8 / 22
鎖骨の紫陽花ーー乳白色の肌に刻まれた,雨音さえ届かない二人だけの秘密
第8話:魂の簒奪,鎖骨の「刻印」
私の「聖域」は死に,そこには彼という他者にすべてを剥ぎ取られた末に残った,生々しい肉体の真実だけが残った。
大輝先輩は,その「赤」を見つめた後,私の震える肩を抱き寄せた。
「……陽菜。……愛してる。本当に,ありがとう」
その声が,私のなかに残った彼の残熱と混ざり合い,私という存在を再び溶かしていく。
大輝先輩に促されるまま,私は鉛のように重い身体を引きずるようにして洗面台へと向かった。
「陽菜……さん,シャワー…,浴びましょうか」
鏡の前に立ち,照明をつけた瞬間――私は,そこに映る自分自身に息を呑んだ。
乱れた髪,火照った色を宿した頬。
そして,乳白色だったはずの私の肌にはっきりと刻まれた――「赤い紫陽花」。
鎖骨の窪みに咲くその吸痕は,白すぎる肌の上で,どこか現実味を欠いた幻のような「愛の印」のように拍動していた。
シャワーから溢れるお湯の音が,狭いタイル張りの空間に反響する。
先輩は,流されるままの私の身体を,たっぷりとした泡で包み込むように丁寧に洗う。
その指先は驚くほどに,壊れ物を扱うように優しい。
つい先ほど貫かれたばかりの,ひりつくような未熟な粘膜を指が掠めた瞬間,鋭い鈍痛が走り,私は逃げるように彼の肩に額を押し付けた。
洗われるほどに,その痛みが芯の方で熱を帯び,再び彼を求めて疼き出す。
ボディーソープの香りに混じる彼の生々しい匂いを,肺の奥まで深く吸い込んだ。
私の身体を包んでいた泡を,大輝先輩はシャワーの熱いお湯で流し始めた。
激しい水圧が,私の身体を隠していた白い泡を,足元へ向かって容赦なく剥ぎ取っていく。
泡という盾を失い,剥き出しになった私の肉体。
隠しようのない「女」としての姿が,お湯に打たれて赤く上気し,彼の視線の前に晒される。
その時,私の喉の奥から,自分でも思いもよらない言葉が零れ落ちた。
「……先輩。……私にも,洗わせて」
口にした瞬間,自分の心臓が大きく跳ねるのを感じた。
(……私が,先輩を洗う?)
ただ彼にされるがまま,嵐が過ぎ去るのを待つこともできたはずなのに。
自分から彼に触れ,その身体をなぞろうとするなんて。
それは,単なる奉仕ではなく,私が嵐をもう一度起こすための,密かな引き金だった。
「陽菜……?」
驚きを含んだ,けれどどこか弾んだ先輩の声。
私は,備え付けのボトルへ震える指を伸ばした。
ーープシュッ,という小さな,拍子抜けするほど軽い音。
手のひらの上に,きめ細かく,けれど驚くほど頼りないほどに軽い泡が盛り上がる。
私はそれを,逃げ場のない彼の逞しい胸板へと,そっと押し当てた。
私を組み伏せた大きな肩,私の背中に回されていた長い腕。
石鹸の泡を滑らせるたび,彼の肉体の凹凸が掌に伝わってくる。
そして,泡を纏った私の手が,彼の下腹部へと差し掛かったときだった。
指先が,お湯の温度よりもずっと熱く,鋼のように硬く膨張した「芯」に触れた。
「っ……あ……」
思わず手が止まる。けれど,私の指は吸い寄せられるように,その猛々しい脈動の輪郭をなぞってしまった。
ーー血管が浮き出し,はち切れんばかりに熱を帯びた「芯」。
それは,私の掌の中で生き物のように跳ね,先ほどまで私の内側を蹂躙していた圧倒的な質量を思い出させる。
私が触れるたび,大輝先輩の喉が,低く,獣のような音を立てて鳴った。
(あぁ,私の手が,この人をこんなに昂ぶらせている……)
その加害者的な愉悦が,私の背徳感を甘く溶かしていく。
すべてを洗い流し終え,お湯が二人の身体から泡を奪い去った。
――その時。
大輝先輩は私の両腕を取り,頭の上で交差させるようにしてタイルの壁に押し付けた。
泡という盾が流し去られ,お湯に濡れた剥き出しの肌と肌が,逃げ場なくピタリと吸い付く。
彼の指先が,今度は滑ることなく,私の手首の細い骨をキュッと強く,確実な力で固定した。
「……っ,先輩……」
震える声が,狭い浴室の壁に反響して消える。
密着した下腹部には,先ほどよりもさらに熱く,硬度を増した「彼」の猛々しい芯が押し当てられていた。
お湯の熱さえ冷たく感じるほどの,殺気立ったような熱量。
血管が浮き出し,はち切れんばかりに拍動するその質量は,私の柔らかな下腹部を容赦なく圧迫し,私がもう逃げられない「獲物」であることを残酷に告げている。
大輝先輩は,至近距離で私の瞳をじっと覗き込み,私の呼吸が浅く,速くなっていくのを喉を鳴らして見つめていた。
「陽菜。……まだ,痛む?」
