乳白色の肌,二人だけの秘密―開く蕾と蜜の味

雨宮 あい

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鎖骨の紫陽花ーー乳白色の肌に刻まれた,雨音さえ届かない二人だけの秘密

第2話:溶けるガラス,あるいは熱い静寂

 除湿機の低い駆動音だけが,部屋の静寂をかき消していた。
 部屋に入り,電気を点ける間も惜しかった。

 陽菜は玄関にリュックを放り出したまま,暗がりのなかでシーツの上に倒れ込んだ。

 一番敏感な場所に触れる指先は,もう自分の意志を離れていた。
 けれど,絶頂をなぞろうとするたび,指先に絡みつく未処理の産毛が,私の現在地を突きつける。

 手入れの方法さえ知らない,愛される準備さえできていない,未完成な私。

 ーー先輩は私のこの「幼さ」を見抜いていたのだろうか。

 剛い毛に指を絡め,引きちぎるようなもどかしさで熱の深淵へ潜り込む。
 指先が秘丘の粘膜を弄るたび,耳の奥で微かに弾ける

 ーー「くちゅり」

 という濡れた音が,静まり返った部屋に不謹慎なほど生々しく響き渡る。
 自分の内側から溢れ出す音なのに,それはまるで,見知らぬ誰かに身体を暴かれているような恥辱を伴っていた。

 ーーシーツを掴む指が震え,喉の奥から熱い吐息がこぼれる。

 名前を呼ぶ勇気さえなくて,私はただ,あの雨の夜に傘の下で共有した彼の匂いを探すように,肺の奥まで深く息を吸い込んだ。

 ーー鼻腔の奥に蘇るのは,

 雨の湿り気と混じり合った,大輝先輩の柔軟剤の清潔な匂い。

 つい先ほどまで隣にあったその香りは,今まさに自分が汚している「卑猥な水音」とは正反対の,凪いだ湖のような静謐さを湛えていた。

「……ぁ,……っ,……は,ぁ……っ」

 声にならない叫びが胸の内で弾けた瞬間,脳裏にあの夜の彼の横顔が鮮明に浮かび上がった。
 私を濡らすまいと無理な角度で傘を傾け,左肩をびしょ濡れにしていた,彼の愚かなまでの誠実さ。

 その「優しさ」という名の拒絶が,今の陽菜にとっては最高の媚薬となって背筋を駆け上がる。

「……んっ,……ふぁ……っ!」

 彼に触れてほしい。
 その清潔な指先で,この不格好で幼い茂みを掻き分け,中まで無茶苦茶に暴いてほしい。

 そんな狂おしいほどの渇望が臨界点を超えた。

 「くちゅ,くちゅり」と,指先が奏でる水音が激しさを増し,シーツが擦れる衣擦れの音が拍動と重なって耳元で爆ぜる。

「……ぁ,……っ,ぐ,ぅ……っ!」

 陽菜の身体は弓なりに強く反り返った。

 目の前が真っ白に明滅する中,大輝先輩の匂いに包まれる幻想を見ながら,私は彼が決して踏み越えてくれなかった境界線の向こう側で,独り,深い深い絶頂の深淵へと突き落とされていった。

 激しい余韻が引いたあとに残ったのは,ドクドクとうるさい自分の鼓動と,やはり止まることのない除湿機の低い駆動音。

 指先には,行き場を失った熱い蜜がまとわりつき,相変わらず野暮ったく湿った毛の感触が,逃れられない現実としてこびり付いていた。

 ……………………………………………………………………………………

 三日後の金曜日は,あまりに無機質な青空だった。

 防音室の重い扉を開けるとき,陽菜は自分の身体が,あの日を境に,昨日まで着ていたはずの「少女」という名の清潔な衣服を,内側から熱で焼き切ってしまったような違和感を覚えていた。

 露出した皮膚はあまりに生々しく,世界に対して無防備に開かれてしまったような,恥ずかしいほどの引力を帯びている。

 あの日,雨に濡れた大輝先輩を部屋に招き入れたこと。

 そしてその直後,彼の残した匂いに溺れながら独りで絶頂したこと。
 自分の内側にだけ沈殿したどろりとした秘密が,歩くたびに身体の奥で,銀色の小魚のように跳ねる。

(もし,誰かに話していたら……)

 大輝先輩が,あの日の出来事を他者と共有してしまっている可能性。
 それを考えると,指先が石膏のように硬く冷たくなった。

 心臓は不吉な予兆を孕んだリズムを刻み,防音室の人工的な静寂が,私の秘密をすべて飲み込んでしまいそうで怖かった。

 けれど,室内に広がっていたのは,いつも通りの,どこか空虚で清潔な風景だった。

「あ,陽菜ちゃん,お疲れ様。今日も頑張ろうね」

 大輝先輩はいつもと同じように,少しだけ眉を下げた穏やかな微笑みでそこにいた。
 その瞳には,下卑た詮索も,秘密を共有しているという自惚れも微塵もなかった。

 彼は,あの日二人きりで過ごした時間を,一つの「誠実な沈黙」として閉じ込めている。
 私を傷つけないよう,そして私たちの平穏を壊さないよう,彼は沈黙という名の透明な壁を立てているのだ。

