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第27話
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放課後になって、私はザダムの屋敷に向かっていた。
今日起きた出来事は、すぐザダムに報告しておきたい。
屋敷の部屋に案内されて、私はクノレラによる魔法について話す。
「クノレラが謎の魔法を使うとは、キャシーは大丈夫なのか?」
「はい。今は何も問題ありません」
そう言って、私は体感したことを全て話す。
魔力による見えない風のようなものが私を包み、近くにはクノレラしかいなかった。
そして私はクノレラの言動を注目するようになってしまうけど、その状態はすぐに解けている。
「そして最後に、クノレラはやはり無理と言った。か……魔法が知られることはないと確信しているから、口を滑らせたのだろう」
「魔法が成功していたら、私はクノレラに従っていたかもしれません」
私にはなにも効果がなかったけど、異変が気になってしまう。
そしてザダムは、私に何が起こったのかを知っているようだ。
「今までの話から……もしかしたらクノレラは、魅了魔法を使っているのかもしれない」
「魅了魔法、ですか?」
「世界でも使える者がほとんどいないようだが、キャシーが話した内容と一致する点が多い」
魅了魔法は上級生になると、聞くことがある伝説の魔法らしい。
ザダムは知っているようで、私に話そうとしていた。
今日起きた出来事は、すぐザダムに報告しておきたい。
屋敷の部屋に案内されて、私はクノレラによる魔法について話す。
「クノレラが謎の魔法を使うとは、キャシーは大丈夫なのか?」
「はい。今は何も問題ありません」
そう言って、私は体感したことを全て話す。
魔力による見えない風のようなものが私を包み、近くにはクノレラしかいなかった。
そして私はクノレラの言動を注目するようになってしまうけど、その状態はすぐに解けている。
「そして最後に、クノレラはやはり無理と言った。か……魔法が知られることはないと確信しているから、口を滑らせたのだろう」
「魔法が成功していたら、私はクノレラに従っていたかもしれません」
私にはなにも効果がなかったけど、異変が気になってしまう。
そしてザダムは、私に何が起こったのかを知っているようだ。
「今までの話から……もしかしたらクノレラは、魅了魔法を使っているのかもしれない」
「魅了魔法、ですか?」
「世界でも使える者がほとんどいないようだが、キャシーが話した内容と一致する点が多い」
魅了魔法は上級生になると、聞くことがある伝説の魔法らしい。
ザダムは知っているようで、私に話そうとしていた。
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