耳元で囁かれた,低く掠れた声。その問いは優しく聞こえたけれど,同時に私の内側を暴くような暴力的な響きを孕んでいた。
「……っ,すこし……まだ,痛くて……」
嘘ではなかった。ついさっきまで彼を受け入れていた場所は,今もズキズキと熱を持って腫れ上がり,異物を迎え入れた衝撃の余韻を鈍痛として訴え続けている。
すると,大輝先輩は少しだけ顔を離し,私の目を見つめたまま,逃げ場を塞ぐように声を落とした。
「……じゃあ,痛くないところ。どこか,教えて」
――どこか,教えて。
それは,私に選択を迫っているようでいて,実際には「どこを触られても文句は言わせない」という,有無を言わせぬ宣告だった。
突きつけられた剥き出しの事実に,私の喉が引き攣るように鳴る。
大輝先輩の視線が,私の胸元へとゆっくりと,這うように落ちる。
冷たいタイルの壁と,彼の圧倒的な肉体の間に挟まれ,私の小さな胸は押し潰されるようにして彼の前に差し出していた。
お湯に濡れ,上気して赤みを帯びた二つの小さな膨らみ。
その先端が,彼の視線に射抜かれるだけで,キュッと硬く尖っていくのが自分でも分かった。
彼はまず,指の腹でその先端をそっとなぞった。
最初は,ただのくすぐったい感覚。
けれど,彼が指先でその小さな突起を弾き,押し潰すように強く圧迫し始めると,感覚は一気に鮮明になった。
「あ……んっ……」
指先での執拗な愛撫。
それが数分,あるいはもっと長い時間続いたかもしれない。
最初は「胸が刺激されている」という単独の感覚だった。
けれど,彼がその先端を親指と人差し指で挟み,じりじりと捻るようにして刺激を強めていくにつれ,不思議な変化が起き始めた。
(胸を責められているはずなのに…)
その刺激は,一本の細く熱い糸となって,私の背筋を伝い落ちていく。
その糸の先は,鈍痛を訴えていたはずの下腹部の,最も深い場所へと繋がっていた。
胸の先端が刺激されるたび,まだヒリヒリと痛んでいた私の「容れ物」が,キュウと締め付けられる。
痛みが消えたわけじゃない。
けれど,その痛みが振動となって,熱い波を身体の芯へと送り込み始めた。
大輝先輩は,私の瞳が快感に濁り,焦点が合わなくなっていくのを,逃さずその目に焼き付けようとしていた。
「……陽菜さん。……そんな顔するんだ…」
驚きと,それ以上の独占欲が混じった掠れた呟き。
その言葉とともに,彼はついにその場所を唇で捉えた。
深く,深く,吸い上げられる衝撃。
その瞬間,私の背中が弓なりに反った。
胸の先端は逃げる場所を失って,むしろ彼へと捧げられるように高く突き出される。
舌の先で転がされ,歯を立てない程度の強さで甘噛みされるたび,私の脳内に真っ白な閃光が走る。
単なる局所的な快感じゃない。
それは,私の身体を真っ二つに割り,中身をすべて引きずり出すような,圧倒的な「導線」の開通だった。
胸を吸い上げられるたびに,その圧力がダイレクトに「容れ物」を突き上げるように,下腹部が激しく波打つ。
ーー「そこ」と「ここ」が,完全に一本の熱い導線で結ばれてしまった感覚。
胸を吸われる衝撃が,熱い導線をさらに太くする。
「あ,ぁ……っ! うそ,そこ…………っ,あぁああっ!」
私は逃げようとして,頭上で固定された腕を激しく捩った。
けれど,剥き出しの肌は彼の掌にぴったりと吸い付き,かえって無防備に胸を差し出す形になってしまう。
濡れたタイルに立つ足元は不安定で,絶頂の予兆に膝が震えるたび,滑って転びそうな恐怖が生存本能を揺さぶる。
私はその恐怖に耐えかねて,彼の首筋に必死に顔を埋めた。
彼の熱い肌の匂いが鼻腔を突く。
「……あ,あぁ……,せ,んぱい……!」
(もっと壊して…)
密着した下腹部で,彼の「モノ」が私の震えを真っ向から受け止めている。
彼の硬い「が,私の痙攣し始めた下腹部を強く圧迫し,熱を内部へと押し戻していく。
「あ……だめ,もう,おかしくなる……っ! せ,んぱい,大輝,せんぱい……っ!」
大輝先輩は,私の限界を見極めるように,さらに強く胸の先端を吸い上げた。
――まだ、何も出るはずのないそこから。
私のなかに澱んでいた甘い熱も,女としての自意識も。
すべてを搾り出そうとするかのような、執拗で、貪欲な蹂躙。
その瞬間,耐え難いほどの熱量が導線を逆流し,私の全身を灼き尽くした。
「……んっ,ぁ,あぁあああああッ!!」
腹部の最奥が激しく痙攣し,熱い何かが決壊するように溢れ出す。
私の身体の震えを,密着した彼の猛々しい脈動が,真っ向からすべて受け止めていた。
筋肉の痙攣と脳の空白。
