次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

文字の大きさ
117 / 126

テイマーではなかった

しおりを挟む
防壁外にいた冒険者達、騎士達、魔法師達はトレントの回収作業をしながら森から出て来た魔物と戦っていた。


レッドホークは契約者である冒険者の頭上をずっと旋回していた。


冒険者は防壁上から縄梯子で下りてきた領騎士に頼まれ防壁上まで縄梯子で登ってきた。


ドーム「はっ、初めまして、、レッドホークと契約しています、、冒険者のドームです」


公爵「来てくれて感謝する!テイマーではなく契約者なのか?」


ドーム「はい!そうです、、テイマースキルは持っていません!私は村育ちで両親が元冒険者をしてまして、、、私が子供の時に、、父親が村の近くの森でフェイ、、怪我をして弱っていたレッドホークの幼鳥を保護しまして、、元気になるまで家族で面倒をみてましたら、、気付いたら契約されてました」


(ん?テイマーと契約はどんな違いがあるの?)


前公爵「そうか、、なら会話は出来ないのか?」


ドーム「はい、、出来ません、、ですが、、何となく理解出来ますし、、私の、、人間の言葉は理解出来ます」


前公爵「そうか、、いや、、テイマーは稀なスキルだ、、契約は魔物の方が守りたいと思う存在ではないとしないと文献などで読んだことがある」


ドーム「はっ、、はい!フェイは、、レッドホークの名前ですが、、フェイは火魔法と土魔法が使えまして、、私や仲間を守ってくれます」


前公爵「それは凄いな!」


ドーム「はい!私は風魔法の初級のみで魔力量も少ないので剣士をしてます」


公爵「レッドホークの契約はどんな印なのか見せて貰えないか?」


ドーム「はい、、こちらです」


ドームは左手の手の甲を前に出した。


手の甲には赤橙色の鳥の形がはっきりと印されていた。


エメリアーナも気になって、ドームに近づき、手の甲に印された契約印を見た。


(おぉー!タトゥーっぽい!翼を拡げてる感じで格好いい!!色も同じ色なんだ、、)

王女「怪我をしたりした時はどうなりますの?」


ドーム「えっと、、怪我や火傷をしても傷痕が契約印の所には残ったことはありません」


(へぇー、、凄い!前世ではタトゥーや入れ墨とか興味なかったから間近で見るのは初めて!周りにもいなかったし、、ってか警察官って駄目だったよね?違ったかな?興味なかったから知らないや、、)

王女「レッドホークはなぜ離れいるのですか?貴方が呼んだら降りてきますか?」


ドーム「それは、、無理かもしれません」


レオニス「エメリー、、多分だが、、レッドホークはエレクトホークが怖がっていると思う」


(あっ!忘れてた!めっちゃ見られてたや!ってかまだ私を見てる、、なんで?絶対に攻撃しないから見ないで!!)

王女「レオニス伯父様、、テイマーと契約とはどういう違いがあるのですか?」


レオニス「テイマーは従魔契約で魔物と話せるんだよ!契約の場合は魔物とは話せないが守ってくれるし、魔物の方が選ぶから契約も珍しいんだ!」


前公爵「しかも、レッドホークですからな!」


公爵「ドーム、、テイマーではないのは解ってはいるが、、エレクトホークが何故に王女殿下を見ているのか解らないだろうか?」


ドーム「えっ?えぇーっと、、もしかしてですが王女様と契約しようとしているのかも知れません」


「「「「「「「「「!!?!?」」」」」」」」」


(もしかしてとか止めて!!違った場合は電気ショックを受けるんだけど、、あれっ、、エレクトホークが頷いてるような?まさかねぇ、、)


レオニス「頷いていたような?」


王女「レオニス伯父様!違った場合は?」


レオニス「だが、、エメリーだけを見ているぞ?」


王女「この場で子供が私だけだからかも知れませんわ!」

(電気ショックは受けたくないから止めて!!回復と治癒が出来ても受けたくない!!)


ドーム「ちょっと呼んでみます!フェーイ!!降りて来てくれーー!!」


フェイ「ピューー!ピュッピュ!!」










しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜

伽羅
ファンタジー
【幼少期】 双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。 ここはもしかして異世界か?  だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。 ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。 【学院期】 学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。 周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。  

ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします

未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢 十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう 好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ 傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する 今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった

嘘つきと呼ばれた精霊使いの私

ゆるぽ
ファンタジー
私の村には精霊の愛し子がいた、私にも精霊使いとしての才能があったのに誰も信じてくれなかった。愛し子についている精霊王さえも。真実を述べたのに信じてもらえず嘘つきと呼ばれた少女が幸せになるまでの物語。

善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です

しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

無能妃候補は辞退したい

水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。 しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。 帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。 誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。 果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか? 誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

処理中です...