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第二十九話 ちょろ勇
しおりを挟む前回のあらすじ→勇者強化中に謎のお姫達に見られていたので、捕獲しました。
僕達は美少女お姫様とその一味と思われる騎士達を気絶させ、ロープでぐるぐる巻きに。
奇襲した時はお姫様から話を聞こうと思っていたのだが、あまりにお姫様が混乱なさるので、仕方なく、そう仕方なく僕の睡眠薬で眠らせてあげたよ。大人規制の入るようなことはしてないよ?
んで、僕らは見事全員捕獲したのだが、全員気絶or睡眠状態なので、話を聞くことが出来ずにいます。
言わなくてもよい、僕らも馬鹿だったと気づいている。
キアラたちのもとへとぐるぐる巻きにされた騎士&姫を引き摺って戻り、今後どうするかを話し合った結果
「僕は助けてあげたいです!」
との勇者の言葉に我々は押しやられ、仕方なくその方針で行くことになりました。颯馬が「アホか」と小声で言ったのを僕はキチンと聞いていました。僕らはカラン王国では好き勝手できるが、他国となれば話は変わる。このお姫様がどこの所属か、未だ判断出来ない僕らでは事前に情報を得ることも出来ない。それに、もしもこの人達がカラン王国へと悪意を持っていたら・・・勇者は叛逆者としてこの国を追い出されかねない。それがこのお姫様たちの狙いなのかもしれないしね・・・。
まぁ、話を聞いてから簡単に「わかりました!」とか言ったらどつき回そうかと思ってたのだけど、そこにいく前段階で決めてしまうとは・・・呆れて言葉が出ない。キアラもルシウスもシアンも「何言ってんだこのバカは・・・」的な目をしている。
勇者が外交でもどれだけ力を持っているのか・・・まだ理解していないらしい。今回の件で理解してくれれば僕達としても安心してミアの街にいられるんだけどね。
頭がお花畑なこの子達じゃぁ・・・
「あ、起きましたね」
おっと、お姫様が目を覚ましたらしい。
勇者の今後は我々パーティーの中でもいずれ議題に上がると思うし、僕が今何を考えたとしても無駄なので、今は目の前のことに集中するとしよう。・・・ま、基本は颯馬がなんとかしてくれるでしょ。こういう時のためにカードを溜め込んでるわけだし。たまにはそれを披露してもらおう。
「・・・あれ・・・わたしはたしか・・・・・・この森で変質者を見つけて・・・」
誰が変質者だ、誰が。
この子は紳士で優しく、勇敢なこの僕を変質者だと言いたいのか。あ、いや、変質者は颯馬か。それなら納得。
でも、寝起きだからってあんまり好き勝手に言うのはよろしくないね。僕らは、今この瞬間からでも変質者になれるわけだし。
「いや、いやぁァァァァ!」
いや、叫ばれましてもよ。
本当なら叫びたいのはこっちなんですけど。遠くから観察されて、「奇襲しましょう!」とか言ってる人たちに付け狙われていた僕らの方が叫びたいんですけど。
といっても、ここは森の深部だし、叫んでも誰も来ない。来たとしてもちょっとだけ夢を見てもらうことになるので、僕らが何かしらの罪に囚われることはないだろう。いざとなれば殺すし。
一応僕らは正義の味方(笑)ごっこをしてるわけだし、ここは安心を与えるために勇者を前に出す。僕らは勇者様の取り巻きだとでも認識してくれた方がありがたい。他人が一番だけどね。
「お前が行け。助けたいならお前がそいつを落ち着かせるんだな」
「うぇ!?ぼ、僕がですか!?」
颯馬が勇者の背中を押して、お姫様の前に出す。やっぱり、僕と颯馬は考えが合うね。
勇者くんはイケメンだし、お姫様もそっちの方が喜ぶでしょ?