崩れ落ちそうになる私の腰を,大輝先輩の強い腕が瞬時に抱きとめた。
お湯の音だけが,勝者のように高らかに鳴り響いていた。
大輝先輩の心臓の鼓動が,私の背中にまで響いてくる。
彼は私の濡れた髪に顔を埋め,まだ熱を帯びた,余裕のない掠れた声で囁いた。
「……陽菜…さん」
その声は,掠れて,ひどく脆かった。
私を壊しているはずの彼の瞳が,私という熱い泥沼に引きずり込まれ,溺れ,助けを求める子供のように揺れている。
(……ああ。壊されたのは,私だけじゃない)
私が彼に身体を明け渡し,理性をこわされたように,彼もまた,私という劇薬に侵され,自分が守ってきたはずの誠実さも理性も,壊してしまった。
私を「女」にしたのは彼だけれど。
私なしではいられない「迷い子」に作り変えたのは,この私なのだ。
「……先輩,……こっち見て……」
私は,自由になった腕で彼の首を強く引き寄せた。
敗北した支配者に,最後の一撃を与えるように。
先輩を堕とすための,深い,深いキスをした。
私の舌が彼の口内へ侵入し,彼の震える熱を絡め取ったとき,二人の境界線は跡形もなく崩れ去った。
彼の持っていた矜持や理性が,私の唾液と混じり合い,ドロドロに溶けて私のなかへと流れ込んでくる。
一度,密着していた唇をゆっくりと離した。
銀色の糸が,熱を持った私たちの間に細く引かれ,やがてぷつりと切れる。
私は,至近距離で彼の顔を見つめた。
かつての「誠実な先輩」の面影は,そこにはもうなかった。
「……ふう」
熱い,長く,深い息を吐き出す。
それは,私の中にある少女の欠片をすべて吐き出し,代わりに彼という存在を迎え入れるための,決別の呼気。
空っぽになった私の肺が,今度は彼のすべてを欲して疼き出す。
私は,もう一度彼の唇を,今度は先ほどよりも深く,逃がさないように奪った。
彼の肺に残る空気も,彼の中に残されたわずかな自意識も,一滴残らず吸い上げていく。
吸い込むたびに,大輝先輩という「命」そのものが,私の喉を通って私の一部になっていく。
魂を,吸い取る死のキス。
彼が私なしでは呼吸さえ許されない身体になるまで。
私がいない世界では,窒息して死んでしまうほどに。
……………………………………………………………………………………
濡れたままの私の身体を,大輝先輩は大きなバスタオルで包み込むようにして抱き上げた。
水滴を含んだタオルの重みが,現実に引き戻されるのを拒むように私の肌にまとわりつく。
先輩の腕に抱かれたまま,私は力の入らない首を彼の肩に預け,浴室から鏡のある場所へと運ばれた。
大輝先輩が,手のひらで曇った鏡を大きく拭う。
結露した水滴が筋を作って流れ落ち,その向こう側に「女」の顔をした私と,それを背後に立つ彼が映し出された。
――再び目に入る,白すぎる肌の上に咲いた,不吉なほど鮮やかな「赤い紫陽花」。
どこか現実味を欠いた幻のような愛の印のように思えたそれは,今は,幻想を許さないほどに,毒々しく,鋭利な「刻印」としてそこに存在していた。
私は,その「刻印」を鏡越しに見つめながら,指の腹でゆっくりとなぞった。
(……明日から,これを隠して過ごすんだな)
指先でなぞる「赤い紫陽花」は,鏡越しに見ると,驚くほど生々しく私の存在を主張していた。
明日になれば,私はこの上にタートルネックか,あるいはストールを巻く生活が続くだろう。
友人たちと笑い合い,講義を受け,何食わぬ顔で「清純な女子大生」を演じるのだ。けれど,その布地のすぐ下には,大輝先輩が残した熱い刻印が,密やかに,けれど確実に拍動している。
恥ずかしい。誰かに見つかったらどうしようという恐怖がある。けれど,それ以上に,私を支配した証拠が身体に残っているという事実が,心の奥底をじわりと甘く痺れさせた。
ふと,鏡の中に,ひどく申し訳なさそうな顔で私を見つめる大輝先輩が映った。
「……陽菜。ごめん,あんなに……。明日から,大変だよね」
眉を下げて私の肩を抱きすくめる彼に,支配者の面影はもうない。
「ふふっ。……いいですよ。先輩がつけたんですから,責任とってくださいね」
私は鏡の中の「うぶな青年」に向かって,いたずらっぽく,そして自分でも驚くほど艷やかな笑みを浮かべてみせた。
……………………………………………………………………………………
部屋に戻り,パチリと壁のスイッチを入れる。
蛍光灯の明かりが,脱ぎ散らかされた服や,乱れたシーツを無慈悲に照らし出した。
「陽菜さん。ここに座って」
大輝先輩がドライヤーを持ってきて,ベッドの端に腰を下ろす私を促した。
――ゴーッ!!
