乳白色の肌,二人だけの秘密―開く蕾と蜜の味

雨宮 あい

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鎖骨の紫陽花ーー乳白色の肌に刻まれた,雨音さえ届かない二人だけの秘密

第1話:硬い蕾,密やかな震え

 指先に残る,雨の湿り気。
 それを自分の肌の,熱を持った場所へ塗り広げるたび,「妹みたい」な私がいなくなっていく気がした。

 ブラウスを脱ぎ捨て,平坦な胸の先に指を這わせる。
 冷えた空気に触れて硬く尖った蕾の感覚が,彼に触れられなかった事実を突きつけるようで,胸の奥がひりつく。

 欲望をなぞる指は,さらに深く,熱がこもる太ももの付け根へと沈んでいく。
 下着をずらし,溢れる蜜を指先で弄りながら,その中心にある一番敏感な突起を愛撫する。

 ーー大輝先輩が決して踏み越えてくれなかった境界線の向こう側。

 その暗い深淵へと,私は除湿機の低い駆動音に紛れ,独りで溺れていく――。

……………………………………………………………………………………

 6月の東京は,巨大な水槽の底に沈んでいるみたいだ。
 降り続く霧雨がアスファルトを黒く濡らし,街全体が重たい湿気に包まれている。

 目白駅から学習院へと続く道。
 街路樹の濃い緑は,雨を含んで重たく垂れ下がり,足下からはぬるい熱気がじわりと立ち上っている。

 長野県上田市。

 私の故郷の6月は,もっと突き抜けるように爽やかだった。
 千曲川を渡る風はいつも乾いていて,吸い込むだけで肺の隅々まで洗われるような心地がした。

 けれど,この街の雨は違う。
 体温を奪うのではなく,じっとりと肌に閉じ込め,内側の熱を逃がさないように密閉してしまう。

 陽菜はアパートのオートロックを解錠し,慣れない手つきで傘を畳んだ。

 父の勤める精密機械メーカーの社宅で過ごした十八年間にはなかった,無機質で清潔なエントランスの響き。
 親に家賃を一部負担してもらって手に入れたこの「東京の一人暮らし」は,自由であるはずなのに,どこか借り物の舞台のように落ち着かない。

 エレベーターの鏡に映る自分を見る。
 大学に入って三ヶ月。

 少しは垢抜けたつもりだが,ブラウスの上からでも分かる胸の平坦さは,中学時代に「妹みたい」と振られたあの日から何も変わっていない。

 部屋に入り,電気を点けると,白を基調としたインテリアが均一な明るさに照らされた。

 そこには生活の匂いがまったくない。
 実家の社宅では,廊下に置かれた古いミシンの音や,台所から漂う味噌汁の匂いがあった。

 今はただ,除湿機の低い駆動音だけが,部屋の静寂をかき消している。

 ……………………………………………………………………………………

 翌日。

 合唱サークル「ヴォーチェ」が練習拠点にしている大きな防音室。

 厚い扉の向こうでは,二十五,六人の団員たちがそれぞれのパートに分かれ,ガヤガヤと譜面をめくる音や発声の響きが混ざり合っている。

 壁一面を吸音パネルが覆うその空間は,音の反響が抑えられている分,周囲の視線や誰かの体温をより鮮明に感じさせる場所だった。

 アルトの列に並ぶ陽菜の視線の先には,ソプラノのパートリーダー,美羽先輩がいる。

 しなやかな曲線を惜しげもなくさらす彼女の隣で,楽譜を覗き込んでいるのは,三年生の蓮先輩だ。二人が付き合っていることは周知の事実だった。

 練習の合間,蓮先輩が当然のような手つきで美羽先輩の腰に手を添える。

 ーー指先が,彼女の薄いニットに深く沈み込む。

 それは単なる親愛の情ではなく,彼女の肌の質感も,昨夜の重なりも,すべてをその手のひらが記憶しているような……独占的で,湿った手つきだった。

 美羽先輩も,それを受け入れて艶やかに目を細める。
 二人の間には,私にはまだ解読できない「夜の記憶」が,共有された呼吸のように漂っていた。

(……いいな。あんなふうに,誰かの「特別」になってみたい)

