次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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トレント討伐

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ロマトス公爵領4日目


公爵家から砦まで行き、砦から防壁の上に移動したエメリアーナは、、、


魔の大森側の防壁にいる冒険者集団に気付いた。


王女「あの冒険者の方々は?」


公爵「あぁー、冒険者達はエメリアーナ王女の魔法の見学する為におります!討伐予定の場所に着いて来ることも許可してますが距離を取るようには言っております」


前公爵「防壁内だと見えませんし魔物が近づいて来たら倒すと冒険者ギルドが申しておりましたから気にせんでも良いでしょう」


王女「わかりました」

(危険地帯だよね?防壁外だし、、そこまでして上級威力の魔法が見たいんだぁー!あっ!手を振ってる女性がいる!リーゼさんかな?私も!)


エメリアーナはリーゼに手を振ってみたが、、


(うわぁっ!皆じゃないけど、、手を振り返してくれてる、、なんかアイドルの気分?いや、、有名人?今世は王女だからね~!ってかリーゼさん、、何歳か知らないけど、、ジャンプしながら両手を振ってるのは、、嬉しいけど、、私なら恥ずかしく無理!)


前公爵「ふっふっふ、、王女は人気ですなぁ~!」


王女「そうだと嬉しいですわ」


防壁上はレオニスに抱っこで運ばれ、周りは結界師や魔法師、騎士達が守っていた。


砦から防壁を渡り、昨日とは逆方向に15分位移動した。


公爵「この辺りです」


公爵が止まり、魔の大森の方へ手を向ける。


そこは他よりもトレントが密集していて、防壁に近かった。


(ここなんだ!ってか防壁上から魔法を放ったら根元辺りを狙うの無理じゃない?)


カイザー「エメリアーナ王女!ここからだと根元辺りは難しいですが、、狙ってみて下さい!」


王女「えぇ、、わかったわ」

(いやいや!無理だし、、高さを考えろや!!)


防壁の高さは約5M、レオニスに抱っこされてる状態から魔法を放つので約6Mの高さからになる。


レオニス「気にせず魔法を使いなさい」


前公爵「そうですぞ!騎士達も運びやすいので状態は気にせずに!」


王女「はい!では、、」

(やったね!前侯爵からも許可されたから気にせずにぶっ放つ!!)


王女「エアーカッター!!エアーカッター!!」


エメリアーナは風魔法を連続で20回ほど放った。


シューーーーッ!!シュッ!シュっ!ザッ!ザッ!

ザッ!ドシーン、、ドシーン、、ドシ、、ドシ、、


密集していたトレントが次々に倒され、倒れて行く様子は圧巻だった。


ロマトス前公爵、公爵、嫡男、領騎士達は初めて見るエメリアーナの魔法の威力に驚いた。


前公爵「こんなにあっさりと、、」


公爵「想像よりも凄いですね」


嫡男「奥の方のトレントが逃げて行ってますよ」


領騎士達「「「「・・・・・・・・・」」」」


防壁に近かったトレントは運びやすい状態に切断されていた。


根元辺りを狙うのはやはり無理があり、幹がかなり残った状態になった。


レオニス「エメリー!もう良いよ!」


王女「はい、、根元辺りを狙うのは無理でした」


公爵「いやいや!気になさらないで下さい!倒して頂ければ危険もありませんので!」


前公爵「そうですぞ!騎士や兵士達が運ぶのに疲れそうですが鍛練になりそうですから良いですし」


王女「そう言って頂くと、、運ぶの大変では?」


公爵「大丈夫ですよ!アイテムボックス持ちの者に待機させていましたし、冒険者達にも念の為に手伝いを頼んでおりましたので、、」


エメリアーナは公爵達に向けていた顔を倒したトレントの方へ向けると、、、


領騎士や魔法師達が警戒しながら倒されたトレントの方へ向かっていた。


冒険者達の中でも鍛えた体をしている者達とそこまで鍛えてなさそうな者達も倒されたトレントに向かっていた。





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