366 / 718
Ver.4.0 ~星々の輝き、揺らめく境界~
ver.4.2-0.9 ミステリートレイン in 目的地
しおりを挟む
「えっと、ここの絆創膏を一枚張るだけであっという間に傷が治るって…大丈夫、春?」
「前が見えない状態から、ちょっと治ったかな…」
様々な技術を試せる場所だけあって、医療関係の技術も用意されていた。
そのおかげで、潰れたアンパン状態だった顔もどうにか治ったが…うん、注意書きをよく読んだので副作用などはないはずである。
しかし、まさか魔法少女服がはじけ飛ぶシーンがあるとは…ある意味、変身バンクのお決まりを守ったようなものなのだが、そのせいで真祖としての力がガチで解放されたせいなのかそれとも羞恥のせいなのか、片手で胸元を隠してもう片方の手で真っ赤に染まったミーちゃんにぶん殴られるとは思わなかった。
漫画表現でいえば、顔面めり込みパンチ…軽く吹っ飛んで死にかけた気がする。
「とりあえず、説明を読まなかった方も悪いけど…ようやくまともに見えるようになったよ」
「良かったけど…ごめんね、春」
「いや、ミーちゃんが謝るようなことじゃないよ」
むしろ、他の道具に夢中な人が多かったせいで、この騒ぎに気が付くような人がいなかったのが幸いだった。
これでさらに他人に見られるような状態だったら、それこそ地獄の光景になっただろう…そういえば、女子生徒の着替えに覗きに行ったあいつがその主観的位置になったことあったなぁ。今は確か、どこかで特殊性癖の人用のバーを経営しているとかなんとか…何があったのかは深く聞くまい。
とにもかくにも、そんなハプニングがあったが、続けて僕らは他の道具を試すことにした。
きちんと今の騒動で学んで、しっかりと説明書を読んでおかしなところがないか、間違っても変なことにならないか警戒しながらではあるが、それでも面白いものはある。
「変身系はさておき…こういう乗り物系もありだね。安全装置付きだから事故る心配はないけど、空飛ぶ絨毯はロマンあるよ」
「操縦方法が少し難しいかな?でも、乗りこなせればびゅんびゅん空を舞えるのは良いね!!」
絨毯タイプだけではなく、どこかで見たことがあるような星型とか雲形、柱型など多種多様な飛ぶ系統の飛行道具。
翼っぽいので羽ばたけたり、マントで飛翔できたり、あるいはイカの模型のようなもので墨を吐きながら飛ぶなど結構多い。
こういう飛行系の道具が多いのとしては、人は大地を歩くからこそ、より自由な空を求めるような気持があって開発されていたのだろう。あ、某青猫の竹とんぼ的なものもあるな。
「でも、性能はそれぞれで違うから個性は出ているのか。滅茶苦茶ゆったり飛べるものから素早い動き、急カーブにUFO的な飛行など色々とあるようだよ」
「私としては、翼タイプが好きかなぁ。こう、羽ばたく感じが飛んでいるって実感できるもの」
飛翔系の道具が置かれているコーナーは、結構な人が試している様子。
他にもあるはずだが、空を飛ぶというロマンをわかる人はかなり幅広くいるのだろうか。
なお、きちんと安全装置だけではなく、しっかりとパラシュート的なものや着地時にクッションになるものなどの小道具も同時に装備させられているようで、手を抜いているところはない。
あとは、スカートの人がいればズボンをはくようにしているようだが…中には下半身がロケットと化すものもあるので、何かと対策はあるようだ。
「へぇ、戦闘機タイプはミサイルも射出可能か…一応、安全のためにゴムの模擬ミサイルになっているみたいだね」
「ちゃんとまとも用意されていて、狙って遊ぶこともできるみたいだし…よし、春勝負してみない?この戦闘機ミサイルの的当てで、どっちがより多く当てられるか勝負しようよ!!」
「その勝負、乗った!!勝ったらどうする?」
「春が勝ったら、ちょっと危なそうな道具を私に使って良いよ。そのかわりに、私が勝ったら…変装系道具のコーナーで、女装道具セットとか見かけたら、それを春に試すってことで!!」
「ちょっとまてぇい!!前者はわかるけど後者はやりたくないんだけど!!」
「じゃ、私はこのジェットゲタマシンで飛ぶね!!発進!!」
「ちょっとは条件の変更を認めてぇぇぇぇぇ!!」
…先ほどの衣服爆散事件を引いているのか、問答無用で決められたままミーちゃんは動いてしまった。
勝てれば良いのだが、負ければ女装…いや、黒き女神で女性の姿になっているときはあるけど、あれはオンラインの世界内で、現実世界での女装は抵抗しかない。
そんなわけで、ミーちゃんに先手を取られつつも絶対に敗北しないために、すぐに選んで僕も飛翔するのであった…
