私を追い出した後に後悔しても知りません

天宮有

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第11話

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 私が城で暮らすようになってから、1年が経っていた。

 元夫と元家族は、私を連れ戻すことを諦めている。
 そして私の元父は「娘のマイラにでできたことは、自分も絶対にできる」と思い込んだらしい。

 魔石の加工をとにかく行うも、成功せず魔石が壊れていく。
 私は魔石を眺めて触れることで加工できる箇所わかることだけど、元家族は何をしてもわからず勘でやったようだ。

 私も最初は勘だけど、一度成功したことでどうすれば魔石を加工できるのかわかるようになっている。
 元家族は焦りから成功することができず、リアース侯爵家で入手できる魔石をほとんど壊したようだ。

 魔石が壊れると魔法道具が作れず、評判を更に落として従業員が辞めていく。
 関わっていると知られたら自身の評価が下がると判断したようで、雇おうとしても誰も来なかったようだ。

 全て執事長だったセインが報告してくれたようで、今のセインは別の屋敷で働いているらしい。
 リアース侯爵家とドラリザ伯爵家は没落するようだけど、私が何かすることはなかった。

 仕事を終えて、私の部屋にアルベール王子が来てくれる。
 どうやら私に話したいことがあるようで、アルベールが言う。

「マイラの功績は素晴らしく、俺が結婚しても問題ないと父上から許可が出た」

「それなら私が拒む理由はありません……アルベール様は、本当に私と婚約するつもりですか?」

 先月アルベールに告白されて、私は平民だから問題が起こると話している。
 その返答を予測していたアルベールは行動していたと聞き、私は尋ねてしまう。

「1年間君と一緒にいて、これからも一緒にいて欲しいと思えた――マイラがよければ、私と婚約して欲しい」

「わかりました。私もここにいたいと思っています」

 本心を話して、私とアルベールの婚約が決まる。
 これからも私に期待してくれるアルベールと一緒だから、幸せな日々になりそうだ。
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