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初冒険①
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「ふぁ~。 良く寝た~。久しぶりにグッスリ寝たかもな。」
俺は軽く伸びをして窓のカーテンを開ける。
「うんうん。今日も良い天気だ! 太陽もあんなに上がって洗濯物もよく乾・・・」
そこまで言ってまだ少し寝ぼけてた頭が一気に覚醒する。
「ね、寝坊だぁぁぁぁ~!!!」
上下が下着姿だった俺は急いで干してあったスウェットに身を通して駆け足で部屋から出て階段を駆け降りた。
「あら、ユウジおはよう。ゆっくり寝てたのね。」
1階の食堂を掃除していたナイラさんに挨拶され、俺は急いで頭を下げる。
「すみません!! 寝坊しました!! 何からやればいいですか!? 洗濯ですか!?」
「何言ってんのさ。アンタは今日休みだろうに。」
「へ? 休み?」
「あれ? 言ってなかったかい? リランに伝えておくように言ったんだかねぇ・・・」
「いえ、聞いてないです・・・」
「まぁ、連絡行ってないのなら悪かったねぇ。今日明日はユウジは休みよ。代わりの冒険者も雇っているから大丈夫。あ、そうそう今日明日の宿泊費は既に天引きしてあるから安心してお休み。」
「はい、分かりました。それじゃあ失礼します。」
「出掛けるなら部屋の鍵を掛けて行くんだよ。」
ナイラさんと別れて部屋に戻る。
とりあえず寝坊じゃなくて良かった。まさか週休2日制だったとは・・・
リランちゃんも忙しくて伝えるのを忘れたんだろうし、被害もあった訳ではないから良しとしよう。
「さてと、どうすっかなー。日本にいた頃は休みだとアパートに引き込もって撮り溜めしていたアニメ見て、ゲームするぐらいだったんだけど・・・」
半年後には戦争も始まるかもしれないし、ここは依頼受けて少しでも稼いでおくのがいいかも。他にどんな国があるのかは知らないが、路銀を稼いでこの国から抜け出すのが一番だ。
そう思い部屋の鍵を掛けて出ていった。
「すみません~」
声を掛けながらギルドの扉を開ける。
「あれ? ユウジじゃねぇか。今日はどうした? 宿屋での仕事はどうした?」
「やぁ、ポド。今日は仕事が休みでね。薬草採取の依頼を受けようと思ったんだ。丁度良かった、武器屋の場所を教えてくれないか?」
「教えるも何も、武器屋はギルドの隣にあるぜ。ほら冒険者はギルドに来るし、武器を使う。ギルドの近くに店があると客が来るからな。武器を買いに行くって事は給料が出たのか?」
「まぁね。でもまだ手持ちも少ないし、武器がどれくらい高いのか分からないから、とりあえず値段見てから依頼を受けるか決めるよ。ちなみに道具屋ってある?」
「それが賢明だな。道具屋は武器屋の隣にあるぜ。良いのがあるといいな。」
「ありがとう。それじゃあ行ってくる。」
ポドに礼を言い、隣の武器屋に入る。
「すみませーん。」
「へい、いらっしゃいませー。」
店の中にいたのは俺と同じくらいの年齢をした無精ヒゲを生やしたおじさんだった。
「えっと、初心者向けの安い武器が欲しいんですが・・・」
「うーん・・・武器って言っても色々あるからなぁ。どういうのが良いんだい?」
「そうですね・・・弓とか難しいだろうし、やっぱり剣ですかね。」
「剣で一番安いならこのショートソードかな。」
オジサンが出してくれたのは元いた世界で使っていた包丁より一回り長い短剣だった。
「これは中古で、正直質も良くない処分品みたいなモンだが、これなら銀貨5枚でいいぜ。」
「分かりました。それ下さい。」