「待って待ってミーちゃん!!女装はマジでやめてぇぇ!!」
「私の素肌を見たからね!!責任取ってもらうためにも、とりあえずそれで!!」
「そういうのは普通、責任取って結婚してほしいとかになりそうなんだけど!?あ、でもいとこだから無理…でもないんだっけ?そもそも、血のつながりがないとか言っていたような…いやいや、今はそんなことよりも、女装の危機から逃れないと!!」
…空中の激戦が繰り広げられ、ミサイルがあちこちを飛びかって的に直撃していく。
そんな中、ファンタジックアイランドの周辺海域…その海底には蠢くものたちが集結しつつあった。
『256番から896番、消息不明。妨害工作により、狭間へ落下、消失した模様』
『こちらの潜入にも気が付かれたようで、潜水艦数隻を確認。早めに接岸、侵入しなければ消される可能性あり』
ごぼごぼとあちこちで通信しながら海底を進み、島の底の方へくっつき潜り込む者たち。
侵入者に対しての迎撃が用意されているのか、各所の防衛システムによってミサイルや振動砲などが繰り広げられるが、それでもわずかな隙間を狙って彼らはじわりじわりと染み込んでいく。
悪意の手はすぐそばへ迫りつつあったが…その悪意の手よりもさらにヤバい、深淵からの触手が今、前に出ようとしているのであった…
―――アア、久シブリニ渡ッタネェ。別ノ海ノ底デモマタチガウモノダ。
―――オヤ、ソレニ島ニハ…アノ渡リ人ノ気配ト闇夜ノ住人ノ気配モ…ナルホド。守ルベキナラ、手伝オウカネェ…
「前が見えない状態から、ちょっと治ったかな…」
様々な技術を試せる場所だけあって、医療関係の技術も用意されていた。
そのおかげで、潰れたアンパン状態だった顔もどうにか治ったが…うん、注意書きをよく読んだので副作用などはないはずである。
しかし、まさか魔法少女服がはじけ飛ぶシーンがあるとは…ある意味、変身バンクのお決まりを守ったようなものなのだが、そのせいで真祖としての力がガチで解放されたせいなのかそれとも羞恥のせいなのか、片手で胸元を隠してもう片方の手で真っ赤に染まったミーちゃんにぶん殴られるとは思わなかった。
漫画表現でいえば、顔面めり込みパンチ…軽く吹っ飛んで死にかけた気がする。
「とりあえず、説明を読まなかった方も悪いけど…ようやくまともに見えるようになったよ」
「良かったけど…ごめんね、春」
「いや、ミーちゃんが謝るようなことじゃないよ」
むしろ、他の道具に夢中な人が多かったせいで、この騒ぎに気が付くような人がいなかったのが幸いだった。
これでさらに他人に見られるような状態だったら、それこそ地獄の光景になっただろう…そういえば、女子生徒の着替えに覗きに行ったあいつがその主観的位置になったことあったなぁ。今は確か、どこかで特殊性癖の人用のバーを経営しているとかなんとか…何があったのかは深く聞くまい。
とにもかくにも、そんなハプニングがあったが、続けて僕らは他の道具を試すことにした。
きちんと今の騒動で学んで、しっかりと説明書を読んでおかしなところがないか、間違っても変なことにならないか警戒しながらではあるが、それでも面白いものはある。
「変身系はさておき…こういう乗り物系もありだね。安全装置付きだから事故る心配はないけど、空飛ぶ絨毯はロマンあるよ」
「操縦方法が少し難しいかな?でも、乗りこなせればびゅんびゅん空を舞えるのは良いね!!」
絨毯タイプだけではなく、どこかで見たことがあるような星型とか雲形、柱型など多種多様な飛ぶ系統の飛行道具。
翼っぽいので羽ばたけたり、マントで飛翔できたり、あるいはイカの模型のようなもので墨を吐きながら飛ぶなど結構多い。
こういう飛行系の道具が多いのとしては、人は大地を歩くからこそ、より自由な空を求めるような気持があって開発されていたのだろう。あ、某青猫の竹とんぼ的なものもあるな。
「でも、性能はそれぞれで違うから個性は出ているのか。滅茶苦茶ゆったり飛べるものから素早い動き、急カーブにUFO的な飛行など色々とあるようだよ」
「私としては、翼タイプが好きかなぁ。こう、羽ばたく感じが飛んでいるって実感できるもの」
飛翔系の道具が置かれているコーナーは、結構な人が試している様子。
他にもあるはずだが、空を飛ぶというロマンをわかる人はかなり幅広くいるのだろうか。
なお、きちんと安全装置だけではなく、しっかりとパラシュート的なものや着地時にクッションになるものなどの小道具も同時に装備させられているようで、手を抜いているところはない。
