次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

文字の大きさ
99 / 126

老人達が欲しい素材

しおりを挟む
カイザーの衝撃発言でトレント討伐中にその場にいた者達が驚き、騎士の1人がトレントからの攻撃を受けた。


騎士「うっ!」


枝より長い根っこ攻撃を受け、後方に飛ばされたが騎士は、、、


レオニス「大丈夫か?」


騎士「はい!大丈夫です!すみません」


レオニス「気にするな!取り敢えず、、エメリー!
トレントを倒してくれ!」


王女「はい!エアーカッター!!!」


残り3体のトレントを風魔法でさっさと倒し、レオニスが攻撃を受けなかった騎士達にトレントがいた場所の後方に魔物がいないか確認に行かせた。


レオニス「カイザー!エメリーは呪いや毒には耐性があるが攻撃された場合は危険なんだぞ!」


マイク「魔法師団の重鎮方は何を考えているのか理解出来ません!」


カイザー「対策は考えています!結界師や魔法師の人数も増やしていますし、、」


レオニス「防壁か砦の上から攻撃したとして、魔の大森に落ちた場合はどうする?エメリーを魔の大森に連れて行く許可を取っているのか?」


カイザー「いえ、、許可は、、」


レオニス「エメリーがアイテムボックスに収納するには触れないと出来ないのだぞ!」


カイザー「魔の大森に、、落ちないよう、、」


レオニス「ロマトス公爵領内まで侵入するまで待って、倒すってことか?ロマトス公爵家がそれを許すと?落下した時に家屋などが壊れる可能性をどう考えてる?」


(ん?落下?家屋が壊れる?ってことは飛んでる魔物なの?家屋が壊れるってことは大きい魔物?)


カイザー「落下しても大丈夫な場所に、、誘導を」


レオニス「相手はワイバーンとグリフォンだぞ?お前は過去に誘導して倒したことがあるのか?」


マイク「ないですよ!聞いたこともありませんし、記録にもありません」


カイザー「マイク文官!貴方は黙ってて下さい!」


(いや、本当に誰でも良いから私に魔物のことを教えてくれないかな?あと、、倒したトレントの収納はどうするんだろう?勝手に行ったら怒られるよね?
でも、安全を確認した騎士達が困った視線を向けてるんだけど、、あっ!攻撃を受けた騎士の人に治癒魔法を使って、それとなく魔物のことを訊いてみようかな?近くまで来て待機してるし、、よし!)


エメリアーナは静かに少しだけ、レオニス達から離れて、トレントから攻撃を受け、飛ばされた騎士に近づき、その騎士に黙って触れて治癒魔法をかけ、ズボンの裾を掴み、屈んで貰った。


騎士「ありがとうございます、、あの、、」


王女「いいのよ!ところでワイバーンとグリフォンの大きさってどの位か教えて欲しいわ!」


騎士「えっ!?いや、、それは、、」


王女「後々、知ることになるでしょう?」


騎士「それは、、」


王女「あの雰囲気だと訊くに聞けないわ」


騎士「そうですね、、では大きさに近い物を指で示すだけでも宜しいですか?」


王女「えぇ、もちろん!どれ?」

(この騎士の顔を覚えておこう!今後も色々と教えて貰えるかも、、いや、、無理か、、1人になることがないし、、)


騎士が指で差した先にあったのは魔法師達と結界師達が10人乗っていた簡素な馬車だった。


王女「えっ!?あの大きさなの?」


騎士「あれ位か、、それより大きい可能性が、、」


(うそでしょ?4メートル位あるんだけど、、しかもあれより大きい可能性があるなんて、、あの老人達は私に死ねと?欲しいなら自分達で倒せ!!老人には優しくしたいけど、、、あの老人達は除外!)


その後、レオニスが話しを中断し、エメリアーナを抱っこして、トレントを収納しに向かった。

幸い、騎士との会話は気付かれなかった。




しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜

伽羅
ファンタジー
【幼少期】 双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。 ここはもしかして異世界か?  だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。 ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。 【学院期】 学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。 周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。  

ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします

未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢 十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう 好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ 傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する 今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった

嘘つきと呼ばれた精霊使いの私

ゆるぽ
ファンタジー
私の村には精霊の愛し子がいた、私にも精霊使いとしての才能があったのに誰も信じてくれなかった。愛し子についている精霊王さえも。真実を述べたのに信じてもらえず嘘つきと呼ばれた少女が幸せになるまでの物語。

善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です

しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

無能妃候補は辞退したい

水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。 しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。 帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。 誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。 果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか? 誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

処理中です...