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第6話
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デュラド視点
時間は、マイアとの婚約を破棄する前まで遡る。
俺はギレナの方が好きで、婚約者をマイアからギレナに変えたいと考えていた。
屋敷にギレナを呼び、部屋でこれからについて話す。
次の試験までにマイアとの婚約を破棄し、婚約者をギレナに変えたかった。
そのための方法を考えていると、ギレナが提案する。
「マイア様の成績は悪く、デュラド様の婚約者に相応しくありません。私の方が優秀と話せば、マイア様は納得するしかないはずです」
「そうだな。他の問題として……俺の方から婚約を破棄すれば、慰謝料を払うこととなるだろう」
ギレナの成績は真ん中より上程度で、そこまでよくはない。
それでも明らかに下位のマイアよりは優秀で、ギレナに賛同する。
理由を決めて……婚約破棄の際に起こる問題を考え、思案してしまう。
そんな俺に対して、ギレナが話す。
「マイア様との婚約を破棄するなら、慰謝料を払うことになっても早い方がいいと思います。今からマイア様の成績がよくなることはありえません」
「それは間違いなさそうだ……よし! 俺はマイアとの婚約を破棄し、ギレナを新しい婚約者にしよう!」
婚約を破棄した後、マイアの成績が徐々に上がっていくことを今の俺達は知らない。
ギレナを婚約者にする手続きを終え、試験の結果が出て――俺は、マイアの成長を知ることとなる。
時間は、マイアとの婚約を破棄する前まで遡る。
俺はギレナの方が好きで、婚約者をマイアからギレナに変えたいと考えていた。
屋敷にギレナを呼び、部屋でこれからについて話す。
次の試験までにマイアとの婚約を破棄し、婚約者をギレナに変えたかった。
そのための方法を考えていると、ギレナが提案する。
「マイア様の成績は悪く、デュラド様の婚約者に相応しくありません。私の方が優秀と話せば、マイア様は納得するしかないはずです」
「そうだな。他の問題として……俺の方から婚約を破棄すれば、慰謝料を払うこととなるだろう」
ギレナの成績は真ん中より上程度で、そこまでよくはない。
それでも明らかに下位のマイアよりは優秀で、ギレナに賛同する。
理由を決めて……婚約破棄の際に起こる問題を考え、思案してしまう。
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「マイア様との婚約を破棄するなら、慰謝料を払うことになっても早い方がいいと思います。今からマイア様の成績がよくなることはありえません」
「それは間違いなさそうだ……よし! 俺はマイアとの婚約を破棄し、ギレナを新しい婚約者にしよう!」
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