次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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野営の翌日

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初めての野営でもちゃんと眠れて起きることが出来たエメリアーナはアイテムボックスからお湯の入った樽を出して、自分だけではなく、メイド達、護衛達と交代で顔を洗った。


天幕の外に出る前にベッドなどをすべて収納した。


王女「うわぁ~、、良い天気だね~!」



ミューレ「そうですね」



王女「ん?あそこの木に何か吊り下げてない?」



レニーナ「あれはホーンラビットだと思います」



王女「ホーンラビット、、あれも魔物?」



レニーナ「そうです、、夜行性ですから夜中に現れたのでしょう」



(ふ~ん、、だけど、、あれが綺麗に並んで吊されてたら何かの儀式かと思うんだけど、、、ホーンラビットかぁー、、)



王女「ねぇ、、あれを朝食か昼食で焼いて食べるつもりかしら?」



レニーナ「多分ですが、、騎士達は公爵家の領騎士の宿舎に泊まる予定ですから夜ご飯ではないかと、、お土産として、、」



王女「じゃぁ、、あれも私のアイテムボックスに収納しなきゃいけないのよね?」



「「「「「「・・・・・」」」」」」



メイド達と護衛騎士達の無言が肯定だったのだろう、、エメリアーナが視線を向けると皆が視線を合わせないようにした。



(まじかよ!良いけどねー!)


王女「あれ全部が入る木箱か何か収納してたかしら?」



(王宮で色々と収納したし、、メモしてくれるから途中から触って収納の単純作業の気分だったから全く覚えてないんだよね)



アイテムボックス内の内容メモに木箱と麻袋が予備で入っていたので手元に出して、血抜き中の木の近くにいた騎士に届けて貰い、「血抜きが終了したら木箱か麻袋に入れて持って来なさい」と伝言して貰った。



その後は朝食用のパンとスープ寸胴鍋を出し、朝食を済ませて、届いた血抜きや内蔵処理された後の木箱をアイテムボックスに収納し、天幕などもすべて収納してから野営地を出発した。



セルビド公爵領の領都に予定より少しだけ早い昼過ぎに到着した。


領都の正門に向かい、貴族用入口で待つことなく入ることが出来、領主の屋敷に向かった。


領主の屋敷の門前で開門を待ち、敷地に入り、屋敷の玄関前にエメリアーナが乗っている馬車が止まる。


馬車からメイドのミューレ、護衛騎士レニーナ、第3騎士団長レオニスが降り、レオニスにエスコートされながら第2王女エメリアーナが降りた。


セルビド公爵「お待ちしておりました」


セルビド夫人「ようこそ我が家へ」


王女「3日間、お世話になります」


セルビド公爵「滞在を増やされても構いませんよ!」


セルビド夫人「えぇ、そうですよ!まずは中へ馬車での移動はお疲れでしょう」


セルビド公爵「そうだな!先にお風呂でもどうぞ!騎士達や魔法師達には領騎士の宿舎に!用意はさせておる」


レオニス「お気遣いありがとうございます
!お世話になります」



王女「お心遣いありがとうございます。中に入る前にすみませんが騎士達に渡したい
物がありまして、、」



エメリアーナは預かっていたホーンラビットを近い騎士の前にアイテムボックスから木箱ごと出した。



騎士「エメリアーナ王女ありがとうございます!」









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