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1章
第18話
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「特別に教えてあげるね。髪を変えた理由はねー、ずっとストレートに憧れてたから!」
ホッと胸をなで下ろした。これでこの昼ご飯は平和に終わることが出来るだろう。もう俺は食い終わっているから、あとはトレーを直すだけだし。だけどアレだな。全く期待していなかったとは言え、あれだな。ちょっとガッカリ感があるな。うん、これは気のせいだ。何かの気の迷いだろう。
それにしてもこの学校に入った時ストレートじゃなかったっけ?それにストレートって簡単に出来ると思うんだけど?まぁ、いいか。
俺はトレーを返すために立ち上がった。
「それとね、この休みの間に遊ぶ予定があってさ、その人の為にちょっと変えてみたんだ♪」
「えぇ~?誰なのよ、それ~!」「真美にも春が来たの~?」
なんて言う声が聞こえるが無視してトレーを返しに向かう。
幻聴…じゃなかったよな?それだと俺の為みたいに聞こえるんだけど?いや、まだ分からないぞ。もしかしたらあの後に誰かと遊ぶ予定があったのかもしれないな!
うん!そうに違いない!!
「…ご馳走様でした。」とトレーを返したら、陽を向かいに行く。あいつももう食べ終わってると思う。そうして陽の席の方を向いたら偶然だが!北風と目が合った気がした。その瞬間に北風は俺に腹立つような微笑みを浮かべていた。
あれは多分こう言ってるのだろう。
「やってやったぜ!」と。言外に俺に言ってるのだろう。
陽とできなかったことアイコンタクトが北風と出来るとはな…。意味が合ってるとしたらすげぇムカつくな。でも、それだと北風の言うその人は俺の事になるからやっぱり違うんだろう。
だが、俺は何も反応することなく、「陽、行くぞ。」とだけ言って、俺と陽で食堂に出た。
「さっきの話なんだけどさ、神楽。」
「北風の発言か?それに関することなら聞きたくねぇぞ。」
「違うよ。」
「じゃあ、なんだよ?」
「お前がトレー返してる間にな、木村さんたちが「あの人誰?」って俺に神楽のこと聞いてきたんだよ。」
失礼じゃないかな?いや、でも実際に関わりがある訳では無いし、俺は有名ではなく無名だから仕方ないか。
「俺がお前のこと言うとしたらそれより早くに、北風さんが「あの人は川野くんと同じクラスの荒木神楽くんだよー。意外と面白くて優しいんだよー。」だってさ。」
何も言葉が出ないな。なんて言い返したらいいんだよ?俺のHPなら既に0だぞ?
「お前、北風さんにあんなこと言われて悪い気してないだろ?」
「は?なんでそう思うんだよ?」
「だって、トレー開始に行く時も今もちょっと笑ってるぞ?それに、文句も俺に言ってこないし」
そう言われて初めて俺は自分の口に手を置く。そこで初めて気づいた。ちょっと笑ってることに。俺の表情筋はどうしちまったんだろうか?
「それよりどう思う?北風さんの話を聞いて。」
とりあえずちょっとだけ話を逸らす。
「その人ってお前のことだろ?それ以外に有り得るの?」
やっぱそう思うよな…。だとしたらあの時の北風の微笑みの意味はやっぱりそういうことだろうな。俺は遊ばれたのか?なんか腹立つな。
「まだ、北風さんのこと気に食わないの?」
「あぁ、やっぱり変わらねぇよ。」
「理由は?」
「それより俺はお前に言いたいことがある。お前にアイコンタクトした意味がな?聞け、じゃなくて黙って食えもしくは関わるなって意味だったんだよな。」
「え?マジで?今日の流れからしたらあの意味は『俺は恥ずかしくて聞けないから陽頼む!』にしか取れなかったんだけど?」
はぁ~。こいつとアイコンタクトで会話することは難しそうだな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Side北風真美
「あれ?どうしたの?真美。」
荒木くんと川野くんが食堂から出た後も私たちはご飯を食べていた。そしたら急に歩香が私に聞いてきた。
それにしても川野くんの元に帰ってくる時の彼の顔、面白かったな。ちょっとイラついてたぽいけども。多分私の顔を見て「してやったり!」というのが伝わったのだろう。
「んー?どういうこと?」
「自分で気づいてないの?ちょっと顔赤いよ。耳も。熱でもあるの?」
そこまで言われて気づいた。耳を触ると結構熱い。なんでだろ?
「うーん。この部屋ちょっと暑いのと、さっき暖かいお茶飲んだからかな~。」
「大丈夫?」
「うん!気にしないでよー」
「そういえばなんで荒木くんを知ってたの?」
急に茜が、そんなことを言ってきた。本当は荒木くんについてなんて、知らない振りをしようと思っていたのだけれど、ちょっとした気の迷いで、言ってしまった。彼は優しい人だからみんなに知って欲しいって思ったのかな?うーん、よく分からないや。
「何回か関わることがあったんだ♪」
そんなふうに言ったけど嘘では無いので、罪悪感はない。
「今の真美、たのしそうだね…。」
そんなふうに見えるのかな?でもまぁ、確かに最近ちょっと楽しい。理由は?って聞かれたら思い当たることが1つある。
それは荒木くんと関わったからだろう。
荒木くんは、面白くて、意外と強くて、かっこよくて、優しい。「私」を見てくれる。
これからの高校生活が少し変わるような、そんな予感を今の私は感じていた─
後書き
昼休みのお話でした!