 そんな憧れを抱くたび,陽菜は自分の「未完成さ」を突きつけられる。

 大人への階段を,一足飛びに駆け上がっていった者たちへの,やりきれないほどの羨望。
 自分だけが,清潔な檻の中で足踏みをしている。

「この天気だと,なんとなく気分が沈んじゃうよね。陽菜さん,疲れてない?」

 隣から声をかけてきたのは,一学年上の大輝(だいき)先輩だった。
 付属校出身で,育ちの良さが滲み出るような丁寧な振る舞い。

 彼からは,蓮先輩たちが放つような,肌にまとわりつく「熱」が全く感じられない。

(大輝先輩も,きっと……私と同じ側の人だ)

 陽菜はそう思い,少しだけ強張っていた肩の力を抜いた。

 「そう……かもしれませんね。大輝先輩は,雨はお好きですか?」

 「嫌いではないですよ。街が静かになる気がして。ただ,こういう日は音が重たく響くので,陽菜さんのような澄んだ声を持つ人は,少し歌いづらいんじゃないかな……と気になっていました」

 大輝先輩は,陽菜の耳元の,自分でも気づかなかった後れ毛に視線を落として微笑んだ。

「陽菜さんの声は,少し雨の日の空気に似ていますね」

「えっ,暗いということでしょうか……?」

「いえ,そうじゃなくて。しっとりと落ち着いていて,聴いていると心が穏やかになるんです。僕は,あなたの歌い方が好きですよ」

 大輝先輩は,楽譜を持つ陽菜の指先にそっと視線を移した。
 その言葉は,どんな甘い愛の囁きよりも,今の陽菜の乾いた心に静かに染み渡った。

 蓮先輩たちが放つ,肌を焦がすような熱情。
 それに引き換え,大輝先輩のまわりには,いつも凪いだ湖のような静謐さが漂っている。

 礼儀正しい言葉遣いや,適切な距離感。
 それは,背伸びをして「女」として振る舞わなければならない焦燥から解いてくれるような,不思議な安心感をもたらした。

(大輝先輩の隣なら,私は私のままで,息をしていてもいいのかもしれない)

 練習が終わり,団員たちが足早に大きな防音室を去っていく。
 最後の一人を送り出し,鍵当番の陽菜は重い扉を閉めた。

 静まり返った室内を見渡す。
 吸音材に囲まれたこの空間は,音が消えるとひどく無機質で,一人でいると世界から切り離されたような心細さに襲われた。

 施錠を確認し,受付に鍵を返しに行こうとしたその時だった。

「陽菜さん,すみません」

 背後からかけられた声に,肩が小さく跳ねる。
 振り返ると,そこには一度帰路についたはずの大輝先輩が,少し息を切らせて立っていた。

「あ,大輝先輩。どうされたんですか?」

「申し訳ない,忘れ物をしてしまって。……もう一度,中を見てもいいかな」

「あ,はい! もちろん。すみません,私がちゃんと中を確認していればよかったのに……」

 陽菜は扉を開け,再び大輝先輩を室内へと招き入れた。

「いや,僕が不注意だっただけだから。陽菜さんが謝ることじゃないよ」

 大輝先輩の穏やかな声が,壁に吸い込まれていく。
 外の喧騒が完全に遮断された,静まり返った空間。大輝先輩は真っ直ぐにピアノの脇へと向かい,譜面台の影に置かれた小さなメトロノームを手に取った。

