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第49話
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ラウド視点
その後は自習するか、帰宅するかになっていた。
クノレラは城に来ていて、俺の部屋で取り乱す。
「確実に仕留められたはずなのに! ザダム様が魔法陣を知っていたなんて思いません!」
「魅了魔法についても話していたな……ザダムも厄介な存在だ」
ザダムの知り合いが魅了されているのは事実で、そこから魅了魔法を知る。
更に魔法陣の力も知ったからこそ、ザダムはキャシーを助けることに成功した。
「魅了を解けば、私に関する記憶が消えるようになっています。別の手段を考えましょう」
「……わかった。俺はクノレラに協力するから、なんでも言って欲しい!」
まだクノレラは諦めていないようで、俺は賛同する演技を行う。
再び魅了魔法を受けることは避けながら、別のことを考えている。
――犯罪者を雇った時点で、俺は絶体絶命だ。
全て魅了されたことにするつもりだが、これ以上クノレラに協力するのは危険だろう。
この時から俺は、クノレラを切り捨てることを決意していた。
その後は自習するか、帰宅するかになっていた。
クノレラは城に来ていて、俺の部屋で取り乱す。
「確実に仕留められたはずなのに! ザダム様が魔法陣を知っていたなんて思いません!」
「魅了魔法についても話していたな……ザダムも厄介な存在だ」
ザダムの知り合いが魅了されているのは事実で、そこから魅了魔法を知る。
更に魔法陣の力も知ったからこそ、ザダムはキャシーを助けることに成功した。
「魅了を解けば、私に関する記憶が消えるようになっています。別の手段を考えましょう」
「……わかった。俺はクノレラに協力するから、なんでも言って欲しい!」
まだクノレラは諦めていないようで、俺は賛同する演技を行う。
再び魅了魔法を受けることは避けながら、別のことを考えている。
――犯罪者を雇った時点で、俺は絶体絶命だ。
全て魅了されたことにするつもりだが、これ以上クノレラに協力するのは危険だろう。
この時から俺は、クノレラを切り捨てることを決意していた。
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