熱風と轟音が鳴り響く。
彼の大きな手が,私の髪の間を迷いなく通っていく。
それは先ほどまで私を翻弄していた手とは思えないほど,今はただひたすらに献身的で,優しい。
今の私にとって,この音と熱は「避難所」だった。
現実的な羞恥心や,明日からの言い訳を考えなくていい時間。
ただ彼に髪を預け,丁寧に,大切に「ケア」されているという多幸感だけが,轟音の中で私を包み込んでいた。
やがて,カチッという音とともに静寂が戻る。
いや,静寂ではない。
「ブーン」
除湿機の低い駆動音。
行為の最中には,一度も耳に届かなかった音。
この部屋が「生活の場」であることを容赦なく突きつけてくる。
ふと,床に落ちたピンクのショーツが目に入った。
蜜を吸った部分が白く乾き始め,無残な姿で丸まっている。
大輝先輩の視線が,一瞬,それに留まった。
「……っ」
心臓が口から飛び出しそうなほどの恥ずかしさが,今さら襲ってくる。
私は逃げるようにそれを拾い上げると,丸めて洗濯カゴの奥へと押し込んだ。
引き出しから,パジャマと新しい下着を取り出す。
選んだのは,ピンクではなく水色の,何の飾りもないシンプルなセット。
先ほどまでの熱を否定するようなその清潔さは,私のなかに残った「清らかでいたい」という,ささやかな抵抗のようでもあった。
私は,ナプキンを一つ手に取り,それを隠すようにして彼を振り返った。
大輝先輩は,私が手にしている真っ白な「現実」を,まるで未知の道具を見るような目で見つめていた。
「陽菜さん……? まだ血が出るの……?」
その声には,戸惑いと,自分が私の身体に「消えない傷」を負わせてしまったのではないかという怯えが混じっている。
(……この人は,本当に何も知らないんだ)
その無知さが,私を少しだけ冷ややかな,けれど歪な優越感で満たした。
「うぶな青年」は,さらに「幼い子供」のように頼りなく見えた。
「……当たり前です。女の子の身体は,先輩が思っているよりずっと,面倒にできているんです」
バリッ,というナプキンの粘着テープが剥がれる乾いた音が,部屋の静寂を切り裂く。二人の間にあった非日常を強制終了させる,あまりに生活感に満ちた音。
私は彼に背を向け,下着を履いた。
不快なゴワつき。
けれど,その不自由さがあることで,私はようやく自分の部屋で「陽菜」として呼吸ができるようになった。
パジャマの袖に腕を通したとき,背後にいた大輝先輩が,恐る恐る正面に回り込んできた。
「……陽菜さん。……僕に,させて」
自分の無知への気恥ずかしさを隠すように,私のボタンに指をかけた。
一番下のボタンから,一つずつ。
ボタンが塞がれるたび,私は日常へと閉じ込められていく。
最後のボタンまで留め終えると,彼は襟元を整え,そこに隠された「紫陽花」を愛おしそうにひと撫でした。
大輝先輩は,腰に私のバスタオルを巻いたまま,私のシングルベッドに横たわった。
私の「聖域」の跡地。
「……陽菜。おいで」
照明を落とし,常夜灯の微かなオレンジ色の光の中で,私は彼の腕の中へと潜り込んだ。
バスタオル一枚の彼は,私の部屋の匂いと,洗ったばかりの石鹸の香りに包まれている。
「……狭いね」
「……私のベッド,シングルですから」
私は背中を丸め,彼の胸元に顔を埋めた。
窓の外では,まだ雨が止まずに降り続いている。
除湿機が吐き出す乾いた風と,低い振動音。
重力から解き放たれ,体温だけを共有するこの静かな時間は,きっと一生,私の鎖骨の紫陽花とともに,心の奥底で咲き続けるのだと思った。
大輝先輩は,その「赤」を見つめた後,私の震える肩を抱き寄せた。
「……陽菜。……愛してる。本当に,ありがとう」
その声が,私のなかに残った彼の残熱と混ざり合い,私という存在を再び溶かしていく。
大輝先輩に促されるまま,私は鉛のように重い身体を引きずるようにして洗面台へと向かった。
「陽菜……さん,シャワー…,浴びましょうか」
鏡の前に立ち,照明をつけた瞬間――私は,そこに映る自分自身に息を呑んだ。
乱れた髪,火照った色を宿した頬。
そして,乳白色だったはずの私の肌にはっきりと刻まれた――「赤い紫陽花」。
鎖骨の窪みに咲くその吸痕は,白すぎる肌の上で,どこか現実味を欠いた幻のような「愛の印」のように拍動していた。