「へい、毎度。これはサービスの携帯砥石だ。こまめに使うといいぜ。」
銀貨を払い、オジサンから鞘に入った短剣と小さい四角形の砥石を貰う。
鞘には腰に掛けれるベルトが付いていたので腰に装着し、砥石はポケットに入れた。
その後は武器屋を後にし、隣にある道具屋で竹でできた背負い籠を銀貨3枚で購入する。これで宿屋で稼いだお金はほとんど消えた。早く稼がねば。
「すみません~。」
再び、冒険者ギルドの大きな扉を開ける。
「お、買ってきたみたいだな。」
「お陰様でね。早速、フランさんの所に行ってくるよ。」
ポドと軽く話して別れる。
「フランさん、こんにちは。」
「ユウジさん、こんにちは。今日はどうされました?」
「今日は宿屋の仕事が休みなので、薬草採取の仕事を受けようと思いまして。ほら、剣と籠を買ってきましたよ。」
「そうでしたか。薬草は常時買い取りしているので、あればあるだけ買いますよ。街を出て街道を逸れれば、それなりに生えています。これがポーションの材料になるシイヤ草です。」
フランさんはサンプルの薬草を見せてくれる。
「ちなみに長さが20cm以上の物を根本から5cm上から切って下さいね。根っこが無事ならまた生えてきますので。」
「なるほど。また採取できるようにするんですね! 分かりました。」
「後、前にも言いましたが外には魔物も出るので、くれぐれも注意して下さいね。この辺りでよく出るのはプラボラビットという、青い兎の魔物です。初心者でも倒せますし肉・皮・魔石は安いですけど売れるので見かけたら倒すのが良いですよ。でも油断は禁物ですよ!」
「はい、気を付けますよ。」
フランさんは人差し指を立てながら注意を促した。
ポドとフランさんに見送られながらギルドを後にし、街を囲う壁の入り口へと向かった。
「いよいよ外の世界かー! ちょっと楽しみだなぁ。」
入り口の衛兵に外では気を付けるように言われながら、初めて外での冒険に胸の高鳴りを弾ませていった。
俺は軽く伸びをして窓のカーテンを開ける。
「うんうん。今日も良い天気だ! 太陽もあんなに上がって洗濯物もよく乾・・・」
そこまで言ってまだ少し寝ぼけてた頭が一気に覚醒する。
「ね、寝坊だぁぁぁぁ~!!!」
上下が下着姿だった俺は急いで干してあったスウェットに身を通して駆け足で部屋から出て階段を駆け降りた。
「あら、ユウジおはよう。ゆっくり寝てたのね。」
1階の食堂を掃除していたナイラさんに挨拶され、俺は急いで頭を下げる。
「すみません!! 寝坊しました!! 何からやればいいですか!? 洗濯ですか!?」
「何言ってんのさ。アンタは今日休みだろうに。」
「へ? 休み?」
「あれ? 言ってなかったかい? リランに伝えておくように言ったんだかねぇ・・・」
「いえ、聞いてないです・・・」
「まぁ、連絡行ってないのなら悪かったねぇ。今日明日はユウジは休みよ。代わりの冒険者も雇っているから大丈夫。あ、そうそう今日明日の宿泊費は既に天引きしてあるから安心してお休み。」
「はい、分かりました。それじゃあ失礼します。」
「出掛けるなら部屋の鍵を掛けて行くんだよ。」
ナイラさんと別れて部屋に戻る。
とりあえず寝坊じゃなくて良かった。まさか週休2日制だったとは・・・
リランちゃんも忙しくて伝えるのを忘れたんだろうし、被害もあった訳ではないから良しとしよう。
「さてと、どうすっかなー。日本にいた頃は休みだとアパートに引き込もって撮り溜めしていたアニメ見て、ゲームするぐらいだったんだけど・・・」
半年後には戦争も始まるかもしれないし、ここは依頼受けて少しでも稼いでおくのがいいかも。他にどんな国があるのかは知らないが、路銀を稼いでこの国から抜け出すのが一番だ。