山本さんと佐々木さんは見てるだけだ。勇者くんの「助けます!」発言に若干引いている模様。この二人は僕らにお世話になっている認識があるみたいだ。いい傾向だ。この調子でいけば当初の目的は果たせそう。・・・単に僕らに怯えてる可能性もあるけどね。
「え、えっと・・・は、はじめまして?」
それはないわ、勇者くん。
今のところ敵認識されてる僕らが言っていいセリフじゃない。洒落が効きすぎてるよ。高度すぎてこの世界のお姫様には通用しないと思う。むしろ、貶してるよ。それに、この状況で女の子にしていいセリフじゃない。
怖くない?自分を誘拐した変質者に対して笑顔で「はじめまして」なんて言われたら。
女の子泣いちゃうよ。
「は、はじめまして。・・・・・・カッコイイ・・・」
僕ら陣営が「やらかしたか?」などと考えていると、お姫様は僕らの斜め上だった。なんというか・・・この世界、ヤバいね。僕らの想像していたヤバさを超えてる気がします。勇者に引いてた二人の女子高生もポカーンと口が開いて固まっている。
勇者補正が働いた結果なのか、それとも単にお姫様がお花の楽園状態なのか・・・はたまた両方なのか・・・僕らには判断出来かねるが、正直、びびってます。
小声で呟いたお姫様の言葉は僕ら全員に聞こえていたが、勇者くんにはイマイチ聞き取れなかったようで、頭の上に疑問符を浮かべて戸惑っている。
それでも、勇者くんは安心させようと必死なのか、片膝をつきお姫様の手を取って顔を近づける。流石にキスするようなイタい真似はしないが、二人の顔は非常に近い。僕らがその距離に近付いたら悲鳴をあげられるだろう。平手をくらった挙句に詰所行きだ。
「・・・あなたは・・・・・・」
「僕はカラン王国勇者です。あなた?」
「わた、わたしはファルマンの『アリエル』です!」
知らんなぁ・・・
と思っていると、颯馬からお助けが入った。なんでも、二人いる側室の長女らしい。言うところの箱入り娘というやつで、世の中に淡い期待を抱いてらっしゃるよう。世界は善意で回っていると本気で思ってるタイプの痛い子らしい。正義は勝つを信じてるタイプ。
だから、さっき僕達を見てた時も騎士諸君に「奇襲を!」的なことを言ってたようだ。自分が正しいのだから、負けるはずがない・・・とでも思ってたらしい。結果は惨敗だけどね。
颯馬はファルマン王国についてもそれなりに知っている。まぁ、内通者がいるってことですよね。
だが、ファルマン王国に内通者がいるとしても、そこまで権力的に強くはないので、あまり派手なことはできないらしい。今回は勇者を全面に押し出して、僕らは動くことになりそうだ。この機会に颯馬はファルマンでも人脈を広げるつもりだろう。頼もしい限りだ。
「それはひどいっ!」
「勇者様・・・」
「僕らが解決してあげますよ!必ず!」
ごめん、話聞いてなかった。
てか、勝手に決めないでよ。勇者くんは真面目だし、多少の考えくらいは回るみたいなんだけど、弱ってる人を見るとそれら全てが消え去るらしい。手網を握る女子高生二人は苦労しそうだ。
惚れてしまったのが運の尽きだね。ファイト。
話を聞いていなかったので事情を知らないですが、ここで「聞いてなかったわぁ」とか言ったらまたバカにされるので言わないでおきます。みんなについて行く、みんなの話に合わせる、みんなから自然に話を抜き出す。これを意識していきたいと思っております。
キアラとか同類っぽいから簡単に喋りそう。
「白金さん、なんか失礼な事考えませんでした?」
僕と君が同類で失礼ってなにそれ・・・。
「・・・行くぞバカ二人」
はい、行きましょう。
キアラの視線を華麗にスルーして勇者とお姫様のあとを女子高生、颯馬、僕、キアラ、ルシウス、シアン、魔物組の順に続く。
なんとなく、ランルカを連れてこなくて良かったと思ってる。なんというか、事件の香りがするというか・・・嫌な予感がするんだよねぇ・・・・・・こう、明確な敵がいて、それがまた厄介な・・・みたいな。
颯馬の顔もそこそこ渋い。
これは二人になれる機会を早めに得たいね。ちょいっとばかしファルマンの諸事情を聞かせてもらいたい。間違いなく何かあるだろう。・・・まぁ、それを聴き逃していた可能性もあるんだけどね。
騎士達は起きた者から姫が事情を説明し、縄を解いていく。起きない人達は相変わらず巻かれたままで、トロルさんが引きずって来ている。
姫の歩速に合わせて移動する。時間がかかりますな・・・だがまぁ仕方あるまい。ついて行くことになった以上、僕らが逆らう権利なんぞない。姫や騎士様がたはこの中で勇者が一番の権力を持っていると勘違いしているからだ。本当はストレス発散要因なんだけどね。
顔と肩書きでは一番偉く見えるよ。まぁ、今回はそれを利用してファルマン国内で暴れ回る予定ですけど。
今は移動中なわけなんですが・・・・・・
「勇者様、魔物が!」
「はいっ!」
「勇者様、魔物が!」
「任せてください!」
「勇者様、魔物が!」
「え、あ、はい!」
「勇者様、魔物――」
「ていっ!」
「勇者様――」
「はぁっ!」
「勇――」
「そぉりやァァ!」
たくさん寄ってくるんだよねぇ・・・。なんでだろ?