「これです。……ごめんね,二度手間にさせてしまって」

 大輝先輩が申し訳なさそうに微笑む。
 陽菜は,広い部屋の真ん中に立つ彼を見つめながら,小さく首を振った。

「いえ,鍵当番なのに……。もし大輝先輩が戻ってこられなかったら,明日までここに置き去りにするところでした」

「……謝らないで。むしろ,陽菜さんが最後まで残ってくれていて良かった」

 ーー大輝先輩はそう言って,ふと口元を緩めた。

 その後の言葉を飲み込むようにして,二人の間に一瞬の沈黙が落ちる。
 大勢の視線がある中では決して生まれない,二人きりの親密な温度。

 それが,雨音さえ聞こえない密室の中に,静かに溶け出していった。

 受付で鍵を返し,二人は荷物を取りに部室へと戻った。
 部室に残っていた数人のメンバーは,帰り支度に追われていた。

 大輝先輩と二人で部屋から戻ってきたことに対して,冷やかすような視線を向ける者は一人もいない。

(みんな,私たちが二人きりだったなんて,疑ってもいないんだ……)

 それは,大輝先輩が築いてきた揺るぎない誠実さと,陽菜自身の幼さがもたらした,残酷なほど自然な光景だった。

 美羽先輩が,蓮先輩の隣で気さくに手を振る。

 二人の輪郭は,湿った熱を帯びてどこか曖昧に溶け合っているように見えた。

 それに比べれば,少し離れて立つ自分と大輝先輩の境界線は,梅雨の雨粒で曇ったガラスのようにひどく曖昧で,それでいて外からの視線を一切通さない頑なさを保っていた。

 私たちが何を話し,どんな沈黙を共有したとしても,周囲にとってそれは「先輩と後輩の日常」でしかない。
 その安心感は,私にはまだ,恋の熱なんて一滴も混じっていないと言われているみたいだった。

 本当は,美羽先輩たちが纏っているような,あの「特別な空気」に少しだけ憧れているのに。
 誰も私にそんな期待をしていないことが,なんだか自分だけ色のない場所に閉じ込められているみたいで,胸の奥が少しだけチクりとした。

 サークルのメンバーたちが次々と雨の中へ消えていく。
 最後に残ったのは,やはり陽菜と大輝先輩の二人だった。

 自分の居場所を知っている人たちの足取りは,雨の中でも迷いがない。その後ろ姿にどうしても追いつけない気がして,陽菜はわざとゆっくり,リュックの重みを肩に担ぎ直した。

 二人は並んで玄関へと向かった。けれど,タイル張りの床に並ぶ傘立てを前に,陽菜は息を呑んだ。

「……あれ?」

 そこにあるはずの淡い水色が,どこにもない。
 残っているのは,骨がひん曲がった無残なビニール傘が一本だけ。

「傘,なくなっちゃったみたいです……」

 都会の雨に,大切なものを奪われたような気がして,鼻の奥がツンとした。

 ーーお気に入りだった,故郷から持ってきた傘。

 形のない不安が,冷気と一緒に足元から這い上がってくる。

「陽菜さん,僕の傘に入りませんか?」

 大輝先輩が広げたネイビーの傘は,一人用の小さなものだった。

 隣に立つ大輝先輩が,小さく息を呑む気配がした。

 彼はネイビーの折りたたみ傘を握りしめたまま,何かを言いかけては飲み込み,迷うように視線を泳がせている。

「……目白,だったよね」

 大輝先輩が,記憶をたどるように静かに確認する。
 以前,練習の合間に「目白のマンションに住んでいる」と話したことを,彼はちゃんと覚えていてくれたのだ。

 彼は決死の覚悟を固めたように,言葉を絞り出した。

「僕の傘,……一緒に入りませんか? 目白まで,送っていくから」

「えっ,でも,一駅分ですよ? 私のせいで先輩がびしょ濡れになっちゃいます。私,一人で走って帰りますから」

 陽菜が慌てて手を振ると,大輝先輩は困ったように,けれど強い意志を感じさせる瞳で首を振った。

「……走らせるわけにはいかないよ。これくらい,なんてことないから」

 広げられた傘は一人用の小さなもので,彼の手は心なしか震えているようにも見えた。

 女性に慣れている蓮先輩なら,もっとスマートに肩を抱き寄せたのかもしれない。
 けれど,大輝先輩のそのぎこちない仕草は,今の陽菜には何よりも温かく,誠実なものに感じられた。