次からは新たなイベントが始まります!
感想お待ちしております!
ホッと胸をなで下ろした。これでこの昼ご飯は平和に終わることが出来るだろう。もう俺は食い終わっているから、あとはトレーを直すだけだし。だけどアレだな。全く期待していなかったとは言え、あれだな。ちょっとガッカリ感があるな。うん、これは気のせいだ。何かの気の迷いだろう。
それにしてもこの学校に入った時ストレートじゃなかったっけ?それにストレートって簡単に出来ると思うんだけど?まぁ、いいか。
俺はトレーを返すために立ち上がった。
「それとね、この休みの間に遊ぶ予定があってさ、その人の為にちょっと変えてみたんだ♪」
「えぇ~?誰なのよ、それ~!」「真美にも春が来たの~?」
なんて言う声が聞こえるが無視してトレーを返しに向かう。
幻聴…じゃなかったよな?それだと俺の為みたいに聞こえるんだけど?いや、まだ分からないぞ。もしかしたらあの後に誰かと遊ぶ予定があったのかもしれないな!
うん!そうに違いない!!
「…ご馳走様でした。」とトレーを返したら、陽を向かいに行く。あいつももう食べ終わってると思う。そうして陽の席の方を向いたら偶然だが!北風と目が合った気がした。その瞬間に北風は俺に腹立つような微笑みを浮かべていた。
あれは多分こう言ってるのだろう。
「やってやったぜ!」と。言外に俺に言ってるのだろう。
陽とできなかったことアイコンタクトが北風と出来るとはな…。意味が合ってるとしたらすげぇムカつくな。でも、それだと北風の言うその人は俺の事になるからやっぱり違うんだろう。
だが、俺は何も反応することなく、「陽、行くぞ。」とだけ言って、俺と陽で食堂に出た。
「さっきの話なんだけどさ、神楽。」
「北風の発言か?それに関することなら聞きたくねぇぞ。」
「違うよ。」
「じゃあ、なんだよ?」
「お前がトレー返してる間にな、木村さんたちが「あの人誰?」って俺に神楽のこと聞いてきたんだよ。」
失礼じゃないかな?いや、でも実際に関わりがある訳では無いし、俺は有名ではなく無名だから仕方ないか。
「俺がお前のこと言うとしたらそれより早くに、北風さんが「あの人は川野くんと同じクラスの荒木神楽くんだよー。意外と面白くて優しいんだよー。」だってさ。」
何も言葉が出ないな。なんて言い返したらいいんだよ?俺のHPなら既に0だぞ?
「お前、北風さんにあんなこと言われて悪い気してないだろ?」
「は?なんでそう思うんだよ?」
「だって、トレー開始に行く時も今もちょっと笑ってるぞ?それに、文句も俺に言ってこないし」
そう言われて初めて俺は自分の口に手を置く。そこで初めて気づいた。ちょっと笑ってることに。俺の表情筋はどうしちまったんだろうか?
「それよりどう思う?北風さんの話を聞いて。」
とりあえずちょっとだけ話を逸らす。
「その人ってお前のことだろ?それ以外に有り得るの?」
やっぱそう思うよな…。だとしたらあの時の北風の微笑みの意味はやっぱりそういうことだろうな。俺は遊ばれたのか?なんか腹立つな。
「まだ、北風さんのこと気に食わないの?」
「あぁ、やっぱり変わらねぇよ。」
「理由は?」
「それより俺はお前に言いたいことがある。お前にアイコンタクトした意味がな?聞け、じゃなくて黙って食えもしくは関わるなって意味だったんだよな。」
「え?マジで?今日の流れからしたらあの意味は『俺は恥ずかしくて聞けないから陽頼む!』にしか取れなかったんだけど?」
はぁ~。こいつとアイコンタクトで会話することは難しそうだな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Side北風真美
「あれ?どうしたの?真美。」
荒木くんと川野くんが食堂から出た後も私たちはご飯を食べていた。そしたら急に歩香が私に聞いてきた。
それにしても川野くんの元に帰ってくる時の彼の顔、面白かったな。ちょっとイラついてたぽいけども。多分私の顔を見て「してやったり!」というのが伝わったのだろう。
「んー?どういうこと?」
「自分で気づいてないの?ちょっと顔赤いよ。耳も。熱でもあるの?」
そこまで言われて気づいた。耳を触ると結構熱い。なんでだろ?
「うーん。この部屋ちょっと暑いのと、さっき暖かいお茶飲んだからかな~。」
「大丈夫?」
「うん!気にしないでよー」
「そういえばなんで荒木くんを知ってたの?」
急に茜が、そんなことを言ってきた。本当は荒木くんについてなんて、知らない振りをしようと思っていたのだけれど、ちょっとした気の迷いで、言ってしまった。彼は優しい人だからみんなに知って欲しいって思ったのかな?うーん、よく分からないや。
「何回か関わることがあったんだ♪」
そんなふうに言ったけど嘘では無いので、罪悪感はない。
「今の真美、たのしそうだね…。」
そんなふうに見えるのかな?でもまぁ、確かに最近ちょっと楽しい。理由は?って聞かれたら思い当たることが1つある。
それは荒木くんと関わったからだろう。
荒木くんは、面白くて、意外と強くて、かっこよくて、優しい。「私」を見てくれる。
これからの高校生活が少し変わるような、そんな予感を今の私は感じていた─
後書き
昼休みのお話でした!
次からは新たなイベントが始まります!
感想お待ちしております!
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