君を好きになるなんて絶対にありえない!

ジャック

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1章

第17話

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北風が髪を変えたと話題になった日の昼休み─。

俺は陽との約束を果たしてもらうため、食堂に来ていた。


「そんなに買わなくてもいいだろ!?ちょっとは加減してくれよ!?」


俺は蕎麦と唐揚げ丼を頼んでいた。もちろん陽の奢り。これでも十分加減していると思うぞ?本当ならジュースとデザートをつけようと思ったが、さすがに俺の良心が傷んだのでやめた。うん、十分加減してるな。


陽は自分の弁当がある。結構デカくて、俺が注文した量と大差ない。注文して出来たら、自分の昼ごはんを持って陽の正面の席に座った。


「それにしてもさ、そろそろ変えてもいいんじゃねぇの?」


俺が唐揚げ丼を、食べているとそんなことを急に陽が言い出した。


「何のことだ?」


「もぐっ…。 お前の中の北風さんの評価のことだよ…。」


「どういうことだよ?」


「あれからお前、俺に対して引き合わせた文句は言うけど、デートの文句言ってないだろ?」


「だから、デートじゃない。」


「はいはい。でもそれってさぁ、会話とかしたことに不満がなかったんだろ?」


まぁ、そうだな。不満はなかったし、最後にはちょっと楽しかったって思えたし。


そうやって俺が沈黙していると…


「沈黙は肯定ってことね。ならさぁ、神楽の中の北風さんの評価変えたら?お前が言ってる体育の時から結構時が経ってるんだし、人だって時間が経てば変わるだろ?それにあの時の北風さんには、理由があったのかもしれないじゃん。」


陽の言ってることは正しい。正論だ。


「だとしても、俺の中の北風さんの評価は変わらない。」


「なんでだよ?」


まぁ、そりゃそう思うよな。だけどな?陽


「変えたとしてもやっぱり俺は北風さんのことが嫌いだ。ちゃんと話してそう思えた。」


「まだ体育のこと引きずってるのかよ?それとも別の理由でもあるのか?」


「体育のことは別。他の理由があるんだよ。俺は北風さんが気に食わないんだよ。」


「気に食わない…?なんでだよ?」


「それは…」


俺が蕎麦をすぞーとすすって理由を言おうとしたら、


「ごめーん!隣の席使ってもいい?」


そんな声が聞こえたので、俺と陽は会話を一旦中断して、声のした方を向き、席を確認することにした。しかし、そこに居たのは…


「あ、すみません。どうぞこちらをおつか………いくだ……さい」


北風たちのグループだった。


最悪だ。噂をすれば、だ。周りを見渡すが、4人で座れそうなのはここしかない。ならば譲るしかない!


さすがに俺の私情で「いえ!許しません!」とは言えない。そこまで人間の心を失ってはいない。


「ありがとねー!助かったよー!」

木村さん達が俺たちの隣の席に座り始める。これだけならまだ最悪とはならない。俺の隣が北風さん以外だったらいいんだからな。今は最悪の1歩手前だ。


「荒木くん、隣失礼するね~」


はい、最悪。隣に北風が座った。バッドエンドだ。まぁでもそうなんじゃないかな?とは思ってた。


木村さん、小林さん、中村さんと俺は赤の他人に近いからな。そうなると、自然と隣は北風さんじゃないかなーということは想像がついてた。


ちなみに陽の隣は小林さんだった。


俺は陽と目配せをする。意味は食事に集中しろ、だ。陽も分かったのか首を縦に振る。すると、陽が


「北風さん髪型変えたんだねー。どうして変えたの?ほら、前見た時までずっとウェーブだったでしょう?」


アホか!!?バカ陽め!目配せの意味は聞いてくれ、じゃないわ!やっぱりまだこいつと目を合わせるだけでの会話は無理だったか…。


俺が陽を睨みつけていると、陽は「えっ?違った?」みたいな顔してる。まぁ、今回は俺も悪いな。俺と陽の絆を信じすぎた。現実的な考えたらこんなことできるのは、家族でも難しいだろうな。


それにしてもこの展開はちょっとピンチだ。北風さんがもし俺と会うため、なんて言ったら場が大荒れになる。だが…今日ずっと気になっていたんだ。聞きたいけど…


なんて悩んでいると、木村さんたちも


「あっ、それ私も気になってた~。」「陽くん、ナイス~。」


なんて声が聞こえる。すると…


「特別に教えてあげるね。」


教えて貰えるのか…。とても気になる。俺は次の北風の言葉をドキドキしながら聞いていた。



後書き

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「クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える」を見てください!おねがいします!!

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