次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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ドームの気持ち

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5歳の時に父さんが狩りから戻る時にレッドホークを保護して帰って来た。


父さんと母さんは巣立ちしてすぐに魔物から攻撃を受けたのだろうと予想した。


幼いレッドホークは傷だらけで羽なども剥げている部分が所々あった。


父さんが家に常備していた回復ポーションを怪我している箇所に塗り、スプーンで飲ませると幼いレッドホークは暴れ始めた。


様子を観ていた俺は驚いたが父さんも母さんも驚かず、納得していた。


2人とも元冒険者だったからポーションの味を理解していたのだろう。


後々、冒険者になり、各種のポーションを飲んだ時には吐きそうになったが仲間達に口元を押さえられ飲むまで手を離してはくれなかった。


仲間に飲ませる時には俺も仲間の口元を押さえた。


レッドホークは暫く家で怪我が治るまで保護していたが傷が治っても家から出て行かなかった。


村には俺と近い歳の子供は3歳以下の子供ばかりで遊び相手がいなかったのでレッドホークが家に居てくれて嬉しかった。


ある日、昼寝から起き、母さんに起きたことを伝えに行った時に母さんが俺の手の甲に契約印に気付いた。


俺はレッドホークを勝手に名付けてフェイと呼んでいた。


父さんも母さんも契約印には驚いていた。


父「ドームを弟と思ってくれたのかもな!」


母「そうね!従魔の証をライブレ辺境伯領都のギルドで貰って来ないといけないわね」


父「そうだな、、だが、、俺達が契約をされたわけではないし、ドームの歳では冒険者も商人などの登録は出来ないし、取り敢えずは村の者達だけに周知しておこう」


翌年の6歳の時にライブレ辺境伯領都に家族で行き、開放の儀式を教会で受け、教会の人が契約印を確認し、年齢的に冒険者ギルドでは登録出来ないから念のために書面で従魔の証を教会がしてくれた。


冒険者ギルドでは登録出来なかったけど従魔の証をくれた。


領都への出入り時には門番さん達から珍しい契約印を見せることになった。
出入り時には肩か腕に乗せているようにと言われた。


それからは11歳まで村で生活し、領都の平民が通う学校に2年間寮生活をして、卒業後に冒険者になり、仲間達と一緒にロマトス公爵領都に活動拠点を移した。


ロマトス公爵家の方々や騎士達などからテイマーだと思われていたことに驚いた。


現在、何故か俺だけ防壁上にいる。


エレクトホークの出現にフェイが避難しても全然構わない。


危険だから逃げてて欲しかった。


その気持ちはあった。


ちゃんとあった。


だが、1人で防壁上まで昇り、王女様や公爵家の方々や国の騎士達などに質問責めに合い、心細くなった。


25歳にもなって、この現状は耐えられない。


フェイ、、、ごめん。


エレクトホークが攻撃したら盾になるから!


絶対になるから!


肩に降りて来てくれ!


盾になるから!


絶対になるから!


この現状は本当に耐えられない!






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