次は幸せな結婚が出来るかな？

回避成功

スタンピート中の第１ダンジョン街の早朝
にダンジョン内で動きがあった。


ダンジョン内を見張っていた騎士がダンレス総団長に大声で報告し、その報告を聞いたエメリアーナが眠る天幕の入り口に交代で立っていた女性護衛騎士は天幕の中に声をかけた。


休んでいたメイド達と護衛騎士達は即座に起き、メイド達はエメリアーナを起こす為に動き、護衛騎士達は剣や騎士服の上着を羽織った。


ミューレ「エメリー様！エメリー様！！」


王女「、、、うぅ、、ん、、っはぁ！！」

(良かったぁ～！！起きれたぁ～！！眠る前に遠慮なく揺さぶって欲しいってお願いしていて良かったぁ～！あっ！)


エメリアーナが起きた時に天幕にレオニスが入って来た。


レオニス「エメリー！起きてるね、、すまないが魔物が出て来る！」


王女「はい！わかりました」


レオニスに抱っこされ、天幕を出て、ダンジョンの大穴の近くまで運ばれた。


(まだ、眠いけど、、あの匂いは回避出来ただけ、、、いいや！！後でまた眠らせて貰おう！)


早朝の魔物は巨体のレッドボアだった。

火魔法１回だけでは奥のレッドボアまで届かず、エメリアーナ達がいる場所まで鳴き声と足音が微かに聞こえたので黒煙を我慢して、合計４回の火魔法ファイヤーボールをぶっ放した。


鳴き声も足音も聞こえなくなったので魔法師達が風魔法で黒煙を上空などに飛ばし、
見張り担当の騎士達の合図でドロップ品を回収する為に騎士達がダンジョンに入って行った。


(んん？なんで、、、木箱を持って入って行くの？荷台まで大穴の近くに運ばれてるし、、早朝なのに、、ダンジョン内も外にいる騎士達も歓声を上げながらドロップ品を運び出してる、、あの葉っぱ？で包まれてる塊は何？)


エメリアーナはレオニスにドロップ品が何なのかと聞くと、、、


レオニス「あぁ、、あれはボア肉だよ！解体作業の必要がないから楽だし、レッドボアの肉も美味しいんだよ！」


ダンレス「警戒しながら交代で焼いて食べていいぞ！！！」


騎士達「「「はい！！」」」


「「「「ありがとうございます！」」」」


「「「「「「肉だぁー！！！」」」」」」


ダンジョン街の早朝に騎士達の歓声が響きダンジョン街に住む住民や冒険者が驚いて起きた。


エメリアーナは黒煙で汚れた体と服を着替えたくなり、宿に向かい、お風呂に入り、
着替えて朝食を宿で食べた。


白ローブが汚れ防止などの付与がされていたので黒煙を受けても綺麗なままだった。


朝食後、宿を出ると宿の所まで焼いた肉の匂いが漂っていた。


(早朝から肉って！！朝なのに、、朝って気がしない、、、清々しい早朝の空気じゃなくて肉々しい匂いって、、、微妙！！)


天幕に戻るとダンレスが焼いたボア肉を食べている所だった。


ダンレス「エメリアーナ王女！すまないがあのボア肉が積まれた荷台を預かっていて欲しいのだが、、、」


王女「わかりました」


天幕の近くに置かれた荷台をエメリアーナはアイテムボックスに収納した。


収納した後、エメリアーナ達にも焼いたボア肉が用意されたが、、、エメリアーナとメイド達は宿での朝食後で食欲がなかったのだが、、女性の護衛騎士達は食べた。


(すごい、、宿の朝食では足りなかったのかしら？鍛えているからかな？見てると美味しそうだけど、、無理、、入らない！)