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騎士王国ナイトガーデン編
利害の一致
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「‥‥‥どう思いますかねガルティア女王陛下?」
「いちいち陛下かとかつけなくてもいいのじゃが‥‥‥まぁ、お主も分かっておるじゃろう?」
騎士王国、王城内の図書室の物陰から、こそこそとディーとガルティア女王はある光景を見ながら話し合っていた。
その光景とは‥‥‥
「へぇ、それじゃああの本とか、そう言うのも読んだのか」
「ええ、おすすめしてもらった本はどれも面白かったのですニャ!冒険譚に、恋愛小説とジャンルはいろい色でしたけど、傑作が多いニャ!」
「じゃぁこの本は?」
「おお!!いい本ニャ!」
目の前では、ルーシアとこの国の第3王子であるレラーシアの二人が、仲良く本について語り合っていた。
意気投合しているというか、本当に心の底から楽しんでいるようで、見ている側からしてみれば楽しそうで、そしてどこかいじりたくなるような光景である。
今は騎士王国ナイトガーデンに滞在して5日目。
本当であれば俺とルーシアはもう滞在を止めてコモンセンスシティへと帰っていたはずなのだが、どうやら彼女は王子と意気投合したようで、王子の方も悪くは思っていないようで、二人ともそれぞれの相手‥‥‥俺とガルティア女王に相談し、いつの間にか滞在期間が延びたのである。
「なぁ、ガルティア女王。あれってどう見ても」
「そうじゃよなぁ、互いに恋みたいなのに落ちているのじゃろう」
ミミックボディでなければ俺もおそらく口角を上げていたのだろうけど、互いにニヤニヤとしながらその光景を見つめる。
「レラーシアは妾の息子の中でもなかなか優秀でのぅ、しかしながら色気づいたような話はなかったのじゃ。無理に婚約でもさせようかと考えたのじゃが、よほどの馬鹿をやらかさぬ限り子に妾は幸せになってほしくてのぅ、その考えている最中に、まさかこうなるとは世の中分からんものじゃ」
「気持ちは察するぞ。こっちだってダンジョン内で出会った相手で、今まで一緒だったけど俺はしょせんミミックというモンスター。一緒にいたとしても、本当の家族とかできそうにないし、こうやって幸せを見つけてあげようかとも内心思っていたからな」
互いに幸せになってほしいと思う相手がいて、そして今現在、その幸せになりそうな様子を見て、俺とガルティアはニヤリと笑みを浮かべる。
「こうなればもう堂々と付き合ってほしいところだけど‥‥‥問題はあるよな?」
「その通りじゃ。いろいろとあるし、少しづつ解決していくしか無かろう。じゃが、我が子の幸せの為ならば、母はできるだけ手助けもしたいのじゃ!!」
「俺も同意だ。我が子ではないけど、今までいろいろとルーシアには世話になって来たし、ここは本当に幸せをつかめるチャンスが来ているんだ。ここで後押しをしてあげられないのは男じゃない!!」
「・・・・‥のぅ、ディーは男なのか?」
「多分男です」
そこのツッコミがなければよかったような気もするけど、とにもかくにも、俺もガルティア女王も互に利害は一致している。
ならば、ここで手を組むのも悪くはない。
「となれば、色々やってほしいのじゃが‥‥‥協力してくれるかのぅ?」
「ああ、互いに大事な相手の幸せの為なら喜んで協力するぞ」
ここに、ミミック・女王同盟が結成されて、ルーシアとレラーシアのカップリング大作戦が始まろうとするのであった。
「いちいち陛下かとかつけなくてもいいのじゃが‥‥‥まぁ、お主も分かっておるじゃろう?」
騎士王国、王城内の図書室の物陰から、こそこそとディーとガルティア女王はある光景を見ながら話し合っていた。
その光景とは‥‥‥
「へぇ、それじゃああの本とか、そう言うのも読んだのか」
「ええ、おすすめしてもらった本はどれも面白かったのですニャ!冒険譚に、恋愛小説とジャンルはいろい色でしたけど、傑作が多いニャ!」
「じゃぁこの本は?」
「おお!!いい本ニャ!」
目の前では、ルーシアとこの国の第3王子であるレラーシアの二人が、仲良く本について語り合っていた。
意気投合しているというか、本当に心の底から楽しんでいるようで、見ている側からしてみれば楽しそうで、そしてどこかいじりたくなるような光景である。
今は騎士王国ナイトガーデンに滞在して5日目。
本当であれば俺とルーシアはもう滞在を止めてコモンセンスシティへと帰っていたはずなのだが、どうやら彼女は王子と意気投合したようで、王子の方も悪くは思っていないようで、二人ともそれぞれの相手‥‥‥俺とガルティア女王に相談し、いつの間にか滞在期間が延びたのである。
「なぁ、ガルティア女王。あれってどう見ても」
「そうじゃよなぁ、互いに恋みたいなのに落ちているのじゃろう」
ミミックボディでなければ俺もおそらく口角を上げていたのだろうけど、互いにニヤニヤとしながらその光景を見つめる。
「レラーシアは妾の息子の中でもなかなか優秀でのぅ、しかしながら色気づいたような話はなかったのじゃ。無理に婚約でもさせようかと考えたのじゃが、よほどの馬鹿をやらかさぬ限り子に妾は幸せになってほしくてのぅ、その考えている最中に、まさかこうなるとは世の中分からんものじゃ」
「気持ちは察するぞ。こっちだってダンジョン内で出会った相手で、今まで一緒だったけど俺はしょせんミミックというモンスター。一緒にいたとしても、本当の家族とかできそうにないし、こうやって幸せを見つけてあげようかとも内心思っていたからな」
互いに幸せになってほしいと思う相手がいて、そして今現在、その幸せになりそうな様子を見て、俺とガルティアはニヤリと笑みを浮かべる。
「こうなればもう堂々と付き合ってほしいところだけど‥‥‥問題はあるよな?」
「その通りじゃ。いろいろとあるし、少しづつ解決していくしか無かろう。じゃが、我が子の幸せの為ならば、母はできるだけ手助けもしたいのじゃ!!」
「俺も同意だ。我が子ではないけど、今までいろいろとルーシアには世話になって来たし、ここは本当に幸せをつかめるチャンスが来ているんだ。ここで後押しをしてあげられないのは男じゃない!!」
「・・・・‥のぅ、ディーは男なのか?」
「多分男です」
そこのツッコミがなければよかったような気もするけど、とにもかくにも、俺もガルティア女王も互に利害は一致している。
ならば、ここで手を組むのも悪くはない。
「となれば、色々やってほしいのじゃが‥‥‥協力してくれるかのぅ?」
「ああ、互いに大事な相手の幸せの為なら喜んで協力するぞ」
ここに、ミミック・女王同盟が結成されて、ルーシアとレラーシアのカップリング大作戦が始まろうとするのであった。
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