そう思い部屋の鍵を掛けて出ていった。
「すみません~」
声を掛けながらギルドの扉を開ける。
「あれ? ユウジじゃねぇか。今日はどうした? 宿屋での仕事はどうした?」
「やぁ、ポド。今日は仕事が休みでね。薬草採取の依頼を受けようと思ったんだ。丁度良かった、武器屋の場所を教えてくれないか?」
「教えるも何も、武器屋はギルドの隣にあるぜ。ほら冒険者はギルドに来るし、武器を使う。ギルドの近くに店があると客が来るからな。武器を買いに行くって事は給料が出たのか?」
「まぁね。でもまだ手持ちも少ないし、武器がどれくらい高いのか分からないから、とりあえず値段見てから依頼を受けるか決めるよ。ちなみに道具屋ってある?」
「それが賢明だな。道具屋は武器屋の隣にあるぜ。良いのがあるといいな。」
「ありがとう。それじゃあ行ってくる。」
ポドに礼を言い、隣の武器屋に入る。
「すみませーん。」
「へい、いらっしゃいませー。」
店の中にいたのは俺と同じくらいの年齢をした無精ヒゲを生やしたおじさんだった。
「えっと、初心者向けの安い武器が欲しいんですが・・・」
「うーん・・・武器って言っても色々あるからなぁ。どういうのが良いんだい?」
「そうですね・・・弓とか難しいだろうし、やっぱり剣ですかね。」
「剣で一番安いならこのショートソードかな。」
オジサンが出してくれたのは元いた世界で使っていた包丁より一回り長い短剣だった。
「これは中古で、正直質も良くない処分品みたいなモンだが、これなら銀貨5枚でいいぜ。」
「分かりました。それ下さい。」
「へい、毎度。これはサービスの携帯砥石だ。こまめに使うといいぜ。」
銀貨を払い、オジサンから鞘に入った短剣と小さい四角形の砥石を貰う。
鞘には腰に掛けれるベルトが付いていたので腰に装着し、砥石はポケットに入れた。
その後は武器屋を後にし、隣にある道具屋で竹でできた背負い籠を銀貨3枚で購入する。これで宿屋で稼いだお金はほとんど消えた。早く稼がねば。
「すみません~。」
再び、冒険者ギルドの大きな扉を開ける。
「お、買ってきたみたいだな。」
「お陰様でね。早速、フランさんの所に行ってくるよ。」
ポドと軽く話して別れる。
「フランさん、こんにちは。」
「ユウジさん、こんにちは。今日はどうされました?」
「今日は宿屋の仕事が休みなので、薬草採取の仕事を受けようと思いまして。ほら、剣と籠を買ってきましたよ。」
「そうでしたか。薬草は常時買い取りしているので、あればあるだけ買いますよ。街を出て街道を逸れれば、それなりに生えています。これがポーションの材料になるシイヤ草です。」
フランさんはサンプルの薬草を見せてくれる。
「ちなみに長さが20cm以上の物を根本から5cm上から切って下さいね。根っこが無事ならまた生えてきますので。」
「なるほど。また採取できるようにするんですね! 分かりました。」
「後、前にも言いましたが外には魔物も出るので、くれぐれも注意して下さいね。この辺りでよく出るのはプラボラビットという、青い兎の魔物です。初心者でも倒せますし肉・皮・魔石は安いですけど売れるので見かけたら倒すのが良いですよ。でも油断は禁物ですよ!」
「はい、気を付けますよ。」
フランさんは人差し指を立てながら注意を促した。
ポドとフランさんに見送られながらギルドを後にし、街を囲う壁の入り口へと向かった。
「いよいよ外の世界かー! ちょっと楽しみだなぁ。」
入り口の衛兵に外では気を付けるように言われながら、初めて外での冒険に胸の高鳴りを弾ませていった。
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