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第30話
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数年が経ち、イリド伯爵家は没落して元家族とダゴンは行方不明となっていた。
それは知っていたけど……今日は新しい報告があり、部屋でマイルズが私に話してくれる。
「魔法道具で連絡がありました。冒険者の人達が捕らえた盗賊団の中に、ダゴンとメディナがいたようです」
「平民になってから、あの2人は盗賊になっていたのですか」
「どうやら、私達のいる屋敷を襲撃させたかったみたいですね。計画が発覚し、2人はもう処刑されています」
ダゴンやメディナは盗賊団を利用して私達のいる屋敷を襲撃したかったようだけど、捕らえた後に処刑されたようだ。
マイルズの報告を聞き、私は話す。
「私達を憎んでいたようですけど、哀れな末路です」
「はい。これでもう、アリカが危惧していたことはなくなりました」
行方不明になった後、自暴自棄になったダゴンとメディナが屋敷に来るのではないかと不安になってしまったことがある。
実際に計画は立てていたみたいだけど、失敗したことに私は安堵していた。
「はい。これからも私は、マイルズ様と一緒にいられます」
それが嬉しく、私はマイルズとの結婚式を思い出す。
出会った時から今まで、そしてこれからも――私は幸せだ。
それは知っていたけど……今日は新しい報告があり、部屋でマイルズが私に話してくれる。
「魔法道具で連絡がありました。冒険者の人達が捕らえた盗賊団の中に、ダゴンとメディナがいたようです」
「平民になってから、あの2人は盗賊になっていたのですか」
「どうやら、私達のいる屋敷を襲撃させたかったみたいですね。計画が発覚し、2人はもう処刑されています」
ダゴンやメディナは盗賊団を利用して私達のいる屋敷を襲撃したかったようだけど、捕らえた後に処刑されたようだ。
マイルズの報告を聞き、私は話す。
「私達を憎んでいたようですけど、哀れな末路です」
「はい。これでもう、アリカが危惧していたことはなくなりました」
行方不明になった後、自暴自棄になったダゴンとメディナが屋敷に来るのではないかと不安になってしまったことがある。
実際に計画は立てていたみたいだけど、失敗したことに私は安堵していた。
「はい。これからも私は、マイルズ様と一緒にいられます」
それが嬉しく、私はマイルズとの結婚式を思い出す。
出会った時から今まで、そしてこれからも――私は幸せだ。
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