婚約破棄を受け入れたのは、この日の為に準備していたからです

天宮有

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第67話

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 ラウザーを対処することができて――私は部屋に戻り、一緒にいてくれるゼロアと話をしていた。

 とにかく今日の件は、ゼロアに謝らなければならない。

 そう決意して、私はゼロアに頭を下げる。

「私は、ゼロア様を信じるべきでした――申し訳ありません」

「相手が相手だから、気にしなくていい。それにその、俺を守るためなのだろう」

 ゼロアは気にしていないようで、むしろ嬉しそうにしていた。

 どうやらゼロアは、私がラウザーのことで嘘をついた理由を察しているようだ。

 お互い顔が赤くなっていると自覚しながら、私は頷く。

「はっ、はい……ゼロア様、今日はありがとうございました」

 そう言って、私はゼロアから受け取った指輪の魔法道具を眺める。

 凄い性能で返そうとしたけど、ゼロアは私に持っていて欲しいようだ。

 指輪を眺めて嬉しくなっていると、ゼロアが話す。

「俺は準備していただけで、シーラの力が重要だった――ありがとう」

 私とゼロアはお礼を言って――全て解決していた。
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