妹の方がいいと婚約破棄を受けた私は、辺境伯と婚約しました

第４７話

　人造モンスターの研究をしていた、凄腕の魔法使い３人と、私達は戦わなくてはならない。

　１人の時を狙って３人で襲撃して、魔法道具で拘束して魔法を使えなくする。
　その研究者から情報を入手して２人も同じように無力化に成功して、私達の目の前には３人の研究者がいる。

「辺境伯ゼロアか……プラントモンスターを対処したというのは、本当のようだな」

「俺達は貴様達の領地を滅ぼそうとした。命を奪う権利はある」

「どんなことでもするから、私の命だけは助けてくれ！」

　最後に命乞いをしたのが最初に倒した人で……この人を最初に無力化できたのは運がよかった。
　他の２人は私達に驚きながら、自分の命を諦めている様子だ。

「プラントモンスターの種も入手しましたし、これで大丈夫でしょう」

　ワンドの発言に、私とゼロア様が頷く。
　そしてゼロア様がこれからのことを話す前に、研究者達を眺めて尋ねる。

「そうだな……ワンドに調査してもらって全て知っているが、念の為確認しておこう」

　そう言ってゼロア様は、研究者達に質問をしていく。
　
　全ての元凶はジャカル家で、実験のためにファールア家を滅ぼそうとしたこと。
　貴族の家が助力していて、そこには私の元家族ホトルクス家が関わっていること。

　全てワンドの話していた通りで――ゼロア様と私は、復讐を決意していた。