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★ひとりごと★
三途の川の番人ー奪衣婆(だつえば)と観音経
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現在の私は、いま、ここ、に存在しながら、同時に幽界とか霊界にいるような感覚や、天界とか高次元世界にいるような感覚があります。
多次元世界を同時に生きているようなこの感覚は、最初のうちこそフワフワした感じもありましたが今は落ち着きました。
この感覚が強くなったのは、覚醒体験の後、クンダリニーの目覚めが起きてからです。そして光のツインレイ、シュアクリーナとの統合を経て加速しました。
この感覚でいるときは、別の世界に引き込まれたり何かの映像を見せられたりすることが多くなります。一見すると妄想じゃないかと思うようなことがあっても、あとで必ず繋がって「ああ、これを見せたかったのね」とか「ああ、これに気づかせたかったのね」とわかるのです。
私が見た具現化されたリアルな世界、少しでもお伝えできれば思い日記を紐解いてみました。(あくまでも私の見た世界なのでその辺はよろしくお願いします)
ーーーーーーーーーー
(奪衣婆さんは三途の川の番人なのか?)
気がつくと私は迷いの森のような色のない世界にいました。どこまでも続く原野みたいなところで、背丈ほどもある葦がうっそうと生い茂っている場所でした。遠くに見える山々は黒く、音もなく、とても寂しい世界でした。
私はなんとなく、ここは修羅の世界だ、と思いました。なぜそう思ったのかはわかりませんが、ただただ「修羅の世界」という言葉が浮かんだのです。
修羅の世界ってこんな場所だったんだ
色のない殺伐とした場所。殺風景な景色だけが永遠と続いている場所。そしてここには私一人しかいないのではないかという強烈な寂しさがありました。
そんな景色の中、道なき道を歩き続けていた私の目の前に、やがて小さな川が現れました。
ああ、これが俗にいう「三途の川」ってやつか
なぜそう思ったのかかわかりませんが、ここでもただただ「三途の川」という言葉が浮かんできました。
ここまでは何の疑問もなく歩いてきたのですが、三途の川、と思った私は、渡るのを躊躇しました。ここを渡ったら死んじゃうかも、と思い振り返りました。
さっきここを歩いて来たときは気づかなかったけど、よく見ると少し離れた場所に小さな小屋がありました。ボロボロのお堂みたいな建物で、いまにも壊れそうな廃屋でした。
こんな小屋あったっけ?
不自然に考えていると、扉の前に1人のお婆さんが立っているのが見えました。そのお婆さんは自分を奪衣婆(だつえば)だと名乗りました。隣には怖そうな鬼の姿をした何かもいました。
もちろんこの時点では私はそんな名前聞いたこともなかったので「奪衣婆って誰?」となりましたが、あとでネットで調べてわかりました。
ーーウィキペディアよりーー
※奪衣婆は、三途川で亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼。多くの地獄絵図に登場する奪衣婆は、胸元をはだけた容貌魁偉な老婆として描かれている。(抜粋)
ーーーーーーーーーーーーー
奪衣婆は扉を開けて私をお堂の中に入れてくれました。外から見ると今にも壊れそうなボロボロの小さな廃屋でしたが、中に入るととても広い空間が広がっていました。そして聞いたこともないような美しい観音経が流れていました。
私にはこの観音経が天界から降りてきているのがわかりました。天女の調べのような、聞いたことがないほどの美しい調べに、私の魂は感極まって泣いてしまいました。次から次へと涙が溢れてきて止まりませんでした。
そんな私を見ながら、奪衣婆は優しく言いました。
「この観音経は地獄の底までも届いているのだ。本当は観音の光は六道輪廻すべての世界を照らしているのだよ。だけど地獄に落ちている魂には光が見えず調べが聞こえないのだ。
もうあなたもわかっただろう。閻魔も婆も人間を裁いたりしてはいないのだ。われらがジャッジして人々を地獄に落とすことなんてしない。自分を裁けるのは自分の魂だけだ。だから人はみな自らが裁いて行くところに行ってるのだ」
私はすべてを理解しました。最後は私たち1人1人の魂が自らを裁くのだということを。頭ではごまかしながら生きていくことができても、魂の本質は「純粋さ、清らかさ、誠実さ」に帰ることを求めているので、
死んで思考から切り離されたときに、言い訳やごまかしなしで、自分自身の魂の純度を見つめていくべきところに行くのだということを。
私は奪衣婆さんに、どうして私にこの世界を見せてくれるのですか、と尋ねました。
「それはな、そなたが普段から、彷徨っている御霊を助けたいと願ってたくさんの涙を流してきたからだ。その思いがこの婆に伝わったのだ」と言いました。
閻魔様がお地蔵様の化身であるように、奪衣婆さんは観音様の化身なのだと思いました。直感というより私の確信です。ネットで調べてみてもいっさい出てきませんが、私はそう確信しました。
私は奪衣婆さんに「私の魂はまだまだ汚れてますが、私はその汚れてる部分も含めて全部大好きなんです。汚れてるところも含めて全部をあなたに見て欲しいのです。私のハートを見てください。私の愛を受け取ってください」と泣き叫んでました。奪衣婆さんのもとに駆け寄り思いっきり抱きつきました。ありったけの愛を奪衣婆さんに受け取ってほしかったのに、逆にありったけの愛で私をぎゅーっと抱きしめてくれました。
その愛は観音様と同じ愛でした。
ありがとう観音様
ありがとう奪衣婆様
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多次元世界を同時に生きているようなこの感覚は、最初のうちこそフワフワした感じもありましたが今は落ち着きました。
この感覚が強くなったのは、覚醒体験の後、クンダリニーの目覚めが起きてからです。そして光のツインレイ、シュアクリーナとの統合を経て加速しました。
この感覚でいるときは、別の世界に引き込まれたり何かの映像を見せられたりすることが多くなります。一見すると妄想じゃないかと思うようなことがあっても、あとで必ず繋がって「ああ、これを見せたかったのね」とか「ああ、これに気づかせたかったのね」とわかるのです。
私が見た具現化されたリアルな世界、少しでもお伝えできれば思い日記を紐解いてみました。(あくまでも私の見た世界なのでその辺はよろしくお願いします)
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(奪衣婆さんは三途の川の番人なのか?)