あとは、スカートの人がいればズボンをはくようにしているようだが…中には下半身がロケットと化すものもあるので、何かと対策はあるようだ。
「へぇ、戦闘機タイプはミサイルも射出可能か…一応、安全のためにゴムの模擬ミサイルになっているみたいだね」
「ちゃんとまとも用意されていて、狙って遊ぶこともできるみたいだし…よし、春勝負してみない?この戦闘機ミサイルの的当てで、どっちがより多く当てられるか勝負しようよ!!」
「その勝負、乗った!!勝ったらどうする?」
「春が勝ったら、ちょっと危なそうな道具を私に使って良いよ。そのかわりに、私が勝ったら…変装系道具のコーナーで、女装道具セットとか見かけたら、それを春に試すってことで!!」
「ちょっとまてぇい!!前者はわかるけど後者はやりたくないんだけど!!」
「じゃ、私はこのジェットゲタマシンで飛ぶね!!発進!!」
「ちょっとは条件の変更を認めてぇぇぇぇぇ!!」
…先ほどの衣服爆散事件を引いているのか、問答無用で決められたままミーちゃんは動いてしまった。
勝てれば良いのだが、負ければ女装…いや、黒き女神で女性の姿になっているときはあるけど、あれはオンラインの世界内で、現実世界での女装は抵抗しかない。
そんなわけで、ミーちゃんに先手を取られつつも絶対に敗北しないために、すぐに選んで僕も飛翔するのであった…
「待って待ってミーちゃん!!女装はマジでやめてぇぇ!!」
「私の素肌を見たからね!!責任取ってもらうためにも、とりあえずそれで!!」
「そういうのは普通、責任取って結婚してほしいとかになりそうなんだけど!?あ、でもいとこだから無理…でもないんだっけ?そもそも、血のつながりがないとか言っていたような…いやいや、今はそんなことよりも、女装の危機から逃れないと!!」
…空中の激戦が繰り広げられ、ミサイルがあちこちを飛びかって的に直撃していく。
そんな中、ファンタジックアイランドの周辺海域…その海底には蠢くものたちが集結しつつあった。
『256番から896番、消息不明。妨害工作により、狭間へ落下、消失した模様』
『こちらの潜入にも気が付かれたようで、潜水艦数隻を確認。早めに接岸、侵入しなければ消される可能性あり』
ごぼごぼとあちこちで通信しながら海底を進み、島の底の方へくっつき潜り込む者たち。
侵入者に対しての迎撃が用意されているのか、各所の防衛システムによってミサイルや振動砲などが繰り広げられるが、それでもわずかな隙間を狙って彼らはじわりじわりと染み込んでいく。
悪意の手はすぐそばへ迫りつつあったが…その悪意の手よりもさらにヤバい、深淵からの触手が今、前に出ようとしているのであった…
―――アア、久シブリニ渡ッタネェ。別ノ海ノ底デモマタチガウモノダ。
―――オヤ、ソレニ島ニハ…アノ渡リ人ノ気配ト闇夜ノ住人ノ気配モ…ナルホド。守ルベキナラ、手伝オウカネェ…
11
あなたにおすすめの小説
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
(更新終了) 採集家少女は採集家の地位を向上させたい ~公開予定のない無双動画でバズりましたが、好都合なのでこのまま配信を続けます~
にがりの少なかった豆腐
ファンタジー
突然世界中にダンジョンが現れた。
人々はその存在に恐怖を覚えながらも、その未知なる存在に夢を馳せた。
それからおよそ20年。
ダンジョンという存在は完全にとは言わないものの、早い速度で世界に馴染んでいった。
ダンジョンに関する法律が生まれ、企業が生まれ、ダンジョンを探索することを生業にする者も多く生まれた。
そんな中、ダンジョンの中で獲れる素材を集めることを生業として生活する少女の存在があった。
ダンジョンにかかわる職業の中で花形なのは探求者(シーカー)。ダンジョンの最奥を目指し、日々ダンジョンに住まうモンスターと戦いを繰り広げている存在だ。
次点は、技術者(メイカー)。ダンジョンから持ち出された素材を使い、新たな道具や生活に使える便利なものを作り出す存在。
そして一番目立たない存在である、採集者(コレクター)。
ダンジョンに存在する素材を拾い集め、時にはモンスターから採取する存在。正直、見た目が地味で功績としても目立たない存在のため、あまり日の目を見ない。しかし、ダンジョン探索には欠かせない縁の下の力持ち的存在。
採集者はなくてはならない存在ではある。しかし、探求者のように表立てって輝かしい功績が生まれるのは珍しく、技術者のように人々に影響のある仕事でもない。そんな採集者はあまりいいイメージを持たれることはなかった。
