次は幸せな結婚が出来るかな？

騎士団訓練場

王宮に帰って来て、翌々日、朝食を食べた後、運動しやすい服に着替えて、騎士団訓練場まで歩いて向かったエメリアーナだが、、、


(なんか久しぶりでもないの久しぶりな気がするんだけど、、まぁ、素振りと打ち合いってかチャンバラ相手になって貰おう！模擬戦ではないって最近思うんだよね～！そろそろ、、、ん？、、んん？)


王宮の建物から訓練場の方に出たエメリアーナを待っていた者達がいた。


ダンレス総団長、レオニス第３団長、オスカー第２団長、魔道具研究所ジェネス所長、他に騎士３名と魔道具研究所の者が２名がエメリアーナを待っていた。


王女「おはようございます、、皆様、どうされたのですか？」


「「「「「「「「おはようございます」」」」」」」」


ダンレス「エメリアーナ王女！預かって頂いているサラマンダーのドロップ品をお願いします」


レオニス「エメリー！私に渡して欲しい！」


オスカー「エメリアーナ王女殿下！私に方に渡して下さい！」


ジェネス「サラマンダーの魔石は私の方にお願い致します」


(あぁー、、あれね！ってか、、まだ魔石以外は取り合いしてんだね！どんだけ貴重なんだろう？取り敢えず、、)


王女「では、、魔石を先に出しますね！」


エメリアーナがアイテムボックスからサラマンダーの魔石を出すと、、、


ジェネス「おぉ～！貴重なサラマンダーの魔石！ありがとうございます！では我々は、、」


魔道具研究所のジェネスと部下2名は魔石を持ってさっさと去って行った。


(感謝の言葉をくれたけど、、魔石から視線を外さなかったね！まぁ、、いいけどね！)


王女「あとはサラマンダーのドロップ品ですね！ではどうぞ！！」

(面倒だから３人の前に均等に出して私も離れよう)


エメリアーナはダンレス、レオニス、オスカーの前にドロップ品を出し、護衛騎士達とその場を離れることにした。


ダンレス達はサラマンダーのドロップ品を巡って取り合いを開始した。


(貴重で高価みたいだけど、、私にはわかんないんだよねー！前にサラサ夫人にお金のことで質問したら
「エメリアーナ王女、王女自らお金を持つことは生涯ありません」って言われたし、平民の生活を知りたいって訊いたら、、「それも知る必要はありません」って言われたし、、乳母に訊いても、「エメリー様！欲しい物を言って頂ければ内容次第で用意致します」だったんだよねー！駄目だよね？前世の歴史に出る高貴なご令嬢みたいに「パンがなければブリオッシュを食べれば良いわ」みたいな発言はしたくなんだけど、、、学園に入ってからどうにか知るようにしないと、、世間知らず王女はイヤ！！)