破滅した令嬢は時間が戻ったので、破滅しないよう動きます

天宮有

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第16話

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 私の時間が戻ってから、半年が過ぎた時だった。

 再び登校中の私を狙った集団が現れるけど、今回は予想していない出来事だ。

 ダーロス王子の敵とベネサは言っているけど、実際にダーロス王子を狙う人は存在していない。

 リスクが高いからだと思うけど……公爵令嬢の私を狙える辺り、この集団はダーロス王子が用意していそう。

 常に襲撃を警戒していた私は杖を振るい、集団を無力化していく。

 そして――隠れていたベネサが現れて、私に杖を向けた。
 一番警戒していた破滅の杖で、ベネサは私を消すことにしたようだ。

「リーゼ様。貴女を侮っていたことは認めますけど……勝つのは私です!」

 ベネサが叫んだと同時に、破滅の杖が黒く光る。
 破滅の杖はベネサの家が所持していた物だと理解して、私は追い詰められていた。

 まさか――ベネサが私に対して、破滅の杖で消して来るなんて想像していない。

 死を与える禁魔法を受けて、私は再び時間が戻るのだろうか。
 それとも――そう考えているけど、私は意識が残っていた。

「……えっ?」

 身構えていた私は、目の前の光景に驚くこととなる。

、ベネサは禁魔法の杖を使ったけど、レインが取り押さえていた。
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