シャワーから溢れるお湯の音が,狭いタイル張りの空間に反響する。
先輩は,流されるままの私の身体を,たっぷりとした泡で包み込むように丁寧に洗う。
その指先は驚くほどに,壊れ物を扱うように優しい。
つい先ほど貫かれたばかりの,ひりつくような未熟な粘膜を指が掠めた瞬間,鋭い鈍痛が走り,私は逃げるように彼の肩に額を押し付けた。
洗われるほどに,その痛みが芯の方で熱を帯び,再び彼を求めて疼き出す。
ボディーソープの香りに混じる彼の生々しい匂いを,肺の奥まで深く吸い込んだ。
私の身体を包んでいた泡を,大輝先輩はシャワーの熱いお湯で流し始めた。
激しい水圧が,私の身体を隠していた白い泡を,足元へ向かって容赦なく剥ぎ取っていく。
泡という盾を失い,剥き出しになった私の肉体。
隠しようのない「女」としての姿が,お湯に打たれて赤く上気し,彼の視線の前に晒される。
その時,私の喉の奥から,自分でも思いもよらない言葉が零れ落ちた。
「……先輩。……私にも,洗わせて」
口にした瞬間,自分の心臓が大きく跳ねるのを感じた。
(……私が,先輩を洗う?)
ただ彼にされるがまま,嵐が過ぎ去るのを待つこともできたはずなのに。
自分から彼に触れ,その身体をなぞろうとするなんて。
それは,単なる奉仕ではなく,私が嵐をもう一度起こすための,密かな引き金だった。
「陽菜……?」
驚きを含んだ,けれどどこか弾んだ先輩の声。
私は,備え付けのボトルへ震える指を伸ばした。
ーープシュッ,という小さな,拍子抜けするほど軽い音。
手のひらの上に,きめ細かく,けれど驚くほど頼りないほどに軽い泡が盛り上がる。
私はそれを,逃げ場のない彼の逞しい胸板へと,そっと押し当てた。
私を組み伏せた大きな肩,私の背中に回されていた長い腕。
石鹸の泡を滑らせるたび,彼の肉体の凹凸が掌に伝わってくる。
そして,泡を纏った私の手が,彼の下腹部へと差し掛かったときだった。
指先が,お湯の温度よりもずっと熱く,鋼のように硬く膨張した「芯」に触れた。
「っ……あ……」
思わず手が止まる。けれど,私の指は吸い寄せられるように,その猛々しい脈動の輪郭をなぞってしまった。
ーー血管が浮き出し,はち切れんばかりに熱を帯びた「芯」。
それは,私の掌の中で生き物のように跳ね,先ほどまで私の内側を蹂躙していた圧倒的な質量を思い出させる。
私が触れるたび,大輝先輩の喉が,低く,獣のような音を立てて鳴った。
(あぁ,私の手が,この人をこんなに昂ぶらせている……)
その加害者的な愉悦が,私の背徳感を甘く溶かしていく。
すべてを洗い流し終え,お湯が二人の身体から泡を奪い去った。
――その時。
大輝先輩は私の両腕を取り,頭の上で交差させるようにしてタイルの壁に押し付けた。
泡という盾が流し去られ,お湯に濡れた剥き出しの肌と肌が,逃げ場なくピタリと吸い付く。
彼の指先が,今度は滑ることなく,私の手首の細い骨をキュッと強く,確実な力で固定した。
「……っ,先輩……」
震える声が,狭い浴室の壁に反響して消える。
密着した下腹部には,先ほどよりもさらに熱く,硬度を増した「彼」の猛々しい芯が押し当てられていた。
お湯の熱さえ冷たく感じるほどの,殺気立ったような熱量。
血管が浮き出し,はち切れんばかりに拍動するその質量は,私の柔らかな下腹部を容赦なく圧迫し,私がもう逃げられない「獲物」であることを残酷に告げている。
大輝先輩は,至近距離で私の瞳をじっと覗き込み,私の呼吸が浅く,速くなっていくのを喉を鳴らして見つめていた。
「陽菜。……まだ,痛む?」
耳元で囁かれた,低く掠れた声。その問いは優しく聞こえたけれど,同時に私の内側を暴くような暴力的な響きを孕んでいた。
「……っ,すこし……まだ,痛くて……」
嘘ではなかった。ついさっきまで彼を受け入れていた場所は,今もズキズキと熱を持って腫れ上がり,異物を迎え入れた衝撃の余韻を鈍痛として訴え続けている。
すると,大輝先輩は少しだけ顔を離し,私の目を見つめたまま,逃げ場を塞ぐように声を落とした。
「……じゃあ,痛くないところ。どこか,教えて」
――どこか,教えて。
それは,私に選択を迫っているようでいて,実際には「どこを触られても文句は言わせない」という,有無を言わせぬ宣告だった。