さすがに颯馬もおかしいと思い始めているようで、ある程度強い魔物には他の人間が気付く前に処理するようにつとめている。キアラが魔法で周囲を探ったり、颯馬が少しずつ調べたりしているのだが・・・・・・理由がまだわかっていない。
『疑い あり 注意』
颯馬の考えではファルマンの人間が怪しい・・・とか。うーん、ない気がする。考えすぎだと思うなぁ。
そもそも、姫様たちがそんなことをするとは思えない。得するものが無くないかい?だってさ、勇者を殺す気だったとしても勇者が死んだあとは自分の番なわけでしょ?死ぬ前提の特攻だったとしても、お姫様を向かわせますかね?
ちょっと考えられない気がする。
でもまぁ、疑うだけなら罪にはならないし。色々考えて動いてみようか・・・?
「そろそろここで野営の準備をしましょう」
姫お付きの騎士の一人がそう言った。我らが勇者様もそれに同意し、水辺の近いここを野営地と決めた。
僕達はテントを持ってきていたけど、お姫様たちはテントを持ってきていなかったらしい。仕方なく下賎の民である僕らがテントを姫様たちに貸し、僕らは男は三人纏めて一つのテント、女性陣も二人で一つのテントに押し込まれた。魔物組に至ってはテント無しである。
この夜、殺してやろうか?
そう思ったが、意識高い系騎士様と論争をするのは非常に面倒だし、本当に殺しかねないのでやめておく。
パーティー全員で悪夢を見せることを決め、僕らはテントに入っていった。
ちなみにだが、勇者様は一人で一つだったのだが、女子高生二人は二人で一つだった。同じ勇者なのにこの差はなんなのだろうか・・・女子高生が可哀想だな。
この状況は非常に腹立たしいが・・・都合のいいこともある。
「颯馬、話を聞かせてくれやァ。あいつらァ何を隠してやがる?」
そう、この話だ。
テント事件によって僕らがファルマンを庇う必要がなくなったので、報復は必至。情報をなるだけ多く手に入れ、奴らのしたいことの尽くを邪魔していく。
僕とルシウスの問いかけに対し、颯馬は目を瞑り、外の状況を確認した上で、ゆっくりと口を開く。
「ファルマン王国は今、国家存亡の危機を迎えている。経済的問題、外交的問題でもなく、一人の呪術師の暴走によるものだ」
暴走?
どゆことよ。
「・・・白金、話聞いてなかったなァ?」
「・・・・・・姫の話では邪悪な魔法師が国の乗っ取りを企んでいて、王や王女が人質に取られているので、勇者様に助けを求めに来た・・・と言っていた」
バレたけど、颯馬が教えてくれた。優しい。
「だが、それは少し違うようだ。邪悪な魔法師は呪術師で、王は健在だ。ただ・・・王妃が人の前に現れなくなったのは事実のようだ。奴らの目的はまだ調査中だな」
「あァ?じゃァ呪術師を殺せばいいってかァ?」
「・・・・・・そう簡単な話でもないだろうな。それだけなら数の暴力でどうとでもなる」
自国内では解決出来ない問題で、他者の力が必要だった。でもそれは、殺すことが目的ではなかった・・・では目的は・・・・・・
「勇者、だろうな。それが国の意向なのか呪術師の事情なのか・・・」
「いずれにせよ、勇者との出会いは偶然ではなかったってことかァ?」
「それで、邪魔者である僕らが現れた・・・と」
「俺たちと勇者を分断させなかったところを見ると、それだけ時間が無いってことだろうな。一時も早く戻らねぇとならんってことだ」
これはこれは・・・ならば。
「ファルマンに侵入した直後から勇者とは別行動をとることになるだろう。俺の方で調べは進める。お前らの手を借りることもあるだろうから、そんときはよろぴこ」
「りょーかい」
勇者は捕えられるか、秘密裏に王城へと連行されるか・・・僕達をこの話にいれる気は無いだろう。僕達の身元を知ることもなく、実力も未知数。ならば、招くことは無いだろうね。そう思ってるからこそ、テントで区別させたんだろうし。
うむふむ。
これは、面白くなってきましたなぁ・・・!
――――――――
はたつばです。
勇者編の本編にようやく辿り着きましたね。今までが長かった・・・!ここから、ファルマンと勇者たちの奮闘が始まるわけなのですが、颯馬たちが悪役かヒーローか。
お楽しみに~!
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