しかし、少女はそんな状況を不満に思いつつも、己の気の赴くままにダンジョンの素材を集め続ける。
そんな感じで活動していた少女だったが、ギルドからの依頼で不穏な動きをしている探求者とダンジョンに潜ることに。
そして何かあったときに証拠になるように事前に非公開設定でこっそりと動画を撮り始めて。
しかし、その配信をする際に設定を失敗していて、通常公開になっていた。
そんなこともつゆ知らず、悪質探求者たちにモンスターを擦り付けられてしまう。
本来であれば絶望的な状況なのだが、少女は動揺することもあせるようなこともなく迫りくるモンスターと対峙した。
そうして始まった少女による蹂躙劇。
明らかに見た目の年齢に見合わない解体技術に阿鼻叫喚のコメントと、ただの作り物だと断定しアンチ化したコメント、純粋に好意的なコメントであふれかえる配信画面。
こうして少女によって、世間の採取家の認識が塗り替えられていく、ような、ないような……
※カクヨムにて先行公開しています。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!
花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】
《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》
天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。
キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。
一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。
キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。
辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。
辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。
国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。
リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。
※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい
カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作
つまみ食いしたら死にそうになりました なぜか王族と親密に…毒を食べただけですけど
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私は貧しい家に生まれた
お母さんが作ってくれたパイを始めて食べて食の楽しさを知った
メイドとして働くことになれて少しすると美味しそうなパイが出される
王妃様への食事だと分かっていても食べたかった
そんなパイに手を出したが最後、私は王族に気に入られるようになってしまった
私はつまみ食いしただけなんですけど…
異世界に移住することになったので、異世界のルールについて学ぶことになりました!
心太黒蜜きな粉味
ファンタジー
※完結しました。感想をいただけると、今後の励みになります。よろしくお願いします。
これは、今まで暮らしていた世界とはかなり異なる世界に移住することになった僕の話である。
ようやく再就職できた会社をクビになった僕は、不気味な影に取り憑かれ、異世界へと運ばれる。
気がつくと、空を飛んで、口から火を吐いていた!
これは?ドラゴン?
僕はドラゴンだったのか?!
自分がドラゴンの先祖返りであると知った僕は、超絶美少女の王様に「もうヒトではないからな!異世界に移住するしかない!」と告げられる。
しかも、この世界では衣食住が保障されていて、お金や結婚、戦争も無いというのだ。なんて良い世界なんだ!と思ったのに、大いなる呪いがあるって?
この世界のちょっと特殊なルールを学びながら、僕は呪いを解くため7つの国を巡ることになる。
※派手なバトルやグロい表現はありません。
※25話から1話2000文字程度で基本毎日更新しています。
※なろうでも公開しています。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる