次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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晩餐と説教

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公爵家での晩餐は前公爵夫妻、公爵夫妻、嫡男から謝罪され、微妙な雰囲気で始まり、どうにか出来ずに終わった。


(無理~!無理!無理!謝罪されての食事なんて気まずくて、、美味しけど、、雰囲気が、、なんとも微妙すぎて、、さっさと去りたい!)


その後、エメリアーナは晩餐が済み次第、客間に戻り、アイテムボックスから適当に本を出し、読み始めた。


(あぁー!気まずかった!この後、説教される3男さんは可哀想だけど、、1年ちょっとで婚約候補としてまた会えるかな?それまでに良い人見つけて婚約してるかな?)




その頃、砦内の執務室では、、


フリッツ「お前が書類仕事を手伝うなんて、、熱でもあるのか?」


ジャイド「熱はないよ!フリッツ兄さん!」


フリッツ「そうか?ならどうしてだ?」


ジャイド「後でわかるかな?はははっ、、先に謝っとくよ!ごめん!」


フリッツ「はあ?何したんだ!?おいっ!今すぐに答えろ!!ユース!知ってるか!?」


砦の執務室にいた公爵家の執事補佐であるユースは
知っていたが、、時間的にもそろそろ到着すると思い、、、


ユース「存じておりますが、、そろそろ到着されますので、、すぐにおわかりになるかと、、」


フリッツ「いやいや!先に知りたい!何が、、」


バタン


ノックもなく扉が開けられ、入って来た者は、、


フリッツ「えっ?お祖父様に父上?」


公爵「ジャイドから聴いていないのか?」


フリッツ「いえ、、何があったのですか?」


前公爵「ジャイドが屋敷に戻って来て、エメリアーナ王女と会ってしまったのだ」


フリッツ「はあ?ジャイド!?」


ジャイド「屋敷内じゃない!敷地内だし、、宿泊所の辺りで、、ばったり会うなんて、、隠れながら動いていたし、、、王国騎士達と模擬戦してみたくて、、、そしたら団長に見つかって、、」


フリッツ「お前も俺も婚約者がいないんだぞ!年齢的にはぎりぎり候補になるのに、、お前の方が年齢差も、、はぁー、、」


ジャイド「いやいや!年齢差って!8歳差だよ?もうすぐ9歳になるとしても、、なんの感情も持てないよ!将来的には美女になる容姿だったけど、、」


フリッツ「ジャイド、、しっかり容姿を確認したんだな!俺の10歳差に比べれば、、」


公爵「お前達は!ジャイド!お前は明日から王女が滞在中は夜番の見張りだ!」


ジャイド「えっ?それは、、遠くから見学も出来なくなるではな、、、」


前公爵「ジャイド!遠くからの見学は許そうとしていたが、、これは罰だ!監視役の騎士も明日までに決める!」


ジャイド「そんな、、書類仕事するので、、」


公爵「駄目だ!お前達が学園で相手を見つけて来なかったからだとわかっているのか?」


フリッツ「探しましたよ?」


ジャイド「俺も、、」


前公爵「本当か?フロストみたいに大丈夫だと思ってはいなかったか?」


フロストは公爵の弟で前公爵の次男で独身だった。


フリッツ「・・・・・・・」


ジャイド「・・・・・・・」


公爵「父上、、屋敷に戻りましょう、、ジャイドは夜番に備えなさい」


前公爵「おやすみ」


祖父と父親である前公爵と公爵が部屋から出て行った執務室では、、、


フリッツ「はぁー、、俺は何もしてないのに、、」


ジャイド「お互い様じゃん?相手いないし!」


フリッツ「お前が言うな!そもそも学園で言い寄って来た令嬢達は、、」


ジャイド「公爵子息としか見てないしね!領地のことも考えてない令嬢達だったしね!」


フリッツ「そうなんだよなー、、嫡男ではないから私でもって考えてそうな、、」


ジャイド「そうそう!俺は魔物を倒すのが好きな子が良いなぁー!」


フリッツ「私は賢くて書類仕事も手伝ってくれる女性が良いが、、、」


ユース「フロスト様と同じですね」


フリッツ「学園に通う間は王都の屋敷にいたからだな!近衛騎士長でもあるフロスト叔父さんの考えに同感してもおかしくないだろ?」


ジャイド「そうそう!模擬戦も好きになったのは叔父さんの影響だな!魔物とは無心で対人の場合は違うからなー!」


ユース「、、、そうですか」





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