 その真摯さが,今の陽菜には何より眩しく,そして絶望的に残酷だった。

「……あ,お疲れ様です,大輝先輩」

 視線を合わせることができず,逃げるように距離を置く。

 ーーあんなに彼を求めていたはずなのに。

 大輝が何かを言いかけようとしたが,陽菜はそれに気づかないふりをして,足早に美羽先輩の隣へと滑り込んだ。

 美羽先輩からは,微かに重たい,けれど洗練された香水の匂いがした。
 それは今の陽菜とは決定的に違う,「選ばれた女」の匂いだった。

 美羽先輩は,手にした楽譜の端を細い指先でなぞりながら,ときおり陽菜の横顔に視線を投げる。
 それは心配しているというよりは,標本の蝶をピンで留める瞬間の学者のような,見透かすような鋭い視線だった。

 陽菜には,その視線の温度に気づくだけの余裕がない。
 ただ,ピアノの旋律に合わせて喉を震わせることだけに全神経を注ぐ。

 ーーけれど,

 声を出すたびに,自分の内側の柔らかい粘膜が震えるのを感じてしまう。歌声はいつものように透明な線を描かず,どこか湿った重みを帯びて,防音室の壁に吸い込まれていった。

 練習時間は,砂時計が落ちるように過ぎていく。
 陽菜はただ,防音室の重い扉が開く瞬間を待っていた。

 ……………………………………………………………………………………

「よし,今日はここまで! 定演前だし,景気づけに一杯行こうか」

 練習終了の合図とともに,蓮先輩が声を張り上げた。
 定期演奏会前という建前はあったが,実際のところ,大学生にとってそんな理由は居酒屋へなだれ込むための手頃な口実に過ぎない。

 蓮先輩は「今から12人,いけますか?」と高田馬場のなじみの店に予約を入れた。

 その傍らには,当然のように美羽先輩が立っていた。二人は人前で指を絡めたり,過度に身体を寄せ合ったりはしない。

 けれど,蓮先輩が電話を終えてふと視線を落としたとき,美羽先輩がわずかに顎を引いてそれに応える,その数秒の視線の交差に,他人が介入できない歳月の重みが凝縮されていた。

 陽菜は,自分のリュックのストラップを指が白くなるほど強く握りしめ,その静かな親密さを盗み見る。

(……いいな。あんなふうに,言葉がなくても通じ合える場所にいたい)

 それは,単なる羨望というよりは,もっと切実で喉の渇きに近い憧れだった。

 ーー大声で愛を叫ぶ必要のない,完成された大人の世界の静謐さ。

 今の自分には逆立ちしても真似できない,確固たる結びつきがそこにはあった。

 建物を出ると,視界に飛び込んできたのは,あまりに無機質な青空だった。

 梅雨の合間の晴れ間は,湿気をすべて焼き切ったかのような硬い光を湛え,校舎のコンクリートを白々と,容赦なく照らし出している。

 ーーそれは救いなどではなく,むしろ暴力に近い眩しさだった。

 その無色透明な光は,陽菜の肌の奥に残る「あの夜」の卑猥な湿り気を,レントゲン写真のように透過させてしまうのではないかという錯覚を抱かせる。

 陽菜の少し後ろを,大輝先輩が歩いている。

 ――背中に感じる彼の気配。

 振り返らなくても,彼がその清潔な光の下で,何一つ濁りのない平然とした笑みを浮かべているのがわかる。

「……今夜は,かなり蒸し暑くなりそうだね。この晴れ方だと,熱がこもって逃げ場がなさそうだ」

 背後から聞こえた彼の言葉は,不吉な予言のように陽菜のうなじを撫でた。




 ――逃げ場がない。




 その響きが,今の陽菜にはひどく官能的に響いた。
 自分の内側でまだドクドクと脈打っている,あの除湿機の駆動音に似た重たい沈黙を,大輝は微塵も疑っていない。

 けれど,彼が予感した「熱の籠もり」は,陽菜の中ですでに始まっている。

 地下へと続く狭い階段を下りると,地上を支配していた無機質な光は途絶え,湿った空気と脂の匂いが混ざり合う濃厚な空間が広がっていた。
 蓮先輩が予約したのは,奥の狭い座敷席だった。

