次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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討伐遠征出発日

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王宮には正門の他に西門と東門の出入口がある。


セルビド公爵領は王宮から東の方にあり、エメリアーナは普段より早く起き、遠征用の旅服に着替え、朝食を食べて東門に護衛騎士と同行するメイド達と向かった。


早朝に出発するのは2日前に父親である国王と宰相、叔父のレオニスと相談して、決めたことだった。


出発が遅れるのはよろしくないので国王と宰相は了解して指示した。


東門には既にエメリアーナ達以外の魔法師
達、騎士達が待っていた。


用意された馬車4台あり、第3騎士団の騎士達は4名以外は馬に乗り、魔法師団は2台の馬車に副団長含めて別れて乗り、メイド2名と女性騎士の護衛騎士2名が1台に乗り、エメリアーナ、レオニス第3騎士団長、メイドのミューレ、女性騎士レニーナが残りの馬車に乗り、静かに出発した。



東門も出て、しばらくたった後、、


王女「レオニス叔父様、予定通りに出発出来ましたわね~!」



レオニス「そうだな!」



王女「お父様やバクスタ宰相には悪かったとは思いますけどね~!」



レオニス「エメリー!悪いと思っている顔ではないぞ?」



王女「これからは気を付けますわ」



エメリアーナとレオニスは笑いながらの会話の後、、笑い合った。

馬車に一緒に乗っていたミューレとレニーナは2人の血の繋がりを強く感じた。

ミューレは戻って来た時にエメリアーナの乳母で自分の叔母でもあるレスネから確実に説教されることに覚悟した。



しばらくして遠征団は王宮を出て、王都の東門に向かい事前の連絡をしていたので止まることなく王都の東門を出た。



遠征団は予定の街道を走り、馬達を休憩させる為に途中で休みながら昼食も食べ、また移動し、予定していた野営地に早めに到着することが出来た。



レオニス「馬車での移動に心配していたが杞憂だったな!」



王女「はい、具合が悪くなれば回復魔法を
使いましたから大丈夫です」


馬車の揺れはひどかったが具合が悪くなれば回復魔法で乗り切るエメリアーナだった

その後は野営地で指示された場所に天幕など必要な物を出して行った。



アイテムボックス内の入っている物などのメモはエメリアーナのメイド達と護衛騎士達に管理して貰うことになった。



2つの大天幕の内、1つがエメリアーナや
メイド達、女性騎士達が使う。


天幕の中でも、指示された通りに1人用の大きさのベッドを人数分、ボックスから出し、中心のベッドを守るように配置された。

護衛騎士達は交代で起きて王女を護衛することになっていた。


天幕の外で交代でご飯を食べ、お湯とタオルで体を拭き、早めに休むことになった。
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