気がつくと私は迷いの森のような色のない世界にいました。どこまでも続く原野みたいなところで、背丈ほどもある葦がうっそうと生い茂っている場所でした。遠くに見える山々は黒く、音もなく、とても寂しい世界でした。
私はなんとなく、ここは修羅の世界だ、と思いました。なぜそう思ったのかはわかりませんが、ただただ「修羅の世界」という言葉が浮かんだのです。
修羅の世界ってこんな場所だったんだ
色のない殺伐とした場所。殺風景な景色だけが永遠と続いている場所。そしてここには私一人しかいないのではないかという強烈な寂しさがありました。
そんな景色の中、道なき道を歩き続けていた私の目の前に、やがて小さな川が現れました。
ああ、これが俗にいう「三途の川」ってやつか
なぜそう思ったのかかわかりませんが、ここでもただただ「三途の川」という言葉が浮かんできました。
ここまでは何の疑問もなく歩いてきたのですが、三途の川、と思った私は、渡るのを躊躇しました。ここを渡ったら死んじゃうかも、と思い振り返りました。
さっきここを歩いて来たときは気づかなかったけど、よく見ると少し離れた場所に小さな小屋がありました。ボロボロのお堂みたいな建物で、いまにも壊れそうな廃屋でした。
こんな小屋あったっけ?
不自然に考えていると、扉の前に1人のお婆さんが立っているのが見えました。そのお婆さんは自分を奪衣婆(だつえば)だと名乗りました。隣には怖そうな鬼の姿をした何かもいました。
もちろんこの時点では私はそんな名前聞いたこともなかったので「奪衣婆って誰?」となりましたが、あとでネットで調べてわかりました。
ーーウィキペディアよりーー
※奪衣婆は、三途川で亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼。多くの地獄絵図に登場する奪衣婆は、胸元をはだけた容貌魁偉な老婆として描かれている。(抜粋)
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奪衣婆は扉を開けて私をお堂の中に入れてくれました。外から見ると今にも壊れそうなボロボロの小さな廃屋でしたが、中に入るととても広い空間が広がっていました。そして聞いたこともないような美しい観音経が流れていました。
私にはこの観音経が天界から降りてきているのがわかりました。天女の調べのような、聞いたことがないほどの美しい調べに、私の魂は感極まって泣いてしまいました。次から次へと涙が溢れてきて止まりませんでした。
そんな私を見ながら、奪衣婆は優しく言いました。
「この観音経は地獄の底までも届いているのだ。本当は観音の光は六道輪廻すべての世界を照らしているのだよ。だけど地獄に落ちている魂には光が見えず調べが聞こえないのだ。
もうあなたもわかっただろう。閻魔も婆も人間を裁いたりしてはいないのだ。われらがジャッジして人々を地獄に落とすことなんてしない。自分を裁けるのは自分の魂だけだ。だから人はみな自らが裁いて行くところに行ってるのだ」
私はすべてを理解しました。最後は私たち1人1人の魂が自らを裁くのだということを。頭ではごまかしながら生きていくことができても、魂の本質は「純粋さ、清らかさ、誠実さ」に帰ることを求めているので、
死んで思考から切り離されたときに、言い訳やごまかしなしで、自分自身の魂の純度を見つめていくべきところに行くのだということを。
私は奪衣婆さんに、どうして私にこの世界を見せてくれるのですか、と尋ねました。
「それはな、そなたが普段から、彷徨っている御霊を助けたいと願ってたくさんの涙を流してきたからだ。その思いがこの婆に伝わったのだ」と言いました。
閻魔様がお地蔵様の化身であるように、奪衣婆さんは観音様の化身なのだと思いました。直感というより私の確信です。ネットで調べてみてもいっさい出てきませんが、私はそう確信しました。
私は奪衣婆さんに「私の魂はまだまだ汚れてますが、私はその汚れてる部分も含めて全部大好きなんです。汚れてるところも含めて全部をあなたに見て欲しいのです。私のハートを見てください。私の愛を受け取ってください」と泣き叫んでました。奪衣婆さんのもとに駆け寄り思いっきり抱きつきました。ありったけの愛を奪衣婆さんに受け取ってほしかったのに、逆にありったけの愛で私をぎゅーっと抱きしめてくれました。
その愛は観音様と同じ愛でした。
ありがとう観音様
ありがとう奪衣婆様
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応援ありがとうございます!
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