 一歩,雨の中へと踏み出す。

 小さな傘の下,世界は急に狭くなった。

 激しい雨音が傘の布地を叩くたび,その振動が二人の間に伝わってくる。
 肩と肩がぶつかり,彼の腕のぬくもりが服越しに伝わる距離。

(……大輝先輩,近い)

 さっきまでの,自分だけが取り残されているような感覚が,嘘みたいに熱を帯びていく。

 大輝先輩は,自分が濡れるのを厭わずに,傘を陽菜の側へと大きく傾けていた。
 坂を上りきる頃には,大輝先輩の左肩は雨に打たれてぐっしょりと色を変えていた。

 陽菜の指先が,リュックのベルトをギュッと握りしめる。

「……私の家,ここなんです」

 視線の先に,自分の住むマンションが見えてくる。

「あの,大輝先輩。……雨宿り,していきませんか?」

 誘ってしまった。

 自分を置いていく雨音から逃げるように,あるいは,憧れていた「あちら側」の空気に触れてみたいという必死な願いを込めて。
 その言葉の重みに,陽菜の心臓がうるさく跳ねた。

 オートロックのカードキーをかざし,マンションの自動ドアが開いた瞬間,それまで支配的だった激しい雨音がスッと遠のく。
 外の喧騒から切り離された白い大理石のロビーは,冷たい静寂に満ちている。雨に濡れた靴音が,不自然なほど高く響いた。

「……ここまでで,大丈夫だよ」

 大輝先輩は,ロビーの入り口で足を止めた。

 傘から滴る水滴を気にしながら,彼は陽菜を安心させるように小さく微笑む。
 けれど,その微笑みとは裏腹に,彼の左肩は肌に張り付くほどびしょ濡れになっていた。

 陽菜を雨から守るために,彼がどれだけ無理な角度で傘を傾けていたかが,光に反射するその濡れた色に表れていた。

「でも,大輝先輩。こんなに濡れて……せめて,タオルだけでも」

「いいんだ。陽菜さんが無事に帰れたなら,それで。……じゃあ,おやすみなさい。またサークルで」

 彼は深く踏み込むことを自分に禁じているかのように,それだけ言うと,きっぱりと踵を返した。
 自動ドアの向こう側,再び激しくなり始めた雨のカーテンの中へ,大輝先輩のネイビーの傘が消えていく。

 彼が守り通した「一線」は,あの曇ったガラスのように頑なで,どこまでも誠実だった。

 一人になった陽菜は,重い足取りでエレベーターに乗り込んだ。
 上昇を告げる静かな振動の中,箱の中に残された空気を吸い込む。

 そこには,さっきまで隣にあった大輝先輩の匂いが微かに残っていた。
 雨の湿り気と混じり合った,柔軟剤の清潔な,けれど胸を締め付けるような匂い。

(……なんで,私。あんなこと言っちゃったんだろう)

 雨宿りしていきませんか,なんて。大輝先輩の誠実さを知っていたはずなのに。
 彼が断ることも,断らせてしまうことも,分かっていたはずなのに。

 「あちら側」に背伸びしようとした自分の浅ましさと,それを優しく,けれど明確に拒絶されたような寂しさが,エレベーターの鏡に映る冴えない自分の姿と重なる。

 部屋に入り,電気もつけずに玄関にリュックを放り出した。

 除湿機の低い駆動音だけが響く,無機質なワンルーム。
 身体が,内側からじりじりと熱い。

 雨に濡れた冷たさではなく,大輝先輩の肩が触れた瞬間の感触や,傘の下で共有したあの密やかな呼吸が,いまさらになって肌の裏側で暴れ始めていた。

 陽菜は濡れたままのブラウスを脱ぎ捨て,シーツの上に倒れ込んだ。
 大輝先輩の匂いが鼻腔の奥にこびりついて離れない。

「陽菜さんの声は,少し雨の日の空気に似ていますね」

 そう言った彼の,優しすぎる眼差しを思い出す。
 彼が守り通そうとした自分の「清潔さ」を,自ら汚してしまいたいような衝動。

 陽菜は震える指先を,自分の熱い肌へと這わせた。
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