私を捨てて後悔したようですけど、もうあなたと関わりません

天宮有

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第41話

 私の見た目をザダムが魔法で変えると、襲撃者は動かなくなっていた。

 襲撃者は全員意識を飛ばし、これから尋問するようだ。
 先生に質問されたザダムは、何が起きたのかを話してくれる。

「先ほどの教室に現れた人達は、魔法により操られています……魅了魔法によるものです」

「魅了魔法ですか!? そんな魔法を使う人が、キャシー様を狙うなんて……」

「俺は知り合いが魅了されている気がして、今まで調べていました。そして、学園内の魔方陣を知ったのです」

 これは恐らく、クノレラを調査していたから知れたことだと思う。
 その真実を隠しながら、ザダムは教室にいる人達に説明していく。

「魔法学園の先生や生徒が、ある魔方陣を学園に作っていました……魔方陣の中だと、キャシー様のいる場所がわかるようになります」

「キャシー様の場所が、わかるのですか?」

「試しにキャシーの姿を、頭の中で意識してください」

 ザダムがそう言って、私も試しに自分のことを意識する。
 それだけで――私が教室にいることが、なんとなくわかるようになっていた。

「本当にわかります。この力によって、侵入者はキャシー様を狙ったということですか」

「はい。侵入者は全力でキャシーを排除しろと命令されていたのでしょう。本来の実力以上の力が出せていたはずです」

 それによって正気を保てず、魔方陣の力で私を把握していたようだ。
 10人がかりでも私に逃げられる可能性があって、魔方陣の力で万全にした。
 それによって私が見た目を変えるだけで、操られている人は何もできなくなったようだ。

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