 「適当に詰めて座っちゃって!」

 という蓮先輩の号令は,まさに逃げ場を失くすための宣告だった。
 押し込まれるようにして靴を脱ぎ,窮屈な座敷に上がり込む。

 そして,それはあまりに無慈悲な確率がもたらした「偶然」だった。
 陽菜が誘い込まれるように滑り込んだ一画,そのすぐ隣に,大輝先輩がすでに腰を下ろしていた。

 磁石の極が引き合うような,あるいは避けて通れない天体の運行のような必然という名の「偶然」。

 陽菜が呼吸を整える間もなく,二人の距離は,服の繊維が触れ合うほどの至近に固定された。
 正面に座る美羽先輩が,静かに視線を上げる。

 彼女は蓮先輩の隣で穏やかに微笑んでいるように見えたが,その瞳だけは,氷の粒を投げつけるような鋭い目線を陽菜と大輝先輩に向けていた。

 美羽先輩の視線は,二人の間に漂う目に見えない「間」を正確に射抜いている。

 大輝先輩が,一瞬だけ身体を強張らせた。
 彼は美羽先輩の放つ,その射抜くような視線の鋭さに気づいている。

 けれど,隣に座る陽菜にその緊張を悟らせまいとするように,彼はわざと努めて穏やかな動作で,手近な割り箸の袋を指先で弄んだ。

 けれど,陽菜にはそんな周囲の機微を察する余裕など,ひとかけらも残っていなかった。

 彼女の世界は今,隣り合う大輝先輩の存在だけで飽和している。
 居酒屋特有の,底の抜けたような騒音。

 けれど,隣り合う大輝先輩と陽菜の間には,それとは異質な密度の高い静寂が生まれていた。

 それは,音が消えたわけではなく,あまりに多くの「言えないこと」が積み重なりすぎて,外部の音が入り込めなくなったような閉鎖的な静寂だった。

 大輝先輩の肩から伝わる清潔な熱が,二人の間にあったはずのそのガラスを容赦なく熱していく。
 バーナーの青い炎に焙られたように,強固だったはずの境界は見る影もなく溶け出し,時間の経過とともに,陽菜の思考を麻痺させていく。

 二人を隔てていた透明な拒絶は,彼の体温によってどろりと溶け出し,熱を帯びた液体となって,陽菜の内側にある「澱」と混ざり合おうとしていた。

 陽菜はただ,自分の膝の上で重なっている指先を見つめていた。

 大輝先輩が店員に注文を伝える際,わずかに前傾姿勢になる。
 その喉仏の動き,かすかな衣擦れの音さえもが,この静寂の中では暴力的なまでの色香を持って陽菜の鼓膜を震わせる。

(先輩は,怒っているのかな。それとも……呆れているのかな)

 あの日,雨宿りに誘った自分の浅ましさを思い出すたび,陽菜の下腹部はきゅっと痛いほどに疼いた。

 大輝先輩は,正面からの美羽先輩の刺すような視線を受け流しながらも,時折,隣に座る陽菜の強張った横顔に,保護的な,それでいてどこか困惑の混じった眼差しを落としていた。

 やがて運ばれてきたウーロン茶のグラスを,陽菜は逃げるように両手で包み込んだ。
 グラスの表面を伝い落ちる大きな結露が,安っぽいおしぼりの端をじっとりと濡らしていく。

 その無機質な水滴が,陽菜には自分が抑えきれずに流している蜜の写し鏡のように見えて,目を逸らした。

 直接触れることのできないもどかしさと,至近距離で浴び続ける彼の清潔な体温。
 その矛盾が,陽菜の理性をごりごりと削り取っていく。

 正面で蓮先輩の隣に「正しく」収まっている美羽先輩。

 ―― 自分の知らない,完成された男女の世界。

 彼女は,大輝先輩が隠そうとしている困惑も,陽菜のスカートの下で燻っている危うい熱気も,すべてに確信を持っているようだった。

「ねえ,陽菜ちゃん。さっきから一言も喋らないじゃない。……少し,顔色も悪いみたい」

 美羽先輩の,鈴を転がすような,けれど底知れない冷たさを孕んだ声が静寂を突き破った。
 陽菜はびくりと肩を揺らす。

「えっ……本当だ。陽菜さん,大丈夫?」

 大輝先輩が,美羽先輩の視線を遮るように身を乗り出し,心配そうに陽菜の顔を覗き込んだ。

 その拍子に,彼の腕が陽菜の二の腕に,あの日よりもずっと強く押し付けられる。
 陽菜の脳裏に,あの夜の自室での「くちゅり」という濡れた水音が,爆音となって蘇った。

「……だいじょうぶ,ですっ」

 陽菜は反射的に身を引いた。大輝先輩の手が空中で止まる。
 彼の瞳に,微かな傷ついたような色が浮かぶ。

 それを見て,美羽先輩はさらに深く,意味深な笑みをその端正な顔に刻んだ。

「そんなに焦らなくても。……ねえ,大輝。陽菜ちゃんのこと,あんまり困らせちゃ駄目よ。この子,とっても繊細なんだから」

 美羽先輩の言葉には,毒を含んだ蜜のような甘さがあった。
 大輝先輩は,その甘さに毒が含まれていることを察しながらも,苦笑いをして視線を逸らすことしかできない。

 店員が運んできた乾杯のビールがテーブルに置かれ,誰からともなく「お疲れ様!」と声が上がる。

 『乾杯!』

 無数に重なるジョッキのぶつかり合う鈍い音と,弾けるような声の奔流。
 それを合図に蓮先輩が別の後輩と笑い合う声が一段と大きくなる。

 その賑やかな祝祭の喧騒を隠れ蓑にするようにして,美羽先輩はゆっくりと,自分のグラスに残った琥珀色の液体を揺らした。

 氷が予兆のようにカチリと音を立てる。
 その微かな音が,陽菜には断頭台のスイッチのように聞こえた。
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