突きつけられた剥き出しの事実に,私の喉が引き攣るように鳴る。
大輝先輩の視線が,私の胸元へとゆっくりと,這うように落ちる。
冷たいタイルの壁と,彼の圧倒的な肉体の間に挟まれ,私の小さな胸は押し潰されるようにして彼の前に差し出していた。
お湯に濡れ,上気して赤みを帯びた二つの小さな膨らみ。
その先端が,彼の視線に射抜かれるだけで,キュッと硬く尖っていくのが自分でも分かった。
彼はまず,指の腹でその先端をそっとなぞった。
最初は,ただのくすぐったい感覚。
けれど,彼が指先でその小さな突起を弾き,押し潰すように強く圧迫し始めると,感覚は一気に鮮明になった。
「あ……んっ……」
指先での執拗な愛撫。
それが数分,あるいはもっと長い時間続いたかもしれない。
最初は「胸が刺激されている」という単独の感覚だった。
けれど,彼がその先端を親指と人差し指で挟み,じりじりと捻るようにして刺激を強めていくにつれ,不思議な変化が起き始めた。
(胸を責められているはずなのに…)
その刺激は,一本の細く熱い糸となって,私の背筋を伝い落ちていく。
その糸の先は,鈍痛を訴えていたはずの下腹部の,最も深い場所へと繋がっていた。
胸の先端が刺激されるたび,まだヒリヒリと痛んでいた私の「容れ物」が,キュウと締め付けられる。
痛みが消えたわけじゃない。
けれど,その痛みが振動となって,熱い波を身体の芯へと送り込み始めた。
大輝先輩は,私の瞳が快感に濁り,焦点が合わなくなっていくのを,逃さずその目に焼き付けようとしていた。
「……陽菜さん。……そんな顔するんだ…」
驚きと,それ以上の独占欲が混じった掠れた呟き。
その言葉とともに,彼はついにその場所を唇で捉えた。
深く,深く,吸い上げられる衝撃。
その瞬間,私の背中が弓なりに反った。
胸の先端は逃げる場所を失って,むしろ彼へと捧げられるように高く突き出される。
舌の先で転がされ,歯を立てない程度の強さで甘噛みされるたび,私の脳内に真っ白な閃光が走る。
単なる局所的な快感じゃない。
それは,私の身体を真っ二つに割り,中身をすべて引きずり出すような,圧倒的な「導線」の開通だった。
胸を吸い上げられるたびに,その圧力がダイレクトに「容れ物」を突き上げるように,下腹部が激しく波打つ。
ーー「そこ」と「ここ」が,完全に一本の熱い導線で結ばれてしまった感覚。
胸を吸われる衝撃が,熱い導線をさらに太くする。
「あ,ぁ……っ! うそ,そこ…………っ,あぁああっ!」
私は逃げようとして,頭上で固定された腕を激しく捩った。
けれど,剥き出しの肌は彼の掌にぴったりと吸い付き,かえって無防備に胸を差し出す形になってしまう。
濡れたタイルに立つ足元は不安定で,絶頂の予兆に膝が震えるたび,滑って転びそうな恐怖が生存本能を揺さぶる。
私はその恐怖に耐えかねて,彼の首筋に必死に顔を埋めた。
彼の熱い肌の匂いが鼻腔を突く。
「……あ,あぁ……,せ,んぱい……!」
(もっと壊して…)
密着した下腹部で,彼の「モノ」が私の震えを真っ向から受け止めている。
彼の硬い「が,私の痙攣し始めた下腹部を強く圧迫し,熱を内部へと押し戻していく。
「あ……だめ,もう,おかしくなる……っ! せ,んぱい,大輝,せんぱい……っ!」
大輝先輩は,私の限界を見極めるように,さらに強く胸の先端を吸い上げた。
――まだ、何も出るはずのないそこから。
私のなかに澱んでいた甘い熱も,女としての自意識も。
すべてを搾り出そうとするかのような、執拗で、貪欲な蹂躙。
その瞬間,耐え難いほどの熱量が導線を逆流し,私の全身を灼き尽くした。
「……んっ,ぁ,あぁあああああッ!!」
腹部の最奥が激しく痙攣し,熱い何かが決壊するように溢れ出す。
私の身体の震えを,密着した彼の猛々しい脈動が,真っ向からすべて受け止めていた。
筋肉の痙攣と脳の空白。
崩れ落ちそうになる私の腰を,大輝先輩の強い腕が瞬時に抱きとめた。
お湯の音だけが,勝者のように高らかに鳴り響いていた。
大輝先輩の心臓の鼓動が,私の背中にまで響いてくる。
彼は私の濡れた髪に顔を埋め,まだ熱を帯びた,余裕のない掠れた声で囁いた。
「……陽菜…さん」
