「葉月さんが料理教えてほしいっていうから、今日はナポリタンの作り方教えてた」
「ふーん。作り方なんてネット見ればあっという間のこの時代に?」
「別にいいだろ、ネットのレシピが口に合うかどうかなんか分かんないし」
「葉月さんって恵の手料理食べたことあるの?」
「ないけど……、それだけ俺を信用してるって事!」
「あっそう。爽太だけじゃなく、この人の世話まで始めて、恵はよっぽど人の世話が好きなんだな。そんな時間あるなら俺たちの世話また焼いてくれていいのに」
「違うわ!これは迷惑かけたお詫びだよ」
「何の迷惑?」
「酔っぱらって、愚痴りまくって、葉月さんの家で吐いた、そのお詫び……」
言いながら恵の声が尻すぼみになる。
碧はギロリと目を細めて恵を見た。
「なんだよ……」
口を尖らせる恵を横目に、碧は背筋を正すと葉月に向かっていきなり謝罪した。
「兄がご迷惑おかけしました。申し訳ありません」
「あ、いや、全然気にしないで。荻野にも言ったんだけど、何かお詫びをって言うから」
「バカ恵。潔癖症なのによく人ん家上がって吐けたもんだ。どうなってんだよ」
「酔っぱらってあんまり覚えてなくて……」
「暫く禁酒な、って、早速飲んでんのかよ!」
テーブルの上のビールを見て碧はため息を吐いた。
「社会人は疲れんの。お前も大人になったら分かる!」
先輩の前で弟にやり込まれ、腹を立てた恵はテーブルに座りなおしてビールをグイっと飲み、再びフォークを動かした。
「葉月さん、食べましょ、冷めちゃいます。こんなの相手にしなくていいっすから」
「え、うん」
「俺のは?」
「お前はバイト先で食ってきたんだろ?」
「恵のご飯食べたかった」
機嫌を損ねてしまった恵のご機嫌を取るように、碧は座っている恵の顔を覗き込んだ。また顔が近い。
「腹減ってんなら、作ってやるから、先に風呂入って来い」
「やったぁー」
そう言って碧は鞄を肩にかけて二階へ上がっていった。階段途中、葉月はどこか棘のある視線を送られた気がした。
「碧君って凄くしっかりしてるね。大学生に見えなかった。兄弟仲良いんだね」
スープを飲みながら葉月が訊く。
「うち弟二人とも俺がずっと面倒見てたんで、お母さん子って言うよりは俺に懐いてて。昔はめっちゃ可愛かったんですけどね、中学ぐらいから凄い勢いで背が伸びて、二人ともいつの間にやら俺をはるかに超える高身長。でも中身は我儘な弟のまんまですよ。いっつもご飯ご飯って。最近は二人ともある程度の家事はできるようになったんですけど、俺がいると俺に作って欲しいって甘えてくるんで。仕方なく作ってやってます」
仕方なくと言いつつも、恵は嬉しそうに話す。多分人にご飯を作るのが基本的に好きなのだろうと葉月は思った。
「じゃぁ僕はこれを頂いたら帰ろうかな」
「はい。俺あいつの飯作るんで駅まで送れないっすけど」
「そんな、女の子じゃあるまいし、スマホで駅までの道も分かるから大丈夫だよ。気にしないで弟さんのご飯作ってあげて」
「うっす」
食後葉月が洗い物をすると申し出たが、他人に自分の家の食器を洗ってもらうのは嫌だと言うので、そのままにして靴を履いた。
「じゃぁ、今日はありがとう。また次教えてもらう料理考えとく。次はうちでしてほしいな」
「……はい。じゃぁ調理道具があまり必要ないレシピで」
「うん、」
葉月は頷き、恵の目をじっと見た。恵は頭の上にハテナマークを付けている。
「恵」
ふとそう言ってみた。え、っと恵が狼狽える。その間に葉月は恵のエプロンをグイと引っ張った。顔を近づけた瞬間玄関が再びガラリと開いて、葉月はエプロンを握ったまま振り返った。
「誰だてめぇ」
碧とよく似た顔の、日に焼けた肌の男が、葉月を睨む。
「え、っと、あ、れ?」
「お帰り、海」
「その手離さねぇとぶっ殺す」
言われて葉月は手のひらをぱっと開いた。葉月が見上げているのだから190センチはある。碧より高いかもしれない。
「会社の先輩だ、バカ」
「はぁ?んな事どうでもいいんだよ、バカ恵」
「兄貴に向かってお前も碧もバカバカ言いやがって! もう飯作ってやんないぞ!」
「疲れて帰って来た家に知らない野郎がいて、兄貴の襟ぐり掴んでんだから、ぶっ殺すって言うのは普通じゃねぇか」
「普通じゃない! 謝れ」
「やだね」
「飯抜きだ」
「バカ恵」
「この野郎、本気で飯抜きだ」
「ごめん……」
「葉月さん、すいません、弟の海です。海、挨拶して中入れ」
「飯作ってくれよ?」
「わかったから」
海はギロリと葉月を一瞥して挨拶もせずに中へと入った。
玄関を後ろ手に閉めて、外へ出た葉月に恵が謝る。
「すいません、二人とも礼儀がなってなくて」
「壁、分厚いな」
「え?」
「ううん、兄弟がいるっていいね。また明日」
「はい、また明日。会社で」
おやすみと言い、複雑そうな顔をして葉月は手を振って帰って言った。
少しだけ見送ってから中に入ると、海と碧が二人して台所で待っていた。
「誰アイツ」
弟たちの声がハモる。
「だから会社の先輩。海、今日は夜ご飯要らないって言ってたのに」
「碧が帰って来いって言うから即行バイトぶっちしてきた」
「碧、なんで海呼んだ?」
「あいつ、初めて見る」
「だって、初めて連れてきたんだから」
「なんでこの家?」
海と碧が交互に質問する。
「だってあっちの家だと、俺にはしんどいから」
「でも行ったんだろ、あいつの家」
「それは酔っぱらってたから」
「あいつはダメだ」
「何が」
「あいつ、爽太と同じ目してる」
「どういう意味だよ」
「そういう意味だよ。わかんないなら爽太に訊いてみろ」
「なんで爽太が出てくるんだよ」
「鈍感」
「鈍ちん」
「なっ」
弟から交互に文句を言われて恵は頭を掻いた。
「飯作ってやるから座ってろ」
弟たちが恵の心配をするのは常だった。いつも恵の傍にいて、お兄ちゃんお兄ちゃんと可愛らしくくっ付いて周っていた。大きくなってからはスキンシップが激しく、恵に執着してくる。それを恵は父親がいないせいだと思っている。自分を父親のように思っているのだと、思っている。
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