次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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タランチュラ?

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第1ダンジョン街、夕方間近に、、


早朝に王宮に現状報告の為に戻った、王国騎士団総団長ダンレスが帰って来た、、、


ダンレス「戻ったぞ!!俺がいない間の報告を」


レオニス「では、、私が、、」


代表して、レオニスがスタンピートの報告とアボイス兵士の事、次の魔物の可能性、
商業ギルドのギルドマスターの希望などを報告した。


ダンレス「そうか、、だが、、価値が高いドロップ品はなぁ、、」


結局、商業ギルドの希望の返事は保留になった。


時間も夕方なので、エメリアーナは宿屋にお風呂と夜ご飯を食べに行こうとした時に
見張りの騎士から、、、


騎士「魔物の気配がします!」


(えぇーっ!!今かよ!お風呂に入りたかったのに、、、)


レオニスに抱っこされ、ダンジョンに向かうと、、、


ダンジョンに近付いた時にダンジョンの大穴から黒紫色のまだら模様の長い足が大穴から出て来ていて、大穴の上部辺りの内部で4つの赤い色が光って見えた。


(えっ?何あれ!?何なの!?まさか、、冗談だよね?サイズが、、、)


ダンジョンの大穴から4つの赤く光っているのが出て来ようとしていた!


王女「ぎゃぁぁぁーーーーー!!!!!」


(いやぁーーー!!気色悪っ!!デカすぎだし!!サイズが違いすぎるぅー!!)


エメリアーナはレオニスに抱っこされたままの状態で無意識に左手を大穴に向け、叫びながら無詠唱でファイヤーボールを連続で放っていた。


レオニスはエメリアーナの絶叫を受け、左耳が痛み、近くにいたオスカーやダンレスも絶叫の被害を受けたが絶叫しながら無詠唱で火魔法を放ったことに驚いてもいた。


近くにいた魔法師達や結界師達に主に回収役になっていた騎士達や見張り役の騎士達も絶叫しながら魔法を放つエメリアーナに驚愕していた。


どうにか正気に戻ったエメリアーナは黒煙で全く内部が見えなくなった大穴を怖いものみたさではないがまだ出て来るかもしれない恐怖感でレオニスに抱き着いたまま、
注視していた。


魔法師達は黒煙を風魔法で払い、騎士達は松明を持って、ダンジョンの大穴に近付いて内部の様子を伺いながら、、出口に付近にドロップされた品と魔石を回収した。


(もういない?いないよね?まだ出て来るかな?なんか無意識に火魔法使ったけど風か水魔法の方が良かったかも、、夕方だし、黒煙で大穴の奥の方が見えないし、私のせいだけど、、昨日からずっと使ってたせいだもん!!)


レオニス「エメリー?エメリー!?」


王女「あっ、、ごめんなさい、、レオニス叔父様、、叫んでしまいました、、」


レオニス「あぁ、、大丈夫だよ、、ヴェノム・タランチュラの姿は、、」


王女「えぇ、、驚きました、、まだ出て来ますか?」


レオニス「それは、、まだわからないな」


王女「そう、、ですか、、」


(マジかっ!!うげぇー、、チビ蜘蛛なら平気だったけど、、正式名称は知らないけど、、家蜘蛛って言われてた手の平サイズに近い蜘蛛とか足の長さに微妙に違う蜘蛛とか絶対に無理だったのに、、サイズが近い過ぎるし、蜘蛛って目が4つだった?記憶では2つだったんだけど、、、)






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