その声は,掠れて,ひどく脆かった。
私を壊しているはずの彼の瞳が,私という熱い泥沼に引きずり込まれ,溺れ,助けを求める子供のように揺れている。
(……ああ。壊されたのは,私だけじゃない)
私が彼に身体を明け渡し,理性をこわされたように,彼もまた,私という劇薬に侵され,自分が守ってきたはずの誠実さも理性も,壊してしまった。
私を「女」にしたのは彼だけれど。
私なしではいられない「迷い子」に作り変えたのは,この私なのだ。
「……先輩,……こっち見て……」
私は,自由になった腕で彼の首を強く引き寄せた。
敗北した支配者に,最後の一撃を与えるように。
先輩を堕とすための,深い,深いキスをした。
私の舌が彼の口内へ侵入し,彼の震える熱を絡め取ったとき,二人の境界線は跡形もなく崩れ去った。
彼の持っていた矜持や理性が,私の唾液と混じり合い,ドロドロに溶けて私のなかへと流れ込んでくる。
一度,密着していた唇をゆっくりと離した。
銀色の糸が,熱を持った私たちの間に細く引かれ,やがてぷつりと切れる。
私は,至近距離で彼の顔を見つめた。
かつての「誠実な先輩」の面影は,そこにはもうなかった。
「……ふう」
熱い,長く,深い息を吐き出す。
それは,私の中にある少女の欠片をすべて吐き出し,代わりに彼という存在を迎え入れるための,決別の呼気。
空っぽになった私の肺が,今度は彼のすべてを欲して疼き出す。
私は,もう一度彼の唇を,今度は先ほどよりも深く,逃がさないように奪った。
彼の肺に残る空気も,彼の中に残されたわずかな自意識も,一滴残らず吸い上げていく。
吸い込むたびに,大輝先輩という「命」そのものが,私の喉を通って私の一部になっていく。
魂を,吸い取る死のキス。
彼が私なしでは呼吸さえ許されない身体になるまで。
私がいない世界では,窒息して死んでしまうほどに。
……………………………………………………………………………………
濡れたままの私の身体を,大輝先輩は大きなバスタオルで包み込むようにして抱き上げた。
水滴を含んだタオルの重みが,現実に引き戻されるのを拒むように私の肌にまとわりつく。
先輩の腕に抱かれたまま,私は力の入らない首を彼の肩に預け,浴室から鏡のある場所へと運ばれた。
大輝先輩が,手のひらで曇った鏡を大きく拭う。
結露した水滴が筋を作って流れ落ち,その向こう側に「女」の顔をした私と,それを背後に立つ彼が映し出された。
――再び目に入る,白すぎる肌の上に咲いた,不吉なほど鮮やかな「赤い紫陽花」。
どこか現実味を欠いた幻のような愛の印のように思えたそれは,今は,幻想を許さないほどに,毒々しく,鋭利な「刻印」としてそこに存在していた。
私は,その「刻印」を鏡越しに見つめながら,指の腹でゆっくりとなぞった。
(……明日から,これを隠して過ごすんだな)
指先でなぞる「赤い紫陽花」は,鏡越しに見ると,驚くほど生々しく私の存在を主張していた。
明日になれば,私はこの上にタートルネックか,あるいはストールを巻く生活が続くだろう。
友人たちと笑い合い,講義を受け,何食わぬ顔で「清純な女子大生」を演じるのだ。けれど,その布地のすぐ下には,大輝先輩が残した熱い刻印が,密やかに,けれど確実に拍動している。
恥ずかしい。誰かに見つかったらどうしようという恐怖がある。けれど,それ以上に,私を支配した証拠が身体に残っているという事実が,心の奥底をじわりと甘く痺れさせた。
ふと,鏡の中に,ひどく申し訳なさそうな顔で私を見つめる大輝先輩が映った。
「……陽菜。ごめん,あんなに……。明日から,大変だよね」
眉を下げて私の肩を抱きすくめる彼に,支配者の面影はもうない。
「ふふっ。……いいですよ。先輩がつけたんですから,責任とってくださいね」
私は鏡の中の「うぶな青年」に向かって,いたずらっぽく,そして自分でも驚くほど艷やかな笑みを浮かべてみせた。
……………………………………………………………………………………
部屋に戻り,パチリと壁のスイッチを入れる。
蛍光灯の明かりが,脱ぎ散らかされた服や,乱れたシーツを無慈悲に照らし出した。
「陽菜さん。ここに座って」
大輝先輩がドライヤーを持ってきて,ベッドの端に腰を下ろす私を促した。
――ゴーッ!!
