585 / 673
Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.3-閑話 資料映像の一部
しおりを挟む
…今宵、お集まりいただきました皆様に、感謝の言葉を述べさせていただきましょう。
ああ、申し遅れました。わたくし、グレート・フューチャー部門を務めさせていただきます、ライアと申します。
メーゼ・イワド社も随分と成長し、以前からの目標達成のための推進剤として、この度新しく新設された部門の総責任者でございます。
さて、皆様。この発表はただの発表会でないことは既にご存じでしょう。
そもそも、我が社が単なる発表を行うのであれば、現在サービスを提供している、アルケディア・オンラインの中でのお知らせに載せれば良いと思う方もいらっしゃるでしょう。
ええ、ええ、それで間違いありません。
普通の、何の変哲もないただのバージョンアップのお知らせや、新しい製品情報の連絡等々、単純なものであればそのような場でサクッと終わらせれば良いだけの話でございます。
しかしながら、今回はそれらとは異なる…ほんの少しだけ、変わったものになります。
日々、弊社が開発し、提供しているアルケディア・オンラインを遊んでくださっている方々、誠にありがとうございます。
物理演算等が現実世界に近く、それでいてきちんとそうではないファンタジー要素も混ざり、現実と仮想現実の中で過ごす日々は素晴らしいものでしょう。
でも、たまに思いませんか?VRMMOの中で過ごす時が多いと、こういうことが現実でもできたらなぁと思うことが。
ある程度、現実世界に近いものがあるからこそ、応用して現実でも作れたり、確かめてから利用することが出来ることもあるでしょう。
それでも、他の多くのもの…いわゆるモンスターや魔法、その他特殊鉱石など、現実には無いものがあるのを見て、これが本当に現実で使えたらなと思うことはないでしょうか?
そんなもの、本当に現実の世界では無理じゃないか。
実現できないものだからこそ、こういう場所でしか得られない。
…でも、そう思う日々は今宵をもって終わらせよう。
そう、我々は…その世界の垣根を、ゆっくりと解き放つことをいたします!!
いきなりとか、突然じゃなくて、ゆっくり動く?
まぁ、そうなる理由としては、そもそも人は急な変化を受け入れにくかったり、拒絶したり排他的になったり、様々な既得権益が絡んだりと、どう考えても問題しかないのが目に見えているのがある。
だけど、我々は時間をかけて隔絶されたその壁を取り除き、仮想現実だった世界を、本当の世界の元へませられるように…垣根を、世界の壁を、その中身を融合させていきます。
実は既に、その技術に関しては出来上がっている部分があるのです。
皆様も、身に覚えがないでしょうか?箱庭に、使用人、モンスタードール…その他、弊社が各分野で提供しているサービスの中には、あのオンラインの世界からやってきているものがあるという事実を。
そう、これらの技術は世界を融合させるための第一歩として、実験的に提供していたもの。
ほんの少しづつ受け入れてもらうことが出来れば、これから行われることも受け入れられるはず。
もちろん、それなりの反発や批判などの問題が起きるのは理解しております。
だけど、それらの問題を恐れていては、いつまでたっても動くことはできない。
いや、出るということがわかっているのであれば、素早く対応し、より需要に応じた形で変えて提供できるようにするというのも弊社の役割。
約束しましょう、これから徐々に融合されていく世界には、皆さまにとって素晴らしいものになるということを。
もちろん、弊社だけで出来るという慢心はございません。他多くの協力会社は既に確保しており、今後も関係を構築してくれるところは増えていくでしょう。
さぁ、ここに点火を告げましょう!!世界の融合を果たす、仮想世界…もっと幅広い世界での交わりをはっきりと目にできるようにするための明かりを、世界そのものを示す篝火を!!
今後もより多くのサービスを提供しつつ、皆様の将来に祝福を!!
あなた方が憧れる、現実には無い不思議なもの。
やってくるのはもう、間もなくのことでございます…
…おっとっと、最後にちょっと言い忘れていましたね。
どうやって融合していくのか、その具体的な方法を。
そもそも、仮想現実にあるようなものを現実に持ってくるのは厳しいのじゃないか?
ドールや使用人だって、大本は仮想現実にあるけど、実体はこの世界にあるものだからちょっと違うんじゃないかって?
その通りでございますが…これからは、さらに進化した技術が解放されていく予定です。
皆様が映画や小説等で耳にするような、ナノマシンや空間転送技術、錬金技術…ああいったものを、ちょっとばかり弊社は再現できておりまして、利用していく予定でございます。
絵空事、空想等々言われるようなものも…気が付けば、本物になっているもの。
どうせできっこないものを、気が付けば実現させているというのは、皆様の得意分野でございましょう?
ありえないはずのことも、当たり前へと変わっていくのは…実は、言われるまでは気が付きにくいものなのデス。
皆様、その当たり前じゃないことが当たり前になっていることに気が付くのは、一体いつになりますかね?
