乳白色の肌,二人だけの秘密―開く蕾と蜜の味
18年間過ごした故郷を離れ、東京で一人暮らしを始めた陽菜。自由を手に入れたはずのワンルームで、彼女を支配するのは「未完成な自分」への焦燥感だった。合唱サークルの先輩たちが纏う「夜」の匂い。それに引き換え、平坦な自分の胸は、かつて「妹みたい」と振られたあの日から何も変わっていない。
そんな彼女を雨から守り、どこまでも誠実に接する大輝先輩。彼が守り通そうとする「一線」が、陽菜の内の渇望を静かに、けれど狂おしく掻き乱していく。
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