熱風と轟音が鳴り響く。
彼の大きな手が,私の髪の間を迷いなく通っていく。
それは先ほどまで私を翻弄していた手とは思えないほど,今はただひたすらに献身的で,優しい。
今の私にとって,この音と熱は「避難所」だった。
現実的な羞恥心や,明日からの言い訳を考えなくていい時間。
ただ彼に髪を預け,丁寧に,大切に「ケア」されているという多幸感だけが,轟音の中で私を包み込んでいた。
やがて,カチッという音とともに静寂が戻る。
いや,静寂ではない。
「ブーン」
除湿機の低い駆動音。
行為の最中には,一度も耳に届かなかった音。
この部屋が「生活の場」であることを容赦なく突きつけてくる。
ふと,床に落ちたピンクのショーツが目に入った。
蜜を吸った部分が白く乾き始め,無残な姿で丸まっている。
大輝先輩の視線が,一瞬,それに留まった。
「……っ」
心臓が口から飛び出しそうなほどの恥ずかしさが,今さら襲ってくる。
私は逃げるようにそれを拾い上げると,丸めて洗濯カゴの奥へと押し込んだ。
引き出しから,パジャマと新しい下着を取り出す。
選んだのは,ピンクではなく水色の,何の飾りもないシンプルなセット。
先ほどまでの熱を否定するようなその清潔さは,私のなかに残った「清らかでいたい」という,ささやかな抵抗のようでもあった。
私は,ナプキンを一つ手に取り,それを隠すようにして彼を振り返った。
大輝先輩は,私が手にしている真っ白な「現実」を,まるで未知の道具を見るような目で見つめていた。
「陽菜さん……? まだ血が出るの……?」
その声には,戸惑いと,自分が私の身体に「消えない傷」を負わせてしまったのではないかという怯えが混じっている。
(……この人は,本当に何も知らないんだ)
その無知さが,私を少しだけ冷ややかな,けれど歪な優越感で満たした。
「うぶな青年」は,さらに「幼い子供」のように頼りなく見えた。
「……当たり前です。女の子の身体は,先輩が思っているよりずっと,面倒にできているんです」
バリッ,というナプキンの粘着テープが剥がれる乾いた音が,部屋の静寂を切り裂く。二人の間にあった非日常を強制終了させる,あまりに生活感に満ちた音。
私は彼に背を向け,下着を履いた。
不快なゴワつき。
けれど,その不自由さがあることで,私はようやく自分の部屋で「陽菜」として呼吸ができるようになった。
パジャマの袖に腕を通したとき,背後にいた大輝先輩が,恐る恐る正面に回り込んできた。
「……陽菜さん。……僕に,させて」
自分の無知への気恥ずかしさを隠すように,私のボタンに指をかけた。
一番下のボタンから,一つずつ。
ボタンが塞がれるたび,私は日常へと閉じ込められていく。
最後のボタンまで留め終えると,彼は襟元を整え,そこに隠された「紫陽花」を愛おしそうにひと撫でした。
大輝先輩は,腰に私のバスタオルを巻いたまま,私のシングルベッドに横たわった。
私の「聖域」の跡地。
「……陽菜。おいで」
照明を落とし,常夜灯の微かなオレンジ色の光の中で,私は彼の腕の中へと潜り込んだ。
バスタオル一枚の彼は,私の部屋の匂いと,洗ったばかりの石鹸の香りに包まれている。
「……狭いね」
「……私のベッド,シングルですから」
私は背中を丸め,彼の胸元に顔を埋めた。
窓の外では,まだ雨が止まずに降り続いている。
除湿機が吐き出す乾いた風と,低い振動音。
重力から解き放たれ,体温だけを共有するこの静かな時間は,きっと一生,私の鎖骨の紫陽花とともに,心の奥底で咲き続けるのだと思った。
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。