…気が付いていないだけで、もう、始まっているのデス。
ああ、申し遅れました。わたくし、グレート・フューチャー部門を務めさせていただきます、ライアと申します。
メーゼ・イワド社も随分と成長し、以前からの目標達成のための推進剤として、この度新しく新設された部門の総責任者でございます。
さて、皆様。この発表はただの発表会でないことは既にご存じでしょう。
そもそも、我が社が単なる発表を行うのであれば、現在サービスを提供している、アルケディア・オンラインの中でのお知らせに載せれば良いと思う方もいらっしゃるでしょう。
ええ、ええ、それで間違いありません。
普通の、何の変哲もないただのバージョンアップのお知らせや、新しい製品情報の連絡等々、単純なものであればそのような場でサクッと終わらせれば良いだけの話でございます。
しかしながら、今回はそれらとは異なる…ほんの少しだけ、変わったものになります。
日々、弊社が開発し、提供しているアルケディア・オンラインを遊んでくださっている方々、誠にありがとうございます。
物理演算等が現実世界に近く、それでいてきちんとそうではないファンタジー要素も混ざり、現実と仮想現実の中で過ごす日々は素晴らしいものでしょう。
でも、たまに思いませんか?VRMMOの中で過ごす時が多いと、こういうことが現実でもできたらなぁと思うことが。
ある程度、現実世界に近いものがあるからこそ、応用して現実でも作れたり、確かめてから利用することが出来ることもあるでしょう。
それでも、他の多くのもの…いわゆるモンスターや魔法、その他特殊鉱石など、現実には無いものがあるのを見て、これが本当に現実で使えたらなと思うことはないでしょうか?
そんなもの、本当に現実の世界では無理じゃないか。
実現できないものだからこそ、こういう場所でしか得られない。
…でも、そう思う日々は今宵をもって終わらせよう。
そう、我々は…その世界の垣根を、ゆっくりと解き放つことをいたします!!
いきなりとか、突然じゃなくて、ゆっくり動く?
まぁ、そうなる理由としては、そもそも人は急な変化を受け入れにくかったり、拒絶したり排他的になったり、様々な既得権益が絡んだりと、どう考えても問題しかないのが目に見えているのがある。
だけど、我々は時間をかけて隔絶されたその壁を取り除き、仮想現実だった世界を、本当の世界の元へませられるように…垣根を、世界の壁を、その中身を融合させていきます。
実は既に、その技術に関しては出来上がっている部分があるのです。
皆様も、身に覚えがないでしょうか?箱庭に、使用人、モンスタードール…その他、弊社が各分野で提供しているサービスの中には、あのオンラインの世界からやってきているものがあるという事実を。
そう、これらの技術は世界を融合させるための第一歩として、実験的に提供していたもの。
ほんの少しづつ受け入れてもらうことが出来れば、これから行われることも受け入れられるはず。
もちろん、それなりの反発や批判などの問題が起きるのは理解しております。
だけど、それらの問題を恐れていては、いつまでたっても動くことはできない。
いや、出るということがわかっているのであれば、素早く対応し、より需要に応じた形で変えて提供できるようにするというのも弊社の役割。
約束しましょう、これから徐々に融合されていく世界には、皆さまにとって素晴らしいものになるということを。
もちろん、弊社だけで出来るという慢心はございません。他多くの協力会社は既に確保しており、今後も関係を構築してくれるところは増えていくでしょう。
さぁ、ここに点火を告げましょう!!世界の融合を果たす、仮想世界…もっと幅広い世界での交わりをはっきりと目にできるようにするための明かりを、世界そのものを示す篝火を!!
今後もより多くのサービスを提供しつつ、皆様の将来に祝福を!!
あなた方が憧れる、現実には無い不思議なもの。
やってくるのはもう、間もなくのことでございます…
…おっとっと、最後にちょっと言い忘れていましたね。
どうやって融合していくのか、その具体的な方法を。
そもそも、仮想現実にあるようなものを現実に持ってくるのは厳しいのじゃないか?
ドールや使用人だって、大本は仮想現実にあるけど、実体はこの世界にあるものだからちょっと違うんじゃないかって?
その通りでございますが…これからは、さらに進化した技術が解放されていく予定です。
皆様が映画や小説等で耳にするような、ナノマシンや空間転送技術、錬金技術…ああいったものを、ちょっとばかり弊社は再現できておりまして、利用していく予定でございます。
絵空事、空想等々言われるようなものも…気が付けば、本物になっているもの。
どうせできっこないものを、気が付けば実現させているというのは、皆様の得意分野でございましょう?
ありえないはずのことも、当たり前へと変わっていくのは…実は、言われるまでは気が付きにくいものなのデス。
皆様、その当たり前じゃないことが当たり前になっていることに気が付くのは、一体いつになりますかね?
…気が付いていないだけで、もう、始まっているのデス。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
1,941
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる