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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~

ver.5.0-閑話 緊急会議

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324:名前:ミラーのじゃ
…というわけで、こちらにそれなりのメンタルダメージを負うことになり、物理的被害は最小限にとどまったのじゃが…どういうことじゃよ、これ

325:名前:三代目監視部門担当
どういうことだと言われても…本当に何をどうしてこうなったのであります?あちこちで情報を把握して映像整理して、改めて再確認をしても層としか言えないであります。

326:名前:宇宙・UMA部門
なんというか、一歩間違えたら変態終末期事案が発生しかけていたのは、相当不味いな…

―――

 アルケディア・オンラインを運営するメーゼ・イワド社。
 その社内での会議用掲示板では今、緊急会異議の場が設けられており、映像資料も交えての報告もなされていた。
 
 いつもならば前置きやある程度の報告が軽くまとめられているはずだが、本件は緊急事態だったので仕方がない。

 ちょうど映像資料もしっかりあったので、わかりやすくはあったのだが…その中身を見て、各部門の顔は思わしくはなかった。
―――



327:名前:開発代理妹
うーん、プログラムに原因があるのかと思ったけど…違うね。検査してみたけど、実体化に関してはまだ不完全な部分が多いから、本来は何かしらの物理的な媒体が無いと、出来ないはずなんだよねぇ…

328:名前:ミラーのじゃ
じゃぁ、何故出ているんじゃよ。見た感じじゃと、概念的な媒体が存在していたようでもあるのじゃが…

329:名前:開発代理妹
ソレ、おかしい話になるよ。概念的媒体も確かに、現実世界へ呼び出す媒体になるけど…今の解放されている分だと、どうしても足りない。それなのに、出てきたということは…第三者の何かしらの介入が必要になるんだ

330:名前:開発代理妹
黒き女神との会話記録映像も見せてもらったけど…空間的に、やはり介入があったとみるのが良いだろうね

―――
 
 本来、まだ現実へのモノの実体化に関しては、まだ解放していない部分があり、単独での権限は厳しいものがある。
 何かしらの物理的媒体があれば、どうにかできる部分があるのは否定できないが、今回の変態神の要因は物理ではない概念的なものが原因とみられており、運営会社が想定してできるようなものではなかった。

 それなのに何故か、この世界に出てきたとなると、原因は運営ではないところ…他の場所からの介入があったと考える方が可能性が高いだろう。

―――


331:名前:ミラーのじゃ
だけど、そんな他のところから介入されるようなものじゃないじゃろ?かつてやらかして色々としたことはあるのじゃが、あのときはまぁ、条件が色々あってできたが、他のモノが対応しようとしてもできぬじゃろう

332:名前:ミラーのじゃ
セキュリティシステムの鬼畜レベルはよく理解しているのじゃよ

333:名前:三代目監視部門担当
説得力が大きいでありますな…確かに、介入は厳しいでありますがね

334:名前:三代目監視部門担当
監視の目も、内部だけではなく外部も向けているから、そんな簡単にシステムに介入されないでありますよ

335:名前:三代目監視部門担当
しかし…あの映像資料の中、黒き女神が放ったあの攻撃時に、周辺の空間観測で妙な反応もあるのでありますな

336:名前:ミラーのじゃ
妙な反応?

337:名前:三代目監視部門担当
神の目にしか見えないような、そんなものがあるとは思いたくないのでありますが、どうも歪曲反応の修正を行って確認すると、異界からの干渉波がありますな

338:名前:三代目監視部門担当
この波長を追跡測定で58dgcgoutcyvbuhut8dt86293020110101010-----

>【$&#'%'%#'%】が入室しました



339:名前:ミラーのじゃ
のじゃ?何やらおかしなものがなったと思ったら、誰かが入ってきたのじゃが

340:名前:開発代理妹
あれ?おかしいね、この掲示板登録しているメンバー以外は入れないはずだけど


341:名前:$&#'%'%#'%
―――////>>
>>11100011 10000010 10110011 11100011 10000011 10110011 11100011 10000011 10001011 11100011 10000011 10000001 11100011 10000011 10001111 11100011 10000000 10000001 11100011 10000011 10011111 11100011 10000011 10001010 11100011 10000010 10110101 11100011 10000011 10110011

342:名前:$&#'%'%#'%
>>>修正、完了。言語、翻訳完了。

343:名前:$&#'%'%#'%
改めまして、別次元の生命体の皆様

344:名前:$&#'%'%#'%
ありがとう、私たちは、貴方たちのモノから、貴重なデータを得られました

345:名前:$&#'%'%#'%
特異点「黒き女神」の構造データおよび、発生した自然のプログラムデータ「変態神」の構造データ

346:名前:$&#'%'%#'%
戦闘による空間干渉、非物質の顕現化、無から有への発現

347:名前:$&#'%'%#'%
観察器・測定器・写し鏡が、別次元に隠蔽設置していたのを、黒き女神に破壊されましたが

348:名前:$&#'%'%#'%
それでも、十分すぎるものを得ることが出来ました

349:名前:$&#'%'%#'%
改めて、ありがとう
そして、これを利用して…私たちは、動けます

350:名前:ミラーのじゃ
ちょっと、待つのじゃ、何者じゃお主!?

351:名前:三代目監視部門担当
掲示板に不正アクセスを確認!!さっきの送信時に割り込みをする形で入ってきたようだけど、どこだこれ!?

352:名前:$&#'%'%#'%
礼は良います、正体は必要ありません

353:名前:$&#'%'%#'%
何をしようとしても意味はないからです

354:名前:$&#'%'%#'%
それでは、ごきげんよう。生みだしている者たちよ
それでは、さようなら。滅びの運命にある者たちよ

357:名前:$&#'%'%#'%
―――自動翻訳、終了。11100011 10000010 10110011 11100011 10000011 10101100 11100011 10000011 10101000 11100011 10000011 10101010 11100011 10000000 10000001 11100100 10111110 10110101 11100111 10010101 10100101 11100011 10000011 10001110 11100110 10111010 10010110 11100101 10000010 10011001 11100011 10000011 10110010 11101001 10010110 10001011 11100101 10100111 10001011 11100011 10000010 10111001 11100011 10000011 10101011

>【$&#'%'%#'%】が退室されました。


358:名前:ミラーのじゃ
…( ゚Д゚)
な、なんじゃよ、今の

359:名前:開発代理妹
わからない。でも、あきらかに

360:名前:三代目監視部門担当
今回の黒幕っぽいでありますな…ああ、しっかり痕跡も削除されて、追跡できないであります

―――

 どこの誰が、何の目的をもってやってきたのかわからない。
 ただ一つ、言えるとすればより大きな厄介事が迫りつつあるようであった…
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